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書籍『フェイスブックインパクト』(高広 伯彦 著、池田 紀行 著、熊村 剛輔 著、原 裕 著、松本 泰輔 著、宣伝会議 刊)より

このページは、書籍『フェイスブックインパクト』(高広 伯彦 著、池田 紀行 著、熊村 剛輔 著、原 裕 著、松本 泰輔 著、宣伝会議 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・●フェイスブックのアクティブユーザーは6億人である
●これは全地球上の11.5人に1人が利用しているということだ
●ユーザーの50%が毎日ログインしている
●18歳~34歳の48%が目覚めてすぐにフェイスブックをチェックしている
●28%の人がベッドに出る前にスマートフォンでフェイスブックをチェックしている


・フェイスブックは、開設当時から、あくまでも「実社会での生活をより楽しくする」サービスを追求しているのである。


・フェイスブックが持つ3つのリアル

①リアルグラフ(中略)「実名+顔写真」(中略)
②リアルタイム(中略)ニュースフィールドである。ここには、友人の「いま」がリアルタイムで流れていく。(中略)
③リアルワールド(中略)もはや「バーチャルかリアルか」という垣根は存在しない。現実社会の友人とフェイスブックで会話し、その会話が現実社会の友人と会うきっかけになる。


・「実名」でつながることの快楽(中略)

私たちは、知らない人が「家を購入した」という一世一代の買い物をした事実よりも、仲の良い友人や会社の同僚の「いま渋谷で飲んでいる」という行動に注目する。私たちの注意や興味や、WhatよりもWhoに重きが置かれる。


・マクロミルが2011年1月に発表した「国内フェイスブックユーザー500人アンケート」の結果では、日本のおける実名登録率は79%、一方、2010年12月にソフトバンク・ヒューマンキャピタルが実施した調査では、ミクシィの実名利用率は11%で、ニックネーム登録率は88%だった。


・フェイスブックとツイッターの違い(中略)

ツイッターはフロー、フェイスブックはアーカイブでありハブとしての機能を持つと考えるとその違いがわかりやすいと思う。


・フェイスブックとブログの違い(中略)

ブログはブロガーが一方的にまとめた記事を「発信」する場所であり、フェイスブックは「交流」する場としての違いを持っている。
(中略)


ブログは一人が話してみんなが聞く「講演」、フェイスブックは参加者がみんなで交流する講演会後の「パーティ」、ツイッターはさらにカジュアルな「飲み会」と表現できるかもしれない。


・グーグルは1秒でも早く「目的地」へのナビゲーションを提供することを志向しており、ヤフーは1秒でも長く自社サイトで回遊してもらうことを志向している
ため、「滞在時間でフェイスブックがグーグルを抜いた」というニュースが、そのままフェイスブックがグーグルが凌駕した、ということを示しているわけではないことに注意したい。

・検索エンジンの利用やウェブサイトを見ているとき、私たちはある程度の目的意識がある。目的意識があるから、能動的に検索をしたり、そのサイトを訪れる。しかし、私たちがフェイスブックのニュースフィールドを眺めているときに、明確な目的意識は存在しない。


・よく、「フェイスブックやツイッターがつまらない」と言う人がいるが、それは「自分のソーシャルグラフ(人間関係)がつまならい」と言っているのと等しいのだ。(中略)おもしろくないと感じる人は、フェイスブック上のソーシャルグラフの最適化が行われていないのである。


・B to CからB into Cへ(中略)消費者の中へ入っていく


・広告形態別の信頼度

知り合いからの推奨  90%
ネット上の顧客の意見  70%
ブランドサイト  70%
編集コンテンツ(新聞記事など)  69%
ブランド協賛  64%
テレビ  62%
新聞  61%
雑誌  59%(中略)

出典:Nielsen2009年 世界50カ国25,000調査


・企業がフェイスブックを利活用して、マーケティングコミュニケーションを展開するにあたって、あえて強く意識しておいたほうが良い点は、(中略)「フェイスブックだけでは何も変わらない」ということだ。つまり、フェイスブックがこれまで用いられてきたコミュニケーション手段ならびにツール等を完全に代替するものではないということである。


・フェイスブック全般において重要なのは「透明性」である。自分がかかわる企業やブランドについてソーシャルメディアで語るとき、自分のその企業・ブランドとの関係を明白にすること。それが大原則である。


・フェイスブックページの成功のポイントを以下にまとめた。

1.オウンドメディアである自社サイトとの連携。
2.運用が重要(ファンとの対応、頻度よく施策を展開)。
3.フェイスブックページの目的、役割を明確にする。
4.“中の人”をフューチャー。
5.過去のコンテンツ資産を見直して活用する。
6.目的にあったアプリの選定。
7.効果指標の設定と計測ツール。
8.広報との連携。
9.グルーバル展開をしている場合には、より積極的な活用をする。


・フェイスブックの広告は精度は高いですか?(中略)

出稿費は比較的安いですが、CPAまで追わないようにしています。そのかわり、すべて「ファンの増加」で成果を測っています。(中略)いわばCPF(Cost Per Fan=ファンひとりあたりの獲得コスト)


・ツイッターでの発言はグーグルの検索結果に表示されるが、ミクシィ書かれている内容についてはグーグルでは検索されない。


●書籍『フェイスブックインパクト~つながりが変える企業戦略』より
高広 伯彦 著
池田 紀行 著
熊村 剛輔 著
原 裕 著
松本 泰輔 著
宣伝会議 (2011年4月初版)
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