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スコット ベルスキ 氏 書籍『アイデアの99%~「1%のひらめき」を形にする3つの力』(英治出版 刊)より

このページは、書籍『アイデアの99%~「1%のひらめき」を形にする3つの力』(スコット ベルスキ 著、英治出版 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・作品を生み出し続けるクリエイターさんたちは、とりわけ次の3つの点で共通するものが多くありました。

1 物事をきちんと整理し、次々と片づける。
2 仲間を引き込み、コミュニティの力を利用する。
3 プロジェクトを率いる戦略がある。


・ウォルト・ディズニーは、その尽きることのない創造性で有名ですが、猜疑論者であったことは知られていません。ウォルトは、自社のクリエイティブチームがアイデアを容赦なく吟味し、必要ならあきらめるように、多大な努力を払っていたといいます。


・人材開発の専門家であるキース・トリッキーの論文には、ディズニーが映画制作のアイデアを育て、それらを厳しく評価するために、3つの部屋を段階的に使っていたことが書かれています。


▼第1の部屋

この部屋では、どんな制約もなく自由にアイデアを発言することが許されます。(中略)ブレインストーミング(中略)


▼第2の部屋

第2の部屋には、第1の部屋からの突飛なアイデアが集められ、整理されます。それが出来事を時系列にまとめた筋書きや、キャラクターの人物像などになります。


▼第3の部屋

第3の部屋は別名「冷や汗部屋」とも呼ばれ、クリエイティブチームの全員が、なにものにも縛られずにプロジェクトを批判的に評価する場所です。個々人のアイデアはあらかじめ第2の部屋でまとめられているので、第3の部屋での批判は個人攻撃ではなく、プロジェクトの要素に向けられることになります。


・『生命を吹き込む魔法』(スタジオジブリ訳、徳間書店、2002年)の中でのこのように述べています。「ウォルト・ディズニーは3つの顔がある。夢追い人、現実家、そして破壊者だ。どのウォルトが現れるか、まったく予想できない」。


・自分を売り込むことに罪悪感を持たない(中略)

周囲の人があなたの長所を知らなければ、いつ、どこで、どのようにそれを活用したらいいか、わかるはずがありません。(中略)偽りなく自分を表現してはじめて、人が訪れ、尊敬してくれるようになる


・終業時間まで自分の机につくよう強制されることは、工場のような文化につながります。これは、アイデアの発想と人間の本質の基本原則に反するものです。まず、頭が疲れていると、人間はうまく考えられません。次に、アイデアは思いがけないときに生まれます。


●書籍『アイデアの99%~「1%のひらめき」を形にする3つの力』より
スコット ベルスキ 著
関 美和 翻訳
英治出版 (2011年10月初版)
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