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村尾 隆介 氏 書籍『営業部は今日で解散します。』(大和書房 刊)より

このページは、書籍『営業部は今日で解散します。』(村尾 隆介 著、大和書房 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・大分空港では手荷物受け取り用のベルトコンベアの上に、乗客のスーツケースと同じくらくの大きさでつくられた「にぎり寿司」のディスプレイが、お皿に乗ってまわってくるのです。その姿はまさに回転寿司そのもの。実はこれ、大分空港が自治体と共に地元の海産物をアピールするためにつくった一種の広告なのです。

※参考:大分空港名物 手荷物受取ベルトコンベアー回転寿司の映像をユーチューブで見る


・「世界のユニークな採用試験を紹介する『面接の研究所』」
http://blog.workshop-boys.com/


・思わず写真を撮ってしまいたくなるような仕掛けを、商品やサービス、もしくはディスプレイやパッケージ自体に施せば、人はそれを写真に撮って、ネットで広げてくれる(中略)


たとえば、とてもベタなことですが、私は最近、観光地でよく見かける、いわゆる「顔だし看板」をつくっては、お店や施設などに設置しています。もちろん「ただ設置する」ではなく、そこにはゴールが必要です。(中略)


「顔だし看板で撮影をしれくれたら○○をサービス」もありだと思います。


・伝説的なバンドであるグレイトフル・デッドは、ライブを観客が録音・販売することを許可し、バンドの知名度を上げていきました。


・印象に残るネーミングを見ると、大まかに三種類に分けることができます。

1.コーヒー牛乳型のネーミング(中略)

たとえば、イノシシの肉が入った<とっしんカレー>というレトルト商品があります。(中略)

「コーヒー」と「牛乳」が組み合わさったものが、「コーヒー牛乳」。それが何だかは誰にでも簡単に想像がつくし、新語を記憶する手間もありません。(中略)


2.機能表現型のネーミング

自動的にトイレを洗浄してくれる便器の<アラウーノ>や、まちおこしをビジネスにしている<株式会社まちおこし>、(中略)


<小林製薬>が得意としているところ。<熱さまシート>や<鼻スースースティック>など(中略)


3.反語型ネーミング(中略)

相反する言葉の組み合わせ(中略)

『エスキモーに氷を売る』(きこ書房)


・クチコミは15字以内(中略)

「○○界の○○」という形で、会社や商品の姿勢や特長、ポジショニングを表してみましょう。


・使っている素材をブランド化する(中略)


和三盆とは、四国東部地方で伝統的に生産される砂糖で、製法に大変な手間がかかる高級品です。(中略)


たとえば、甘い食べものについて誰かと話すときも、その食品に含まれている甘味に関して、こんな一言が付け加えられれば、聞く方も何か特別なものを感じます


・「開運○○」に仕立てる(中略)

他にも開運会社の例としてあげられるのは、三つ葉のクローバーをロゴにしている京都の<ヤサカタクシー>。実は営業に使用している一四〇〇台のうち四台は、幸運の象徴である四つ葉がロゴになっています。しかも、これらは「流し専用車」。予約しても乗れないことから、たちまち「見つけたらラッキーなことが起こる」と噂がたちました。実際に乗ると「記念乗車券」がもらえることもあって、地元で愛されています。


・商品のパッケージは、今の時代、「メディアそのもの」です。(中略)パッケージは単に商品を保護するものではなく、棚に並べたときに面積を取るものではなく、その商品を広げていくメディアそのもの(中略)


<ランドレス>の商品。そのまま置いてもサマになる洗剤です。
※参考:書籍の中に紹介されている画像と同じような商品を見る(中略)


特にデザインを重視ていない業界ならば、そこはチャンスです。


・「意外な推薦人」をつくる(中略)

港町の近くでハンドクリームを買おうとしているときに、「この地区の漁師さんたちが選んだ、今年のベストヒット商品なんですよ」と言われたら、アイドルが出ているコマーシャルよりもリアルに響きます(中略)


最高の推薦人は、いつだって自社のスタッフです。


・「毎月プレスリリースを送る」を習慣化する(中略)


リストすべき数は「最低75社」。これが送付後に1社から反応があるかないかというラインです。


・「リユース」を前提にする(中略)

「リデュース(使わない)」や「リユース(同じ形のままで再利用)」です。

「REDUCE」 → 「REUSE」 → 「RECYCLE」。これが順番です。たとえば、ペットボトル。本当に環境のことを考えたら、「ペットボトルに入ったお茶を買う」という選択をせず、自分の家で淹れたお茶を持ち歩くのがいいはず。これが「リデュース」です。


・ブランド戦略の一つのゴールは、こういうことになります。

「売りに行かなくても、買いに来てもらえるようにする」


●書籍『営業部は今日で解散します。~「伝える力」のアイデア帳』より
村尾 隆介 著
大和書房 (2011年10月初版)
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