FaxDMトップ > 会社案内 > 成功者の知恵 > 相原 孝夫 氏 書籍『20代のあなたに、会社が期待していること』(ダイヤモンド社 刊)より

相原 孝夫 氏 書籍『20代のあなたに、会社が期待していること』(ダイヤモンド社 刊)より

このページは、書籍『20代のあなたに、会社が期待していること』(相原 孝夫 著、ダイヤモンド社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・仕事ができる人とできない人の「たった1つの違い」(中略)

与えられた役割(期待)に認識し、それに応える働き方をしている(中略)

自分の役割を認識し、それを100%達成することで、周囲からの信頼を得る。結果、新しい仕事を任され、経験値が積み上がり、仕事の質、量もどんどん増加していく


・とりあえず資格でもとっておこうかと思う(中略)

資格なんて時間の無駄(中略)

昼休み、あるメンバーが仕事をしているとき以上の熱心さで(中略)通信教育の教材を使って資格取得の勉強をしていた(中略)

本来最も成長することでできる仕事の場において、仕事以外のことに関心が向かってしまっている


・「資格」があっても、評価につながらない

人事の視点 ----------→ 資格A 資格B 資格C たくさん持ってます!

→「ちゃんと仕事をしていたのか?」と怪しまれ、マイナスに働くことも(中略)

社長賞のような社内表彰は、本業における実績なので考慮


・会社の中での評価とは、人そのものの評価ではありません。(中略)評価結果が悪かったとしても、人格が否定されたわけではありません。人格的に優れた立派な人であっても、仕事上、期待された役割を遂行できなないということはいくらでもあるのです。


・「会社を辞める!」と公言する人の心理(中略)

自分の存在価値を確認したいという思いがまず強いと考えられます。「君に辞められては困る」とか、「辞めないでほしい」と誰かが言ってくれるのを待っているのです。


・出世しようとする意識は、組織への貢献度を高め、認められようという意識につながります。そうした意識が弱い場合には、自らの振る舞いに無頓着になりがちです。その結果、周囲への配慮も不十分となり、存在感も高まらないということになりかねません。


・課長という立場は、会社の中でも最も負荷のかかる立場である(中略)その理由は大きく分けると3つあります。

①部下の人数が多い

第一に、課長は管理職の中では最下層に位置しますが、直接的に管理する部下の人数ということでは最多です。(中略)

②複雑なマネジメントを求められる(中略)

③期待と不満が集中する


・課長(中間管理職)の3つの苦労

①部下の人数が多い
②マネジメントが複雑
   非正規社員 年上の部下 女性・・・・・・
③期待と不満が集中する
   部長   業績を挙げろ!
   一般社員  会社の方針はおかしい!


・部下であるあなたがすべきことは何でしょうか? それは、フォロワーシップを発揮することです。言い換えれば、自主的な判断や行動で上司を支えるということです。上司の発言の背景を考えてみることや、上司の立場を理解しようとすることがフォロワーシップの第一歩です。


・上司のホンネ、「部下から尊敬されたい、頼りにされたい」(中略)

上司が部下に冷たく接する場合の多くは、自分がその部下から尊重されていないと感じている場合です。「上司に認められたい」とあなたが思うのと同様、上司も部下であるあなたから認められたいという気持ちを持っているものです。


・20代に求められる「役割」とは


20代前半の場合=優秀な作業者を目指す(中略)
→言われたことをきっちり、スポーディーにこなす


20代後半の場合=リーダーの補佐役を目指す(中略)
→「いつでもリーダーになれること」をアピールする


・上にいけばいくほど、能力よりも「役割認識」が大事

リーダーとプレイヤーでは、「役割」が違う(中略)

役割誤認が最も起こりやすいのは、「立場」が変わったときです。昇進、部署異動などはもちろんのことながら、「新人が入ってきて、先輩になる」といったときなども求められる役割が変わる可能性は高いです。


・「求められる役割」と「自分が果たしたい役割」が同じであるとは限らないのです。(中略)つまり、周囲からの意見やアドバイスに対して、常に受け入れ態勢ができていることを示しておく必要があります。(中略)


たとえそれが自分の考えと大きく異なるものであったとしても、一度受け止め、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。


・身につけたい4つのスキル(中略)

