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伊藤 滋之 氏 書籍『あの実況がすごかった』(メディアファクトリー 刊)より

このページは、書籍『あの実況がすごかった』(伊藤 滋之 著、メディアファクトリー 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・歴史的な映像の裏側(中略)

日本のテレビ局のあいだでは、とある約束が交わされていた。ワールドカップ出場という歴史的瞬間に、一人でも多くの選手の歓喜の表情をカメラに収めるため、各局が分担して選手を撮影し、のちにすべての素材を共有することにしたのである。たとえば、日本テレビがラモス、TBSがカズ、フジテレビがゴン中山、テレビ朝日が柱谷、といった具合だ。当時、あまり前例のない取り組みだったと聞いている。


・スポーツ中継における解説者の役割を大雑把に分類すると、「情報の整理」「現状の分析」「展開の予測」の3つが大きな柱になる。なかでも視聴者にスポーツ中継の醍醐味を感じさせるのが「展開の予測」、つまり一歩先を読むコメントである。


・プレーであれ、態度であれ、表情であれ、アスリートが抱く真摯な気持ちを一人でも多くの人に伝えること、それこそがテレビの担うべき役割の一つである


●書籍『あの実況がすごかった』より
伊藤 滋之 著
メディアファクトリー (2011年8月初版)
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