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書籍『ハチドリのひとしずく~いま、私にできること』(辻 信一 監修、光文社 刊)より

このページは、書籍『ハチドリのひとしずく~いま、私にできること』(辻 信一 監修、光文社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・この物語は、南アフリカの先住民に伝わるお話です。


・森が燃えていました

森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました

でもクリキンディという名の
ハチドリだけは
いったりきたり
くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落していきます

動物たちがそれを見て
「そんなことをして
いったい何になるんだ」
といって笑います

クリキンディは
こう答えました


「私は、私にできることをしているだけ」


・怒りや憎しみに身をまかせたり、他人を批判している暇があったら、自分にできることを淡々とやっていこうよ。クリキンディはそう言っているような気がするんだ


・あまりに大きな問題にとりまかれている私たちは、ともすれば、無力感に押しつぶされそうになります。でもそんな時は、このハチドリのことを思い出してくださいね


・物語の続きを描くのはあなたです。


・森が燃えているのを見たハチドリは仲間を増やそうと思いました。
「それぞれが1羽ずつ仲間を増やすように伝えて!」------
2回伝わると4羽が、3回伝わると8羽が、
10回伝わると1024羽が、20回伝わると100万羽以上が、
そして40回伝わると1兆羽以上のハチドリがやってきて、
あっという間に家事を消してしまいましたさ。

------------枝寛淳子 (環境ジャーナリスト)


・クリキンディのお話をひとりでも多くの人に伝えたいと願い
個人や団体が「ハチドリ計画」というネットワークをつくりました。
あなたもぜひ参加してください。http://www.hachidori.jp/


・徳永暢男 とくなが・のぶお  雨水利用提唱者(中略)

ひとり1日、20リットルを節約すれば、首都圏に水を供給するダムがひとついらなくなる。


・川口由一 かわぐち・よしかず  自然農・農民

これから大切なのは、「何かしないといけない」にかわる、「してはいけないことから離れる」という発想です。(中略)


環境問題にしても、問題を解決するのではなくて、問題を招かない生き方をすることです(中略)それが川口式引き算の教え。


・日本のCO2排出は、約40%が産業、20%が運輸、13%が家庭からのものだといわれている。しかし、産業のつくり出すモノを消費し、運輸のサービスを直接的、間接的に利用しているのは結局私たち自身。ということは、私たちが暮らしの中で起こす変化が、産業のあり方や、社会のあり方を変えることができる。


・日本人は100人あたり58台の自動車をもっている。世界の国々の平均は100人あたり13台。世界的に保有台数は増加傾向にあって、それだけCO2や、排気ガスの排出が増加している。自動車を使ってひとりを1キロ運ぶときに出るCO2の量は、バスのおよそ2倍。


・ひとりあたり1年間で使う【紙・紙製品】の量は、日本人250kg、ケニア人4・37kg。印刷用紙やオフィス用紙、新聞用紙、広告、ティッシュなど、私たちが日常的に使う紙・紙製品の原料である、木材チップやパルプのほとんどは海外から輸入されている。


・マイ箸をもち歩く。▽年間約250億膳が使い捨てられている割り箸。その原料の約95%は中国から来ている。マイ箸は中国の森を守り、ゴミの量を減らすことにもつながる。


・ひとり平均年間約300枚のレジ袋を使い捨てている。その生産には大量の石油が必要だし、使用後はなかなか土に還らない、燃やせば有毒ガスを出すゴミとなる。


・【コットン】(綿)には自然にやさしいというイメージがある。だが実は、世界(中略)で使用されている農薬の10%がコットンの栽培用で、商品作物の中での使用量はトップだ。コットンの生産地として有名なインドのコットン栽培用の農薬使用量は全体の50%にものぼる。


オーガニックコットン(有機栽培の綿花を使ったコットン)の製品を選ぶ。▽ふつうのコットンには、製品の重要の約30%の農薬が使われている。


●書籍『ハチドリのひとしずく~いま、私にできること』より
辻 信一 監修
光文社 (2005年11月初版)
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