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マリリーG.アダムス 氏 書籍『QT 質問思考の技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊)より

このページは、書籍『QT 質問思考の技術』(マリリーG.アダムス 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・効果的なコミュニケーションの方法とはね、二十パーセントの意見と八十パーセントの質問なんだ。この原則に注目するだけで、きみの人生の驚くほど多くのことが改善するよ。しかしたいていの人は逆なんだ。つまり、八十パーセントの意見と二十パーセントの質問をしているんだ


・「人生のどんな瞬間にも、われわれは選択をせまられる」ジョゼフは言葉を継いだ。「(中略)われわれは『批判者』の考え方と『学習者』の考え方のどちらかを選択しているんだ。『批判者』の考え方をしていると、最後には泥沼にはまり身動きできなくなる。『学習者』の考え方をしていれば、新しい道や可能性を見つけられる。(中略)どちらを選ぶかを自分で決められるということに気づかないでね。だけど、どんなときにも必ず選択しているんだ。しかし本当の選択は、自分自身の考え方を観察してはじめてできるものなんだ。つまり、自分自身の考え方をコントロールできないで、それ以外のことなどコントロールできるはずがないんだ。」


・学習者と批判者の対比表

心の状態

 批判者
  批判する[自分自身を・他人を]

 学習者
  受け入れる[自分自身を・他人を] (中略)


 批判者
  知ったかぶり

 学習者
  知らないということを尊重する(中略)


 批判者
  違いを怖れる

 学習者
  違いを重視する(中略)


 批判者
  自分の考え方に固執

 学習者
  他人の考え方を考慮(中略)


 批判者
  思いこみを守る

 学習者
  思いこみに疑問をもつ(中略)


 批判者
  可能性には限界があると考える

 学習者
  可能性には限界がないと考える(中略)


人間関係

 批判者
  Win-Lossの関係

 学習者
  Win-Winの関係(中略)


 批判者
  違いを怖れる

 学習者
  違いを重視する(中略)


 批判者
  議論する

 学習者
  対話する(中略)


 批判者
  非難する

 学習者
  論評する(中略)


 批判者
  人の意見を聞くときは
  よい、悪いに注目
  賛成、反対を考える
  違いを見つける

 学習者
  人の意見を聞くときは
  事実に注目
  理解する
  共通点を見つける(中略)


 批判者
  フィードバックは否定と捉える

 学習者
  フィードバックは価値あるものと捉える(中略)


 批判者
  攻撃、もしくは防御する

 学習者
  解決、および創造する(中略)


・よいコーチはアドバイスしない。そのかわりに、われわれ自身が最善の答を見つけられるような質問をするんだ。(中略)最高のコーチは示唆に富み、人を奮起させるような質問をすることで、自分で宝にたどりつけるように導くんだ。


・変化のための十二の重要な質問

1・・・・・・私はなにを望んでいるのだろう?
2・・・・・・私はどんな選択ができるのだろう?
3・・・・・・私はどんな思いこみをしているのだろう?
4・・・・・・私はなにに責任をもつべきだろう?
5・・・・・・ほかにどんな考え方ができるだろう?
6・・・・・・相手はなにを考え、なにを感じ、なにを必要とし、なにを望んでいるのだろう?
7・・・・・・私はなにを見落としているのか、あるいは避けているのだろう?
8・・・・・・私はこの人(状況、失敗、成功)からなにを学べるだろう?
9・・・・・・(私自身に・相手に)どんな質問をするべきだろうか?
10・・・・・・どんな行動をとることがもっとも論理的だろうか?
11・・・・・・これをどうすればWin-Winに変えられるだろうか?
12・・・・・・なにが可能だろうか?


・批判者は批判者を生み出すだけですが、学習者は学習者を生みだす


●書籍『QT 質問思考の技術』より
マリリーG.アダムス 著
中西 真雄美 翻訳
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2005年5月初版)
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