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ジム・コリンズ 氏 書籍『ビジョナリーカンパニー3~衰退の5段階』(日経BP社 刊)より

このページは、書籍『ビジョナリーカンパニー3~衰退の5段階』(ジム・コリンズ 著、日経BP社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・第一段階 成功から生まれる傲慢(中略)
第二段階 規律なき拡大路線(中略)
第三段階 リスクと問題の否認(中略)
第四段階 一発逆転の追求(中略)
第五段階 屈服と凡庸な企業への転落か消滅(中略)

衰退の5段階


・第一に、成功だけを研究していては、良い結果にならない。偉大な企業が凡庸な企業に転落した理由(中略)を検討し、成功を維持した企業と比較した方が、成功した企業だけを調べるより学べる点が多い。


・学習意欲の低下

指導者が好奇心と学習意欲を失う。真に偉大な人物は好奇心と学習意欲を特徴しており、どれほど成功を収めても、キャリアをはじめた時期と変わらないほど急勾配の学習曲線を維持している。


・●下り坂の企業の経営陣
人々は権力を握る経営者に厳しい現実を伝えないようにする。厳しい現実をあきらかにしたとき、批判され罰せられるのを恐れているからである。

●上り坂の企業の経営陣
人々は不愉快な現実を指摘し、議論しようとする(中略)。指導者は厳しい現実を指摘した部下を決して批判しない。

●下り坂の企業の経営陣
人々はデータや証拠、堅実な論拠を示すことなく、自説を強く主張する。

●上り坂の企業の経営陣
人々はデータや証拠、論理、堅実な論拠を示して議論にのぞむ。(中略)

●下り坂の企業の経営陣
経営幹部は自分自身の功績を最大限に主張しようとするが、他の経営幹部に信頼され賞賛されることがない。

●上り坂の企業の経営陣
経営幹部は成功したのは他の人の功績だと主張するが、他の経営幹部に信頼され、賞賛される。


・主要なポストに適切な人材の条件(中略)

一 適切な人材は会社の基本的価値観にあっている。(中略)
二 適切な人材は厳しく管理する必要がない。(中略)
三 適切な人材は「肩書き」をもっているのではなく、「責任」を負っていることを理解している。(中略)
四 適切な人材は達成すると約束したことはかならず達成する。(中略)
五 適切な人材は会社とその仕事に情熱をもっている。(中略)
六 適切な人材は「窓と鏡」の成熟した思考様式をもっている。


●書籍『ビジョナリーカンパニー3~衰退の5段階』より
ジム・コリンズ 著
山岡 洋一 翻訳
日経BP社 (2010年7月初版)
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