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書籍『消費者理解のための心理学』(杉本 徹雄 編集、福村出版 刊)より

このページは、書籍『消費者理解のための心理学』(杉本 徹雄 編集、福村出版 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・購買行動と消費行動では、その主体は同一であることが多いが、両者が異なることもある。子どものおもちゃの場合、購買行動の主体は両親などの大人であるが、おもちゃを用いて遊ぶ消費行動の主体は子どもである。ギフトの場合も、購買者と消費者ははっきりと異なる。


・消費者は好きなものを買うのか(中略)

結婚式はハワイの教会であげたいとあこがれる人もいようが、本当に実行する人は少ない。つまり、態度と行動との関係は完全に一致しているという場合も、好きだから買ったのか、何とも思っていなかったけれども買うことによって好きになってきたのかははっきりしないことが多い。(中略)


人は自分の態度だけではなく、まわりの人にどう思われるかを気にするということである。ハワイの教会で2人だけの結婚式(中略)自分の親は反対するだろうし、だいいち彼の親御さんが自分のことをどんなうわついた人間かと思うかと考えただけで、提案する気は失せてしまう。


●書籍『消費者理解のための心理学』より
杉本 徹雄 編集
福村出版 (1997年6月初版)
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