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樺島 忠夫 氏 書籍『文章表現法~五つの法則による十の方策』(角川書店 刊)より

このページは、書籍『文章表現法~五つの法則による十の方策』(樺島 忠夫 著、角川書店 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・文章に上達する条件として「三多」(看多、做多「きた」、商量多)があげられる。多く読み、多く書き、多く考える(工夫する)ことが、よい文章を書くために必要だというのである。(中略)


合法的な方法というのは、文章の理解や表現がどう行われるかを事実に即して捉え、それにもとづいて文章を練習するしかたを設ける方法である。


・人は自分にわかっていることほど、不親切に書く(中略)

自分が知っていることは他人も知っている。知っていて当然だと思い込む傾向はだれにもあるようで、年寄りが、時代による知識・経験の差に気づかず、このごろの若者はものをしらないと嘆くものこのためである。


・誤解を防ぎ、正しく理解される文章を書くには、この法則から、

●言葉の分かりにくさ、あいまいさをなくす。
●送り手と受け手との間の知識・経験の差を小さくする。

の二つが必要だということになる。


・わかりやすい文章を書くためには、まず文を短くすることである。一つの文の中にいろいろと内容を詰め込むことをしない。内容を分割していくつかの文に分け、一つの文の内容は単一にする。


・文章がわかりにくい原因の一つは、内容のくだき方が足りないことにある。そこで、述べられようとする内容に関して、次を心がける。

●その内容を理解するために必要な基礎知識を与える。
●その内容がどういうことかを詳細に解説する。
●それに関する事実や具体例を示す。
●理由や根拠を示す。
●経過や由来を述べる。


・【題材探しの手がかり】

●つね日ごろ、気になっていること、これは問題だと思っているいことはないか。
●最近、心に残った出来事はないか。
●疑問、不満を抱いたこと、あるいは希望することはないか。
●他人に尋ねられた事柄はないか。
●自分が好きなこと、嫌いなことは何か。
●楽しかったこと、腹が立ったこと、悲しかったことはないか。
●最近読んだ本の内容で心に残ったことはないか。
●新聞記事、新聞の論説、読者からの投書を読んで考えつくことはないか。
●書物の索引、現代用語辞典の項目などの語句のリストを読んで考えつくことはないか。


●書籍『文章表現法~五つの法則による十の方策』より
樺島 忠夫 著
角川書店 (1999年3月初版)
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