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小峰 一雄 氏 書籍『名医は虫歯を削らない~虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』(竹書房 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『名医は虫歯を削らない~虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』(小峰 一雄 著、竹書房 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・虫歯は削れば削るほど悪化する


・人間には、壊れた細胞を自分の力で治す「自然治癒力」が備わっています。皮膚にできた傷がいつか自然に治るように、虫歯は放っておけば自然に治るのです。(中略)ただし自然治癒力を促すためには、ある程度の条件を整える必要があります。その条件がなかなか厳しい


・歯は削れば削るほど、もろくなる


・歯を削ると、ガラスのような性質を持つエネメル質にたくさんのひびが入り、そこから虫歯になったり、歯が折れたり、状況を悪化させるリスクが高まる


・歯医者側も、1度にたくさんの治療を行うと、保険点数の平均点が上がって厚生労働省に目をつけられてしまうため、できるだけ1回の治療は少なくし、通院回数を増やしてもらうようになります。


・歯の神経を抜いてしまったら、取り返しのつかないことになります。今回は、その危険性についてお話したいと思います。歯の神経は歯の真ん中に通っていて、歯に必要な栄養や水分を運ぶ働きをしています。神経を抜くということを、この大切な運搬ルートを取り払ってしまうこと。すると歯に水分が通わなくなり、やがて枯れたような状態になってしまいます。


・虫歯は歯の内側から進むという事実(中略)

左ページの写真をご覧ください。※47ページ参照

この歯は外から見た限り、黒ずんだり穴が開いている様子もなく、一見すると虫歯のない健康な歯に見えました。しかしレントゲン写真で見てみると、なんと歯の内側はすっかり溶け、神経にまで達している状態でした。


・虫歯は表面に付いた食べかすだけで起こるわけではありません。逆に言うと、どんなに一生懸命歯磨きをして、歯の表面をピカピカにしても、先ほど述べた「象牙質に液体移送システム」の逆流を起こす5つの原因を絶たなければ、虫歯になる可能性があるということです。


・食事をしたらすぐに歯磨きをしているお子さんほど虫歯が多い(中略)食後すぐに歯を磨いてしまうと、まだやわらかいエネメル質が削り取られるばかりか、再石灰化も途中で妨げられることになります。(中略)食後すぐではなく、30分以上経ってからの歯磨きをおすすめしています。


・砂糖をやめれば、虫歯の約9割は予防することができる


・虫歯の患者さんには砂糖を、歯周病の患者さんには炭水化物を控えていただくことで、症状を改善に導いていきます。


・削らずに虫歯を治せる技術も次々登場しています。ここからは、この削らずに虫歯を治す最新治療についてご紹介します。


・ドックベスト療法とは、アメリカで開発されたもので、ドックベストセメントという薬を使います。成分には、殺菌作用のある銅2%と鉄1%、そして複数のミネラルが含まれており、虫歯の穴に詰めることで、虫歯菌を死滅させ、歯の再石灰化を促してくれるのです。治療時間はわずか10分、フタで密閉して新たな菌の侵入を防げれば、徐々に痛みも消え、気づかないうちに虫歯も治っているという、まさに夢のような虫歯治療法です。


・虫歯を自然に治してくれるセメントがある


・ドックベストセメントの主な成分は以下になります。

●酸化亜鉛73%
●酸化マグネシウム6%
●ビスマス5%
●シリカ4%
●酸化鉄3%
●銅2%
●塩化銀1%


・菌のない密封された状態で、1~2年間、じっくりと時間をかけて再石灰化を待つのです。この間、特に痛みが出るなどの異常がなければ、虫歯は治ったと考えていいでしょう。


・ドックベスト療法には次のようなメリットがあります。

メリット

①治療が短時間で終わる
②成功率が高い(90%以上)
③治療の痛みがほとんどない
④通院回数が少ないため、トータルでの治療費が安い
⑤歯を削らなくてよい(中略)


一方で、残念ながらデメリットにあります。歯の神経の炎症がひどく痛みがある場合、ドックベスト療法では痛みをすぐに取り除くことができないため、やはり虫歯の原因を除去する必要があります


・ドックベスト療法が普及しなかった本当の理由(中略)

虫歯が自然に治ってしまったら、患者以外は誰も利益が得られなくなるため、これらの事実は葬し去られた(中略)つまり、(中略)歯医者をはじめ、歯科に関する企業は存在する意味がなくなってしまいます。そこで、この事実は伏せておくことになった


