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酒井 穣 氏 書籍『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト』(光文社 刊)より

このページは、書籍『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト』(酒井 穣 著、光文社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・人材の育成のおいては、師匠となる人が(1)弟子が破るべき殻(=超えて行くべき目標)を明らかにし、(2)弟子がその殻に向かって自発的にアタックするための情熱を刺激しつつ、(3)弟子が殻を破るための手助けをしてあげることが必要である。


・成長とは何か(中略)

動植物の視点からも、確かに「大きくなること」を成長としていますが、「肥満」を成長とは言いません。このことを考えると、成長とはただ単に大きくなることではなくて「好ましい範囲内で大きくなること」であると言えます。


・成長とは「できなかったことが、できるようになること」


・誰よりも上手にできることを毎日こなすような環境は、たしかに居心地がいいでしょう。いつだって一番としてチヤホヤされます。しかし、そうした居心地のいいところを抜け出さないと、新しい能力の獲得はできなくなってしまうのです。つまり、能力の成長には、適度な居心地の悪さが必要なのです。


・マイク・ロンバルト氏は、組織には学習能力とう観点から見て、「積極的学習者(全体の10%)」「消極的学習者(全体の60%)」「学習拒否者(全体の30%)」の3種類の人材がいるとしています


・優秀な社員とそうでない社員との差は、冷静に分析してみると、ごく僅かなものでしかない。けれど、そのごく僅かの差が、どういうわけか天と地ほども大きな差になってしまう。その僅かの努力をしない人が、世の中の大多数だからだろう

※楽天CEOの三木谷浩史氏


・伸びる人材の共通点(中略)7項目(中略)

○素直であること
○好奇心旺盛であること
○忍耐力があり、あきらめないこと
○準備を怠らないこと
○几帳面であること
○気配りができること
○夢を持ち、目標を高く設定することができること

※高畠導宏氏


・失敗は自分のせい、成功は運のおかげと考えるクセがある


・(他人にツッコミを入れてもらえる能力)を持っている

人間は、反論の余地のない完璧なものに対しては、嫉妬はしても親しみを感じることはありません。あまりに完璧に見える人材は周囲から恐れられ、人が寄り付かなくなり、業務に必要な情報する集められなくなるケースもあります。


・「他人が笑って許してくれる弱点」を持つことで、周囲の皆から愛されることこそ、成功にとってなくてはならない要因と言えそうです。


・給与とはくまで「労働の対価」なのであって、能力そのものを表してはいないのです。(中略)自分の能力を出し切るためには、まず自分で自分の可能性を信じてあげることが重要だと思います。


・笑うのは幸福だからではない。むしろ笑うから幸福なのだ

※アラン『幸福論』


・いまわれわれが重要だと思っている技能や力は陳腐化しうる。しかし新しい技能や力を学習する能力は陳腐化しない。

ラス・モックスレイ(教育学者)


・合意のマトリクス(中略)

他人との合意には「目的への合意」と「手段の合意」があって、相手と自分の合意関係によって、自分の出方をいかに調整すべきかという判断を支援してくれるツールとして有効です。


・貧困とは衣食住に恵まれないことだと思うかもしれません。しかし真の貧困とは、誰からも必要とされない、愛されない、気にかけてもらえないことなのです。

マザー・テレサ


・欧米企業が人材育成にかけている時間と予算は、日本企業の比ではない

高橋俊介教授(慶応義塾大学)


・熟達の5段階モデル(中略)名著『経験からの学習』(松尾睦著)

初心者  原則を理解しつつも、状況による原則の使い分けができない
見習い  状況に応じた対応ができるものの、シニアの指導が必要
一人前  ルーティンであればすべて一人でこなせる
中堅所  微妙な状況の違いや、例外への対処などもできる
熟達者  状況を的確に判断し、直感でも正しい判断ができる


・読書とは、他人が苦労して得た経験を、考えられないぐらい格安で手に入れることです。


・年間で50冊ぐらいは読まないと社会の変化にはついていけないと言われますが、これは週換算にすると、ちょうど1冊です。


・Twitterの特徴の一つが、ユーザー年齢層の高さで、最も多い層が35~44歳の42%、これに続くのが45~54歳の18%で、中高年のユーザーが過半数を占めています。


●書籍『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト』より
酒井 穣 著
光文社 (2010年1月初版)
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