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野呂 エイシロウ 氏 書籍『プレスリリースはラブレター』(万来舎 刊)より

このページは、書籍『プレスリリースはラブレター』(野呂 エイシロウ 著、万来舎 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・リリースはラブレターと同じ(中略)

とくに相手に呼びかける言葉に気をつけましょう。ついつい使ってしまいがちな「マスメディアご担当のみなさま」「報道関係者各位」など、複数に向けた表現を避けるようにします。宛名を入れるというひと手間をかけましょう。


・写真とキャンプションを効果的に使え!(中略)

写真の下にある見出しは、写真の上にある見出しより一〇%多く読まれる
写真のキャンプションは、ボディコピーの四倍多く読まれる
写真はひとりに集中すること。群衆シーンは人を寄せ付けない(中略)

カラー印刷はモノクロより一・五倍のコストがかかるが、二倍多く見られる


・事実の裏付けもなく勝手に芸能人の名前を使ってはいけません。そこで、活用してほしいのがランキングです。

「結婚したい有名人ベスト10」
「ベストカップルの芸能人ベスト10」
「たこ焼きが似合う芸能人ベスト10」


・プレスリリースは郵送することにしました。ここでさらなるダメ押しの作成があります。それが大判サイズの封筒の使用です。


・テレビのターゲット------昼狙い、それとも夜狙い(中略)

夜のゴールデンタイム(一九時から二二時まで)を除く時間帯は主婦が一人で見ていることが多いので、伝える情報も必然的に主婦が喜ぶものでなければなりません。ですから、制作サイドにいる僕らが捜しているのは、「主婦が求める情報」なのです。


・二二時台を過ぎると(中略)「クルマ」「お酒」「ひげ剃り」などなど。実用品よりも、趣味嗜好に偏ったものになります。端的にいえば、「便利になる」よりも、「豊かになる」もののほうが、情報として好まれる印象です。


・メディアで紹介されたのなら、それを放置しておいてはいけない(中略)メディアで採用された事実を紹介するリリース・バージョン2を作るのです。「○○新聞に紹介されました」「テレビ番組○○にも紹介されました!」「雑誌○○にも掲載されました!」


・ネタ100本ノック1------あなたの会社のいいところを一〇〇個探す(中略)

ネタ100本ノック2------あなたの会社の一位を探せ!(中略)

ネタ100本ノック3------キリのいい数字を探せ!(中略)

一〇年連続売上げ一位達成!
売り上げ一億円突破(中略)
契約者数一〇万人達成!(中略)

ネタ100本ノック4------転職組の意見(中略)

今の会社と以前いた会社とで、大きく違っていたところやビックリしたところを尋ねてみてください。(中略)

ネタ100本ノック5------超激安に挑戦!(中略)

ネタ100本ノック6------損害保険をかけよう(中略)

モデルの「胸」や「お尻」に一億円の保険がかけられたというニュースを聞いたことがありませんか。あれは「私のセクシーな胸には一億円の価値があるのよ!」と世の中にアピールしているのです。(中略)

職人の指に保険一億円
検査員の鼻に一億円
音で不良品を見つける社員の耳に一億円


・新聞社向けの堅いリリースも必要ですが、テレビ向けにもっと柔らかいリリースを用意すること、送る相手によってリリースを変えていくことが必要


・「お願い」ではなく「提案」を(中略)

「弊社のこの商品、これからの季節にとっても役立つのです!」
「弊社のこの技術を使えば、もっと生活が楽しくなります!」
「多くの人の悩みを解消することに成功しました!」という内容になれば、(中略)単なる商品の宣伝としてではなく、有益な情報と考えます。


・鮮度に対する価値観は媒体によっても違います。「週刊」「日刊」のメディアは、発売後一ヵ月を過ぎたものは「新製品ではない」と判断する場合があります。(中略)計画を綿密に立て、逆算したスケジュールでアプローチすることが何よりも大切です。


・ワイドショーやニュースなどの番組では、新製品やお得情報など、一般の情報がのりにくい日が年間を通してかなりあります。具体的には、次のような日です。

●国政選挙の当日と翌日
●組閣や内閣解散の日
●オリンピックの開催期間中
●プロ野球やJリーグなど大きなスポーツイベントの優勝が決まる日とその翌日
●相撲巡業期間中
●大晦日と元旦
●終戦記念日や、原爆記念日、震災記念日
●海外の大きなスポーツイベント(大リーグや有名ゴルフトーナメント)


・「取材したいのですが」という電話がかかってきたときどう対応するのか(中略)

「ありがとうございます。では早速商品と資料をお届けいたします。どこにお持ちしましょうか?」と素早く臨機応変な対応が何よりも大切です。


・WBS「トレたま」(中略)に取材される方法は、新製品やマイナーチェンジをした商品を出したら、とにかくすぐにアプローチすることです。(中略)番組の側からすれば、できれば最低でも発売から一ヵ月以内にアプローチしたいところです。(中略)そのほとんどが発売前に取材され、放送されています。


・WBS「トレたま」(中略)といえど、(中略)消費者の不満から始まって、それを解消する商品の紹介へ、という流れになっています。(中略)

ポイントは製品の開発意図を明確にすること。(中略)それをプレスリリースに書き込めばいいのです。ただし、開発意図は、「世の中をよくする内容」「世の中の不便を解消する内容」でなければなりません。


●書籍『プレスリリースはラブレター~テレビを完全攻略する戦略的PR術』より
野呂 エイシロウ 著
万来舎 (2009年10月初版)
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