・アメリには“Priorty dentistry”、つまり大病の前には必ず歯の病気が起こるということわざがあり、歯の大切さを親から子に伝える習慣がある


・リューマチの患者さんの歯の根っこの治療が完了すると、リューマチの症状が改善される例を何度も確認しています。


・口臭が強い人は、内臓の機能が弱っていたり、免疫力が低下している可能性があります。というのも、口の中の細菌は腸内の約10倍もあり、しかも常に外気にされされています。そのため免疫力が落ちると細菌の数がてきめんと増えてしまうのです。口臭がいつもより強くなった、歯垢が付きやすくなった、歯周病の状態が悪くなったなど、口の様子がふだんとは違うと感じたときは、歯医者に相談してみましょう。


・虫歯ができるということは、「あなたは糖尿病になりやすい体質だから気をつけて!」と体が体が警告しているのです。


・砂糖があなたの健康を損ねる124の理由


・東京大学の研究によると、人間は砂糖を摂ると胃と十二指腸の働きが一時期的にストップしてしまうことが分かりました。


・糖質の量を制限する方法ですが、重要なのは自分が糖質を何gまで摂取してよいかを知っておくことです。そのためには、まずご自分の1日あたりの基礎代謝量を把握する必要があります。(中略)生きているだけで消費されるエネルギーのことです。(中略)


1日あたりの基礎代謝量の計算方法:
体表面積(㎡)×体表面積1㎡あたりの毎時発汗熱量(kcal)×24(時間)(中略)


全基礎代謝量に対して15%が目安です


・骨粗しょう症を防ぎたいならカルシウムは摂ってはいけない


・カルシウムの摂りすぎが歯周病や骨粗しょう症を引き起こす(中略)

カルシウムを多く摂ればとるほど、骨折したり骨粗しょう症になるリスクが高まることが、近年の研究で分かってきた(中略)実際、世界一の牛乳消費国、ノルウェーの骨折発生率が日本の約5倍というデータについて、諸説はあるものの完全に無視することはできません。


・なぜカルシウムを摂れば摂るほど、骨が弱くなるのでしょうか。カルシウムは体内に入ると、まず血液中を流れます。血液中のカルシウム濃度は常に一定に保たれる働きがあるため、余った分は細胞へと送られます。すると細胞内にどんどんカルシウムがたまるのに自分の力で細胞の外に出る力がないため、排出されず「カルシウムはあるのに、カルシウム不足」という奇妙な現象が起こってしまうのです。そして足りない分は骨から溶け出すため、結果として骨がもろくなってしまいます。


・骨粗しょう症で悩んでいる人は、今日から薬やカルシウムを摂るのをやめ、ぜひマグネシウムを摂るようにしてください。


・薬は本来、1人の患者さんに対し最大4種類までしか処方してはいけないルールがあります。(中略)5種類以上の処方はむしろ悪化する傾向にある


・免疫力が低下すると歯周病が発生し、さらに低下するとがんになりやすくなるという結果が得られました。さらに免疫力の高い人と低い人の口に中の細菌数をそれぞれに計測したところ、免疫力の高い人に比べて低い人の細菌数は驚くほどの数でした。


・噛み合わせが合っていない患者さんに、難聴に人が多い


・Q 歯磨きは虫歯予防にはならない、とのことですが、やらなくてもいいのでしょうか。(中略)


A (中略)お口の環境を整えるという意味で行うといいでしょう。ただし食後すぐの歯磨きは避けてください。


・Q フッ素塗布やデンタルリンスはやったほうがいいですか。


A フッ素にはそれほど虫歯予防効果はありませんので、やる必要はありません。虫歯抑制効果がないばかりか、脳機能の低下や発がん性も指摘されているので、むしろやらないほうがいいと考えています。またデンタルリンスは刺激が強いものが多く、虫歯菌だけでなく口腔内に必要な常在菌まで殺菌してしまうため、トラブルに原因になります。


・ドッグベスト療法を実践する歯科クリニック一覧(中略)

埼玉県

医師名 石塚ひろみ
田中歯科診療所
草加市松原4-4-6
048-941-9711(中略)

東京都

医師名 山村晋一
やまむら歯科
足立区西新井5-1-5
03-5647-4618


●書籍『名医は虫歯を削らない~虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』より
小峰 一雄 著
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