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大井 恒行 氏 書籍『本屋戦国記~影の帝国篇 巨人・弘済会に挑む群像』(北宋社 刊)より

このページは、書籍『本屋戦国記~影の帝国篇 巨人・弘済会に挑む群像』(大井 恒行 著、北宋社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・(株)弘栄堂書店の特徴は(財)鉄道弘済会(弘済会)が全額出資している会社のひとつであり、幹部社員はほとんどを弘済会から出向社員で占めていることである。(中略)


いわば国鉄官僚、弘済会からの天下り先、受け入れ先企業のひとつといってよい。


・書店業界に他産業資本が参入した嚆矢である。書店業界(日書連)からの反対運動が激しかったと聞く。その主張は、官業の民業圧迫ということだったらしい。

※補足:株)弘栄堂書店のこと


・(株)弘栄堂書店の限界、マイナスの要件とは、第一に駅ビルと好立地条件が抱えている表裏の問題として、テナント料が著しく高いということである。第二に弘済会資本ということで(国鉄構内営業に関する承認事項の適用と推測される)市中、街中への出店が事実上断念されている。


・(財)鉄道光弘済会というより、駅売店“キヨスク”といった方が馴染みが深い。しかし、この“キヨスク”が一体どのような組織(会社)であるのかについては、案外、一般には知られていない。


弘済会は、基本的に二つの顔を持っている。ひとつは、社会福祉団体としてのそれであり、あとひとつは社会福祉事業を支えている収益事業としての顔である。


●書籍『本屋戦国記~影の帝国篇 巨人・弘済会に挑む群像』より
大井 恒行 著
北宋社(1984年7月初版)