FaxDMトップ > 会社案内 > 成功者の知恵 > 書籍『日本人はこうして歯を失っていく~専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方』(日本歯周病学会 著、日本臨床歯周病学会 著、朝日新聞出版 刊)より

書籍『日本人はこうして歯を失っていく~専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方』(日本歯周病学会 著、日本臨床歯周病学会 著、朝日新聞出版 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『日本人はこうして歯を失っていく~専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方』(日本歯周病学会 著、日本臨床歯周病学会 著、朝日新聞出版 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・誤解 歯はなにがなんでも残すべきだ

正解 抜歯したほうがいいこともある(中略)

無理に残しても、結局抜かざるを得なくなるケースがほとんどで、かえって抜いた後の状態が悪くなって入れ歯を入れるのが難しくなったり、腫れや痛みが生じたりするなど不快な症状を繰り返す原因になります。


・犬の8割近くは歯周病予備軍。飼い主とうつし合っている可能性も!(中略)人間が食べものを噛みちぎってペットに与えたり、ペットが人間の口を舐めたりといった行為は、歯周病菌の感染ルートになっているかもしれません。


・歯を失う原因は、むし歯だと考えている人は多いでしょう。しかし日本人が歯を抜かなければならなくなる原因のトップは、歯周病です。


・歯周病の初期症状は、歯肉(歯ぐき)がむずがゆい、ブラッシングの後に出血するなどはっきりしない症状が多く、歯周病と結びつけるのは難しいのです。


・歯周病は、「サイレント・ディジーズ(静かに進行する病気)」という別名がありますが、症状に気がついたときには抜歯が必要になっていることも多いため、「サイレント・キラー(静かな殺し屋)」ともいわれています。


・第2段階:軽度の歯周病(中略)

歯肉はむずがゆかったり、触るとぷよぷよしますが、この段階では異変に気づかない人がほとんどす。


・歯周病進行度セルフチェック(中略)

□ 歯肉がときどき赤く腫れる

□ 歯肉がむずむずしてかゆい

□ 歯が浮いた感じがして腫れぼったい

□ 冷たいものがしみる

□ 歯を磨くと歯肉から出血する

□ 下の前歯の裏側に歯石が付いている(ザラザラした感じがする)

□ 朝起きたとき口の中がネバネバする

□ 歯肉を押すと血や膿が出る

□ 口臭を指摘された・自分で臭いと感じる

□ 「サ行」の音が発音しにくい

□ 歯と歯の間に食べ物がはさまりやすい

□ 歯を押すとぐらぐらする★

□ 歯肉が下がり、歯が長くなった感じがする★

□ 以前とは歯並びが変わったような気がする★(中略)

★が付いている項目すべてが該当▶重症の歯周病である可能性が非常に高いので、すぐに治療を始めましょう


・簡単にわかる症状のポイント(中略)

唇の裏側の淡いピンク色と、歯肉の色を比べてみて、歯肉の色が唇の裏側よりも一段薄ければ合格。唇の裏側と同じくらいだったり、やや濃い、濃淡があるという場合は要注意です。


・患者さんから「ブラッシングは毎食後にしたほうがいんですよね?」と、よく聞かれます。毎食後ブラッシングができれば理想的ですが、1日3回短時間サッとやるよりも1日1回でいいからしっかり時間をかけて磨いたほうが歯周病には効果的です。


・歯間ブラシとデンタルクロス、両方を使う必要はなく、「歯間ブラシが歯と歯のすき間に無理なく通って動かせる」のであれば、歯間ブラシを使うと良いでしょう。とくに歯周病で歯肉が下がると歯と歯のすき間は広くなりますから、すでに歯肉が下がってしまっている人はデンタルフロスよりも、歯間ブラシが適しています。歯と歯のすき間が狭く、歯間ブラシが通らない人には、デンタルフロスをお勧めします。


・歯磨き剤の量は、チューブから5ミリほどで十分。あるいは歯磨き剤をつけずにていねいに磨き、そのあと歯磨き剤を少量付けて仕上げる「二度磨き」もおすすめです。こうすれば、しっかり磨けて、歯磨き剤の清涼感も得られます。


・歯周病に詳しい歯科医師をどう見つければいいのでしょうか。歯科医院が看板に掲げていい診療科目は「一般歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「口腔外科」の4種類と法律で決まっており(中略)一方、インターネット(中略)のホームページについてはこうした表記の制限がありません(中略)


「歯周病専門医」あるいは「歯周病認定医」と書かれていれば、歯周病に詳しい歯科医師がいると判断しているも大丈夫です。これらは、日本歯周病学会および日本臨床歯周病学会の厳しい基準をクリアした歯科医師に与えられる資格です。また、歯周病専門医は厚生労働省から広告できる資格名として認められています。


・雑誌「PRESIDENT」(プレジデント社、2012年11月12日号)が55~74歳の男女1060人を対象におこなった「リタイア前にやるべきだった・・・」後悔トップ20という調査では、健康について後悔していることのトップは、「歯の定期健診を受ければよかった」という結果でした。

●書籍『日本人はこうして歯を失っていく~専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方』より
日本歯周病学会 著
日本臨床歯周病学会 著
朝日新聞出版 (2016年6月初版)
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