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桑原 晃弥 氏 書籍『グーグル 10の黄金律』(PHP研究所 刊)より

このページは、書籍『グーグル 10の黄金律』(桑原 晃弥 著、PHP研究所 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「グーグルがやっていること」についての分析は多いが、「どんなスキルで? どんな環境で?」のついては、なかなか情報がないのである。


・アップルのスティーブ・ジョブズは「お金が目当てで会社を始めて成功させた人を見たことがない」と断言し、「宇宙に衝撃を与えるほどものつくろう」が口癖だった。ビジョンや夢、情熱といった無形のものは無限に人を打つ動かすのである。


・「グーグル 10の黄金律」(中略)エリックが同社の人材育成の要諦を示した次の十カ条からなる。

①採用は全委員で
②あやゆる必要を満たせ
③一カ所に詰め込め
④調整が容易な環境を
⑤自社製品を使わせろ
⑥創造性を奨励せよ
⑦合意の形成に努めろ
⑧邪悪になるな
⑨データが判断をもたらす
⑩効果的なコミュニケーションを


・グーグルはサイトに十億以上のページを持つ世界最大規模の検索エンジンとなった。これは、積み上げると高さ百十三キロメートルになる紙の束に含まれている情報を、〇・一秒以下で検索できる計算になるという。


・グーグルでは、準備不足や、見通しを甘く見ての失敗は許されないが、変化を起こすために挑戦しての失敗は許される。


・かつて高速道路脇に、こんな数字の問題が表示されていた。「自然対数の底eの中の連続する十桁の最初の素数.com」。グーグルの表示はどこにもないが、パソコンに解答を打つ込むと次の問題が表示される。その解答を打ち込むと、ようやくグーグルの人材募集広告であることが明かされる。


・普通なら新興企業は経験豊富な人材を求める。なのに経験を重視しないのはなぜか。その理由を、エンジニアリング部門の採用責任者を務めるアラン・ユスタスがこう説明している。「予備知識が多すぎることは、イノベーションを阻害しかねない。今起きている事態について知りすぎていると、困難だと結論づける理由を十指にあまるほど思いつくものさ」


・ファーストクラスの食事施設、ジム、洗濯室、マッザージ室、理容室、洗車設備、クリーニング、通勤用バスなど(中略)


充実した福利厚生は社内を好ましい文化をつくり、社員にしっかりとした忠誠心を生む。福利厚生は浪費どころか、実は生産性を高め、経済的効果があるというのがグーグルの考え方だ。


・グーグルの仕事の進め方の特徴は、三~五人くらいの小さなチームをたくさんつくり、それぞれプロジェクトを進めていくことだ。


・グーグルで生まれたアイデアは、一般ユーザーに届く前に、たくさんの社内ユーザーによって評価され、改善されながらより望ましい形に磨かれていく。(中略)商品は、たくさんの人に叱られることで本当に使いやすく役立つものに育っていく。


・グーグルはカリスマを嫌う。モットーは「少数よりも多数のほうが賢い」であり、どんな小さな判断でも多くの意見を募る。


・人は感情の動物であり、データだけでは動かない


・グーグルはこう考える。自分が求めている情報と関係のない広告なら、どんなに派手でも、ユーザーは邪魔だと感じる。反対に自分が関心を持っているなら、広告は価値ある情報となる。


・誰かが『癌』を検索しているとき、検索エンジンがそのページに載せなくてはいならないのは、広告を載せるためにお金を払っているサイトでしょうか、それとも質のい高い情報を載せているサイトでしょうか(中略)


ユーザーに質の高い検索サービスを提供することこそがグーグルの目的だ。


●書籍『グーグル 10の黄金律』より
桑原 晃弥 著
PHP研究所 (2011年4月初版)
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