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ドミニク オブライエン 氏 書籍『記憶力を伸ばす技術』(産調出版 刊)より

このページは、書籍『記憶力を伸ばす技術』(ドミニク オブライエン 著、産調出版 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・記憶と老化

年を取ると誰もは記憶力の衰えを思い知らされるとよく言われていますが、それは全くの根拠のない誤った通念です。年をとっても忘れっぽくならないようにする手立てはあります。ただ私たちの脳が、情報を処理したり記憶として保存したりするスピードが落ちることは、確かに避けられません。(中略)

使わなければ衰えるもの(中略)記憶力トレーニングは、最高の頭の体操になります


・脳は筋肉と同じように、使えば使うほど「強化される」ようです。(中略)毎日15分間、簡単な出来事を思い出す力を磨きましょう。夜、寝る前に、今日一日何がどんな順番で起きたか、復習してみてください。特定の会話の内容、いろいろな状況で感じたことや考えたこと、その時回りには何があったかなど


・記憶の技術(中略)

大きく3つの要素に分類しました。すなわち想像(新しい情報を、心に残る映像に変換すること)と連想(その映像を自分のよく知っているものとつなげること)と位置付け(連想したものを、古代ギリシャ人の考案した「場所のメソッド」を用いて頭に定着させること)です。


・想像の記憶の働きの中でとりわけ重要な要素だということ、そしてより効率的に記憶するためには想像という側面にもっと注目する必要があること


・抗酸化ビタミンであるビタミンA、C、(そして特に)Eを豊富に含む食品は、脳の健康、ひいては記憶の健康に大きく寄与します。これらのビタミンは、色の濃い果物や野菜------バナナ、ビーマン、ほうれん草、オレンジなど------に多く含まれています。

・記憶と音楽(中略)

ゆっくりしたテンポのバロック音楽を流しながら勉強した人々は、静寂の中で勉強した人々や、他のジャンルの音楽を流しながら勉強した人々に比べて、はるかに吸収力が高いことが証明されました。その後さらに科学的な研究も行われ、1秒間に1拍のゆっくりとしたテンポの音楽が、学習(すなわち記憶)には最適であることが判明しています。(中略)


たとえばヘンデルやバッハ、ビバルディなど


・暗記術のことをニーモニックと呼びますが、これはギリシャ語のニーモン(「心に留める」という意味)から派生した言葉です。(中略)ニーモニックとは本来、「記憶を助ける手段」という意味を表しています。


・顔と名前を覚える(中略)

ポイントは、顔と名前と場所とを、連想の鎖でつなぎとめることです。誰かに紹介された時は、その人の顔を良く見ましょう。


・授業時間を割いて「学び方」を教えてくれる学校は、皆無に等しいのが実情です。本当はその方が、生徒も先生もはるかに楽になることは明らかなのですが


・なかなか思い出せない時の即効薬(中略)

一つの秘訣としては、あまり躍起になって思い出そうとしないことです。必死になり過ぎると逆効果なのは、臆病な生き物を捕えるのにやたら大仕掛けな罠をかけると、恐れをなして引っ込んでしまうのと同じです。(中略)


ごく簡単な気分転換ををするだけでもよいかもしれません。


・香りと記憶(中略)

ローズマリーのオイルは、記憶を呼び覚ますことで知られています(ただし妊娠中は避けましょう)。バジルとレモンの香りも、記憶を助ける作用があると考えられています


●書籍『記憶力を伸ばす技術~記憶力の世界チャンピオンが明かす画期的なテクニック』より
ドミニク オブライエン 著
甲斐 智子 翻訳
産調出版 (2002年9月初版)
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