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元祖爆笑王 氏 書籍『3秒で「場をつかむ」技術』(メディアファクトリー 刊)より

このページは、書籍『3秒で「場をつかむ」技術』(元祖爆笑王 著、メディアファクトリー 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・すぐに使える「つかみ」を、まずは3つ紹介しましょう。

①「見た目のインパクト」でつかむ(中略)

お笑いのライブ(中略)
芸人がいきなりハゲヅラを被って舞台に登場したら(中略)


②「一発ギャグ」でつかむ(中略)
ビビる大木が登場するなり「こんばんみ!」と挨拶します。(中略)「この人は楽しそうだ」と期待しますよね。おそらく「こんばんみ!」の後に、何かユニークな話題が飛び出すのではないかと興味を抱くはずです。(中略)


③「相手いじり」でつかむ(中略)

「客いじり」は、日常会話の「相手いじり」に応用できるものです。


・爆笑問題の太田光は、膨大な本を読むことで知られています。彼がお笑い番組に限らず、政治、経済、歴史、科学、時事ネタなど幅広いジャンルに対応できるのはそのためです。


・一般的には、「バカだなぁ」と言われたら腹が立つし、嫌な気持ちになるでしょう。しかし、お笑いの世界では、逆にホメ言葉になります。


・また会いたいと思わせるためには、一つのテクニックがあります。それは、「話しの終わりまで語りつくさない」というものです。連続ドラマの各回の最後で「続く」とテロップが出るときのように、次回への期待感を抱かせながら会話を終えます。


・3秒で「場をつかむ」ための会話の切り出し方は、大きく分けると次の3パターンになります。


①投げかけ型つかみ

相手に質問を投げかけるのが「投げかけ型つかみ」です。(中略)

例 「僕は秋田の出身ですが、あなたはどちらのご出身ですか?」(中略)


②感情型つかみ

自分の喜怒哀楽を相手にぶつけるのが、「感情型つかみ」です。(中略)

例 「実は愛犬で死んでしまって、すごく落ち込んでいるんです」(中略)
「このあいだ兄夫婦に子どもが生まれて、僕は叔父さんになったんです」


③同意型つかみ

相手に同意を求める「同意型つかみ」もあります。(中略)

例 「ゴルフは本当に奥が深いスポーツですよね」
例 「A社の受付嬢はキレイな人ですよね」


・笑いを起こす「フリとオチ」には、実は二つのメカニズムがあります。(中略)

①緊張と緩和

笑いは、緊張と緩和の落差によって生まれます。ここでいう緊張はフリ、緩和はオチに当たります。(中略)


笑ってはいけない状況ほど、笑いは起きやすくなる


※小学生くらいの子どもたちに、怒っている老人が勢いあまって入れ歯が落っこちてしまう似顔絵が紹介。(中略)


②三段オチ(中略)

フリ→フリ→オチの順に発言することで、3番目のネタでお客さんを笑わせます。たとえば血液型に関するトークだと、次のようになります。


A 「僕はB型です」
B 「僕はO型です」
C 「僕はもう、ガタガタです」(中略)


有名な例(中略)萩本欽一さんが企画・出演した人気番組『欽ドン!良い子悪い子普通の子』です。(中略)


3人の息子にそれぞれ「母ちゃんはどこへ行ったか知らんか?」と尋ねた場合、3人は順番にこう答えます。

フツオ 「知らないけど、何か用?」
ヨシオ 「父さん、僕がいるじゃありませんか。用事だったら僕に言いつけてください。もう、お父さんのイジワルぅ」
ワルオ 「どこ行ったっていいじゃねえかよ。彼女には第2の人生ってもんがあるんだ!」


・理想は、あなたの話を聞いた相手が、頭の中で映像化できるような話し方です。そのためにも、必要な情報を盛り込んで補足するようにしましょう。


・のろのろした動作を「ちんたら」といいますが、その語源はなんでしょう?(中略)


昔は焼酎を蒸留するのに、とても時間がかかる「ちんたら蒸留」と呼ばれる機械を使っていたから。(中略)


鉄釜に蒸留前の焼酎を入れて加熱すると、「ちん、ちん」と音を立てて蒸発し、上に設置した樽に溜まります。冷えて液化した焼酎は別のツボに「たらたら」と落ちていくのですが、その時間がとても長いことから「ちんたら蒸留機」と呼ばれたそうです。


・自分でハードルをあげない(中略)

例として、いちばん言ってはいけない言葉をお伝えしましょう。それは自分から、「面白い話があるんだけど」と切り出してしまうことです。(中略)相手の期待が大きくなるばなるほど、その期待に応えるのは難しくなります。


・たとえば先輩や上司に「何か面白いこと言ってみてよ」と「むちゃぶり」されたとします。心の準備ができていないと、どう対処していいか困ってしまいますよね。(中略)


そしてたとえば「そうですね・・・・・・(ここで長い間を空けて)特にないですね!」などと「すかし」てみるのが効果的です。


・「場をつかむ」ためには、擬音語や擬態語を積極的に使うと効果的です。そうすることで、話しの内容に臨場感や躍動感が出て、より具体的に伝えることができます。(中略)


擬音語

グーグー
ゴクゴク
コツコツ
ゴトゴト(中略)


擬態語

いじいじ
がんがん
キラキラ
ぐるぐる


・「たとえツッコミ」で会話を膨らませる(中略)

この「たとえツッコミ」が抜群にうまいのが、くりぃむしちゅーの上田晋也です。(中略)いくつか例を挙げましょう。

「加藤あいと、阿藤快ぐらいだと違うよ」
「韓国からキムチがなくなるぐらいあり得ないよ」
「どんだけ嘘の上塗りだよ。輪島塗でもここまで塗らんわ」
「幼稚園児が里見浩太郎に会ったときくらいピンとこないよ」


●書籍『3秒で「場をつかむ」技術』より
元祖爆笑王 著
メディアファクトリー (2010年12月初版)
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