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江上 喜朗 氏 書籍『交通事故を7割減らすたった2つの習慣』(松永 勝也 監修、日本経済新聞出版社 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『交通事故を7割減らすたった2つの習慣』(江上 喜朗 著、松永 勝也 監修、日本経済新聞出版社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・たった2つのことを実践すれば、交通事故を起こす危険は激減するのです。(中略)

車間時間4秒

一時停止2回


・具体的に何をするかわからない!

スピードは、どの程度にすればいいのか
車間距離はどのくらいにすればいいのか
注意するって、いつ何にどう注意するのか
余裕をもった運転とは、そもそもなんなのか


・なぜ衝突が起きる前に止まれないのでしょうか。理由はただ1つです。(中略)停止するまでの距離よりも、障害物との距離が短いからなのです。


・当事者事故件数

事故発生件数 691,937

※補足:以下は内訳

車両相互   597,751  86.4%
車両単独    28,976   4.2%
人対車両    65,144   9.4%

出典:警視庁事故統計(平成23年)


・車両相互事故類型別グラフ

車両相互事故件数  597,751

※補足:以下は内訳

追突      230,349  38.5%
出会い頭衝突  180,822  30.3%
その他      61,059  10.2%
右折時衝突    58,141   9.7%
左折時衝突    33,719   5.6%

出典:警視庁事故統計(平成23年)


・車両と車両の衝突が86.4パーセントと、事故のほとんどの割合を占めています。


追突と出会い頭の事故にフォーカスし、この事故を起こさない運転行動をとれば、事故を起こす確率は7割減るということになります。


・全体の事故の約4割を占める追突事故を防ぐには、どうしたらよいのでしょうか? (中略)

結論は、「車間時間を4秒以上とること」です。(中略)


なぜ「4秒」なのか。まず、ドライバーが前方の車両の停止に気付いてから止まるまでの時間を、大きく2つに分けたいと思います。1つ目は、前方の車両の停止もしくは原則に気付くまでの時間です。(中略)「認知・反応時間」と呼ぶことにします。


2つ目は、ドライバーが反応してブレーキを踏んでから実際に止まるまでの時間です。これを「制動時間」と呼ぶことにします。(中略)


遅れを考慮して、認知・反応時間を2秒と考える
制動時間を1.4秒と考える
余裕を0.6秒とる


これが追突を防ぐために安全な車両時間となります。


・交差点事故で最も多いのは、実は出会い頭の衝突です。そして衝突事故としては、実は自転車が一番多いのです。(中略)

2度停止の実践

停止線の手前で止まり、その後見通しの良い場面でさらに止まる、という「2度停止」の行動をとることが重要になります。


・脇見をせずに常に集中しておくことはもちろん大切ですが、人間は動くものに自然に反応してしまうなどの「無意識的脇見」をする習性を持っていため、避けられない脇見があり、100パーセント実践することは難しいのです。


●書籍『交通事故を7割減らすたった2つの習慣』より
江上 喜朗 著
松永 勝也 監修
日本経済新聞出版社 (2013年5月初版)
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