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池上 彰 氏 書籍『学び続ける力』(講談社 刊)より

このページは、書籍『学び続ける力』(池上 彰 著、講談社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・学べば学ぶほど視野が広がり、自分の知らないことに出会う。それが自分の好奇心を刺激します。好奇心が大きくなれば、ワクワクする気持ちに満たされます。知的スリルを味わうのです。


・「逮捕状は裁判官が出す」(中略)

警察が逮捕状を出せるのであれば、警察が「怪しい」と見た人物は誰でも逮捕できます。それでは警察国家になってしまいます。それを防ぎ、警察権力の執行全体を中立的な司法機関がチェックする仕組みになっている


・退社後、(中略)各大学が社会人向けに開設している講座のパンフレットを集めました。


・調べるほど無知に気づく


・それぞれの分野で古典と言われる書物を読むことの大切さを痛感します。


・いま私が興味を持っているのは、人間の心理についてです。ビジネスの現場は人間の心理で動いています。株価の上がり下がりだって、不思議なことに、いい材料が出たから上がるとはかぎらない。思いもよらないことが起こるのは、まさに心理によるものです。


・歴史を学ぶというのは、ものごとの因果関係をきちんと知ることです。それを知ることで、これからの時代についても、推測したり、自分なりの考えが持てるようになったります。


・批判力を持つ------大学で身につけたいこと(中略)批判力=批判的に見る力を持つ(中略)

批判力を身につけるのに大切なのは、何についても「引っかかりを見つけること」ことです。(中略)著者はこんなことを言っているけれど、本当かな?と思いながら読む、そうすると、ときどき「あれ?」ということに出合います。


・検索能力があればそれでOKか?(中略)

「組み合わせて引っ張りだす能力」(中略)

頭の中から、そのときに合わせて適切な知識を引っ張りだす。あるいは知識と知識を組み合わせることによって自分なりに展開させる。そのような能力こそが、いま必要なのではないでしょうか。


・物事は論理的に言葉で伝えることが大事である。けれども、人間は論理的なものだけで動くわけではない、だから説明には、論理と視覚に訴えるものの、両方が必要である。(中略)


つまり、聴いていて絵が自然に思い浮かび、なおかつ論理が通っていると、ストンと腹に落ちる、それが本当の意味で伝える力なのだ


・なぜネットでなく紙の新聞にこだわるか(中略)

ネットはノイズなしで自分が知りたいことだけを知ることができます。結果として、関心のあることには詳しいけれども、それ以外には全然興味を持たなかったり、知らなかったりということになります。


・抽象的な質問には、答えも抽象的になります。


・ネットでバラバラに得た知識では、前後関係や因果関係がわからなかったして、意外に役に立たないことがあります。(中略)それに対して、本は少なくとも著者の他に、編集者と校閲者が、書かれた内容のチェックをしています。


・すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる


・教養を持つということは「よりよく生きる」ということ(中略)自分がどう考えればよいのかということを知るために、過去の先人たちがどのようなことを考えたかを知る。それはすなわち、「どう生きるべきか」ということにつながってきます。


・教養を得るとは究極的な自由を獲得することであり、それはすなわち自らの意思で社会にかかわっていく、ということにつながるのだ。


・「教養」のイメージ(中略)大正や昭和の時代に「教養がある人」というのは、たくさん本を読んでものをよく知っている人のことを指しましたが、いまの時代は、コミットメントしたり、エンゲージメントしたり、さまざまな実践能力も兼ね備えていないと、教養がある、とは言えない


●書籍『学び続ける力』より
池上 彰 著
講談社 (2013年1月初版)
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