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門倉 紫麻 氏 書籍『マンガ脳の鍛えかた』(集英社 刊)より

このページは、書籍『マンガ脳の鍛えかた~週刊少年ジャンプ40周年記念出版』(門倉 紫麻 著、集英社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・この本は、『週刊少年ジャンプ』(中略)を中心に活躍されたきた漫画家の先生方が、その技術・創意工夫を語り下ろしたものを集めた、大変ユニークな本です。まさに当代一流の漫画家たちが、惜しげもなくその秘訣を語っています。

●本宮ひろ志(中略) [サラリーマン金太郎](中略)


・「基本的にはファーストレーンと1回目のあらすじだけで、そこから先は、何も思いついてない。あもしろいことがポッと浮かんだらその場で全部使い切る」


当然、ラストをどう収拾するかなど考えたりもしない。


・「コンピュータがここ30年で処理能力が200万倍にもなっている時に、マンガは置いてけぼりを食っているよね。そのわりに妙な需要はあるわけ。マンガって“映像”と“文章”との中間にあって、金もかからないし表現方法としては極めて優秀なんだよ。置いていかれてるからこそ、思い切って好きなものが描ける、とも思う。(中略)」

●中井義則 [筋肉マン](中略)

・多くの人たちから熱狂的に支持される理由のひとつを「“気持ち悪さ”かもしれない」と中井は言う。

●星野桂 [D.Gray-man](中略)

・細部こそ世界を強固にする(中略)

「たとえば、部屋ってよく見ると必ずあちこちに小さい段差がありますよね。部屋の構造を考えて、そういう部分を省かずに描くことが大事なんです。そうすれば平坦にならず、“リアル”に感じてもらえると思う。(中略)」

●松井優征 [魔人探偵脳噛ネウロ](中略)

・「人間を掘り下げていきたい。中心的なテーマは、最初から変わらず、“人間の成長”です」

●久保帯人 [BLEACH](中略)

・何を「描くか」より 何を「描かないか」(中略)

今、久保が思うのは、「何を描くべきか、より何を描かないかが重要」だということ。「絵に関してもセリフに関してもそうです。たとえば背景だったら。あえて描かずに白く見せることが大事だったりする。(中略)」


「ニュアンスも正確に伝えようと思ったら、言うべきことよりも、言わない方がいいことを見つけなくちゃいけない。(中略)」

●村田雄介 [アイシールド21](中略)

・「今、この選手がどういう気持ちでプレーしているのかがわからなければ、どんなにすごいプレーを描いても読書に興味を持ってもらえないんですよね。どれだけそのキャラの、そのシーンでの気持ちを酌んで、きちんと表情に出せるか、が一番大事なんです」

●小畑健 [ヒカルの碁][DEATH NOTE](中略)

・『マンガ家に必要な三大条件』のひとつに『運』がありましたよね。でも、それって自分で見つけるものだと思うんですよ。アンテナも立てず、ただぼーっとしていたら、運に気づけない。

●大場つぐみ [DEATH NOTE](中略)

・『マンガ家に必要な三大条件』(うぬぼれ・努力・運)

●秋元治 [こちら葛飾区亀有公園前派出所](中略)

・週ごとのネタの出しかたも、コントロールしている。「なるべく真逆なものを描くようにしています。今週人情話をやったら、翌週は両さんが大暴れするドタバタものをやる。その次はハイテクを、動物を------。そうすると読んでいる方も、作者自身も飽きないんですよ」

●書籍『マンガ脳の鍛えかた~週刊少年ジャンプ40周年記念出版』より
門倉 紫麻 著
集英社 (2010年3月初版)
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