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三村 仁司 氏 書籍『一流はなぜ「シューズ」にこだわるのか』(青春出版社 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『一流はなぜ「シューズ」にこだわるのか』(三村 仁司 著、青春出版社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・一流のアスリートになれば、走る速度は時速約20キロにも達します。100メートルを約18秒で走る計算で、これは一般の成人男性なら100メートルを「ほぼ全力で」疾走するのに近いスピードではないでしょうか。


・ケガで1週間トレーニングを休むと、元の状態にまで戻すのに「1カ月はかかる」とされています。


・具体的に選手の足を計測する箇所は、約20カ所にもなります。足の甲の高さや形状、土踏まずのアーチの高さ、脚の長さ、腰から下の脚の角度(下腿角度)、足首の前後、左右の柔らかさ、足を後ろから見たときに踵が内側に向いているのか外側に向いているのかなど


・足を測定して、選手の身体の弱い部分や走り方やフォームのクセを把握し、テーピングなどのアドバイスを通じて、選手に必要な機能は何かを考えるのは、やはり人間にしかできないことです。


・クッション性が高すぎるシューズは、選手の瞬発性、俊敏さ、反応性などの能力を抑えてしまうことがあります。


・日本の男子マラソンは、ここ15年近く世界レベルで「勝てない」状況が続いているばかりでなく、日本国内の記録においても「伸びていない」のです。(中略)ところが、男子マラソン限っては、2008年以降に世界記録がじつに4回も更新されています。


・マラソンでは「大ぶり」は足の選手は強い(中略)選手の足が、全体的に「小ぶり」になってきたのではないかという印象があることです。


・マラソン選手は質の良いトレーニングを継続していると「足が大きく」なっていきます。大きくなるというより、「大ぶり」になる、しっかりした足になるというほうが正しいかもしれません。


・シューズの構造

アッパー

ソール  ミッドソール
     アウターソール


・どのシューズを選んだかによって、選手の調子がある程度はわかるのも事実です。


・イチロー選手

通常の選手であれば、1シーズンに3~4足でいいのですが、イチロー選手は違いました。あるシーズンなど「スパイクを70足、トレーニングシューズも70足、作ってください」という注文がきました。メジャーリーグは年間約160試合です。3試合に1足のペースで履きつぶし、オープン戦や予備として確保していく分を合わせて70足となったのではないでしょうか。


・きつめのシューズのほうが、シューズの中で足が動かずに、走るときの力が地面にしっかり伝わると感じられるだけなく、地面からの反発や地面を蹴る感覚がよりダイレクトに足に伝わってきます。その感覚を好むアスリートは多かったのですが、明らかに足への負担は大きくなります。


・シューズ内の温度を下げる技術も、年々進歩しています。通気性が悪いとシューズ内の温度は上昇し、それがマメの原因になりやすいからです。


・「きついシューズのほうが速く走れる」とう感覚をとても重視したのです。しかし、残念ながら、その感覚は正しくありません。つまり、「勘違い」をしている選手が多いのです。


・温度と通気性は、足のマメにできやすさに直結します。


・三村流シューズ選びのポイント(中略)

なにより大切なのはフィット感です、(中略)次が、つま先部分のフィット感です。これは、最も長い足指の先端から10~13ミリの余裕があることが大切です。おおよそ「人差し指の幅1本分」の余裕です。


・三村流マラソンシューズ選びのポイント

①両足でシューズを履いて、ヒモを締め、片足立ちしてみる(左右とも)(中略)

②その場で、あるいはトレッドミルで走ってみる


・反対にシューズの踵部分の内側ばかり減る人は、X脚の人などに多くみられます。膝の内側の痛み、鵞足炎(がそくえん)などになりやすく、次項のオーバープロネーションと同じようにシューズで対応するのが良い方法です。


●書籍『一流はなぜ「シューズ」にこだわるのか』より
三村 仁司 著
青春出版社 (2016年8月初版)
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