上手に「聞く」上では、少なくとも以下の4つのスキルが必要であると言います。

●(中略)集中して聞く(中略)
●(中略)話やすい状況を作る(中略)
●(中略)言い換える(中略)
●(中略)受け入れる(中略)

一番大切なのは「集中してしっかり聞く」


・部長にとって、課長の成功は面白くない(中略)

部長の立場の人からすれば、新人社員ががんばって成果を挙げることは素直に嬉しくても、デキる課長が大きな成果を挙げて役員から認められることは面白くありません。自分の存在価値が薄れるようなことであればなおさらです。


偉くなればなるほど、謙虚さは必要


社会キャリアを上がっていくにしたがって、自分に嫉妬する人のポジションも高くなり、その人の持つ権限も強くなるわけですから、人間関係にはますます気をつけなければなりません。


・アサーティブなコミュニケーションとは、自分と相手とを尊重した上で、自分の意見や気持ちをその場に適切な言い方で表現することです。自分の意見を通すためではなく、相手との折り合いをつけるためのコミュニケーションだと考えて下さい。


・「敵を作らず意見を通す」3つのポイント

①自分がどうしたいかを伝える
②相手と共有すべき事実があれば伝える
③具体的な提案をする


Case:急ぎの仕事をしているとき、上司が新たな仕事を頼んできた

実は、お客さまから急ぎの宿題をいただいており、今は難しいんです。でも、明日の10時以降からならできそうなんです。いかがでしょうか。


・上司の悪口は断じて言わない

自分の信用を落とすことになる(中略)

上司の悪口を言っている本人は、自分の評判も同時に落としていることにを理解すべきです。


・同僚のことを悪く言うような態度も信用を落とします。本人としては、自分の優位性をアピールする意図があるかもしれませんが、それを聞いた人はそうはとりません。(中略)かえって当人の度量の狭さをアピールすることになってしまうだけなのです。


・上司の悪口を言ってはいけない2つの理由

①自分の評判を落とす(中略)
→プラスになることは、ほとんどない

②上司に伝える可能性がある(中略)
→相手が黙っている保証はない


・上司の心理:怒った部下ほど安心できる(中略)

よく怒っている部下の場合、「何ができて何ができないのかがわかる」ので、安心して任せられます。また、どこをサポートすれば良いかもわかります。


・質よりも「量のスピード」で勝負する(中略)

時間をかけたものの、質はイマイチ・・・・・・(中略)

最初から高品質のアウトプットを出すことはできません。特に20代のような駆け出しの場合、納期までに、依頼者と何度すり合わせができるかに品質がかかっていると言ってもいいでしょう。


・質よりも「量のスピード」で勝負する(中略)

業務遂行のスピードが速いということは、より多くの量をこなすことができるということです。


・バイタリティとは「スピード」と「量」なのです。人一倍のスピード感を持って、人一倍の量をこなすことをこころがけていただければと思います。


・「わかりやすさ」を身につける(中略)

分かりにくい人には、誰しも本能的に警戒心を抱きます。ポーカーフェイスなんて、格好良いかのように言われがちかもしれませんが、決して多くの人に愛される存在にはなり得ません。(中略)


一方、わかりやすい人には、誰もが安心感と親近感を覚えます。裏表がなく、接しやすいのです。誰かと接するにあたって、あまり複雑な思考を働かせて、気をつかいながら接したくはありません。特に職場においては


・「自分のことを知ってもらおう」という意思は必要です。どういう人なのかわからない、周囲に理解されていない人の場合、リーダーなど重要な役割には選抜されづらいでしょう。「得意・不得意」、「好き・嫌い」など、よく理解されていれば、(中略)その立場への適合性を判断しやすいのです。


・当たり前のことが、実はなかなかできない

ある企業の人事課長に「どんな若手社員が魅力的ですか?」と聞いてみたところ、「普通の反応を返してくれる人」という回答が返ってきました。(中略)いわば常識的な人です。(中略)


中高年社員から見て普通の人というのは、「予想した範囲の行動をし、予想した範囲の反応を返してくれる人」と指します。例えば、挨拶をきちんとし、規則正しく、チームでうまくやっていけるなどです。


・小さな差が積み重なり、やがて埋めきれない大きな差となるのです。


●書籍『20代のあなたに、会社が期待していること』より
相原 孝夫 著
ダイヤモンド社 (2014年1月初版)
※amazonで詳細を見る