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書籍『相手の「本音」はどこにある?』(おもしろ心理学会 編集、青春出版社 刊)より

このページは、書籍『相手の「本音」はどこにある?』(おもしろ心理学会 編集、青春出版社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「未完の話」のほうが相手の心に残るワケ(中略)

目標を達成できずに中断した提案のほうが、完了してしまった提案よりも記憶に残るからである。これは「ツァイガルニク効果」といい、(中略)


「この件については、現在、社内で詰めております。今日はその部分をご説明できませんが、次回にぜひお話させてください」(中略)


その場で話が完了してしまうよりも提案の内容が長く記憶されることになる。同じ相手に何回も使える手ではないが、あまりに話の内容を覚えてもらえない人には一度試してみるといいだろう。


・相手のまばたきが増えたら、話題を変えたほうがいい理由(中略)

普通は1分間に15~20回程度するのだが、話している相手のまばたきがこれよりも多くなってきたら話題を変えるなり、話を切り上げたほうが無難だ。というのは、まばたきの回数が増えるというのは、相手の緊張が高まっている証拠なのである。(中略)

相手がその話題を嫌がっている可能性がある。


・普段から自分の席まで部下を呼び寄せる上司はプライドが高く、自分のほうが上位でありことを誇示したがる性格の人が多い。その上司があえて部下のところまで出向いてくるということは、部下に対して無意識のうちに罪悪感を持っていると考えられる。つまり、その時に出される指示は頼みにくい仕事や理不尽な仕事の可能性が高いというわけだ。


・取引先の担当者が「朝型」のタイプなら、商談は午後の遅い時間にセッティングするのがいい。それもできることなら終業時間の間際がベストである。(中略)


「朝型」の人は黄昏時にイライラしやすく、また自分の考えをまとめにくくなる。(中略)思考力が鈍っているぶん説得しやすいことになる。


・理不尽な指示を回避する二つの知恵(中略)

自分ひとりで反論に行かず何人かで連れ立って行くことが重要である。(中略)次に、できるだけ上司に近づいて話すのも大切だ。距離が近くなると、上司は部下に対してより親近感を感じるようになる。また、その一方で威圧感も感じるから命令の修正を要求してきた相手にそのまま無理難題を押し付けづらい心境に陥るのである。


・上司に声をかけるなら、「怒ったあと」を狙う(中略)

場合によっては、「誰かが話しかけてくれれば、カラッと受け答えをして、自分はもう怒っていないこと、怒りを引きずっていないことを周囲にアピールできる」と、部下からの「救い」を待っていることもある。その気持ちをうまく読みとり、積極的に話しかけてみよう。


・誰かを褒めることでやる気を引き出したり、評価してあげたいと思ったら、当人に直接伝えるのもいいが、あえて第三者に話すというやり方も考えたほうがいい。


・相手の間違いを指摘するのにいい方法がある。それは「私だったら、こうする」という言い方だ。相手の間違いとして指摘するのではなく、自分を主語にした状況に置き換えることで、相手の気持ちをやらわらげて受け入れやすくするのだ。


・ネガティブな人間は常に「どうせ○○できない」「○○なんて無理だ」というように考えるが、ポジティブな人間は「きっと○○できる」「○○が無理なはずがない」と、すべてよい結果でイメージする。そうすれば、自分のなかで目標に対する「やる気」がみなぎり、持てる限りの力を発揮できるようになる。


・「自信」と「傲慢」はどこが違う?(中略)

傲慢な人間は他人の言葉に耳を傾けない。自信のある人間は異論や異なった意見に、素直に耳を傾ける勇気を持っている。人の言葉には耳を傾けるには、広くオープンな精神を持っていなければならない。それこそが自信の表れである。


●書籍『相手の「本音」はどこにある?』より
おもしろ心理学会 編集
青春出版社 (2006年5月初版)
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