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千葉 英介 氏 書籍『心の動きが手にとるようにわかるNLP理論』(明日香出版社 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『心の動きが手にとるようにわかるNLP理論』(千葉 英介 著、明日香出版社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・記憶のしくみ(中略)

自分の記憶がストックされている場所は、潜在意識です。潜在意識とは、パソコンで言うとハードデスクのようなものです。


・記憶のしくみ(中略)

記憶のしかたは認識のしかたによって変わります。たとえば仕事でミスをして、同僚と二人で上司から怒られたとします。


一人は「自分のためを思って怒ってくれているんだな」と思って、いい体験の記憶として残ります。ところがもう一人は、「うるさいな。ちょっとしたミスなんだからそんなに怒らなくてもいいじゃないか」と感じ、悪い体験の記憶となります。


・記憶の思い出し方も、人によって異なります。「あのつり橋は怖かったね」と話したとき、ある人は「すごく揺れたよね。あのまま落ちると思った」と、つり橋が揺れたときの感覚を思い出します。別の人は、「あの川の流れはすごかったね。ゴーゴーと流れていて」と、川の流れている音を思い出します。またある人は、「急な流れの上にかかっているつり橋を見ただけで足がすくんだ」と、映像と体感覚をを通して思い起こします。


・一つの記憶を、感情(体感覚)で思い出す人もいれば、音(聴覚)で思い出す人も、映像(視覚)で思い出す人もいます。


・感情、思考、行動の三つにわけると、自分の体験を相手に具体的に伝えることができます。


・本や文字を読むという行動については、読んで理解することから、聴覚を使っていると分析します。


・相手のマップ、代表システムを探る方法とは? (中略)

●視覚タイプの人
「見る」「見える」「眺める」という言葉を多く使います。(中略)


●聴覚タイプの人
「聞こえる」「考える」「理解する」という言葉を使い、論理的に考える傾向があります。(中略)


●体感覚タイプの人
「感じる」「話の趣旨をつかむ」「とらえる」という感覚的な言葉、あるいは動作で示す傾向があります。


・目的のことを「アウトコム」と呼んでいます。(中略)ひとは意識的であれ無意識であれ、目的に向かって行動しています。何気なく動いているときにも、そこには目的があるはずです。


・NLPでは、「うまくいかないんです」という発言が出たら、それはよいサインです。「うまくいかない」と思うのは、その人にうまくいった体験があるからです。かつての成功体験があるからこそ、今うまくいってないことがわかるのです。


このとき、「どうしてうまくいってないってわかるの? How do you know?」と聞くことによって、「だって、前はできたのに、今はできないから」と気づきます。


・ゴール設定の「8つのフレーム」とは? (中略)

①あなたのしてほしい成果は具体的に何ですか? (中略)

②成果が手に入ったらどのようにわかりますか? (中略)

③成果はいつ、どこで、誰とつくりますか? (中略)

④それを手に入れるとどうなりますか? (中略)

⑤あなたがすでに持っているリソースは何ですか?
成果を手に入れるために、さらに必要なリソースは何ですか? (中略)

⑥現在、成果を手に入れるのを止めているものは何ですか? (中略)

⑦成果を手に入れることは、あなたにとってはどのような意味がありますか? (中略)

⑧では、はじめの行動は? まず何から始めますか?


・人が前に進もうと意欲的になるとき、いくつかの言葉のパターンがあります。そこにギャップがあると、せっかくのアドバイスでも素直にうなづけません。(中略)相手のタイプによってアプローチを変え、相手との理解が深まり、成果をはやく出せます。


・不動産屋では、目的型の人に対しては「この物件は駅から8分なんですよ。近いでしょう」とアピールします。回避型の人には、「この物件は駅から10分もかからないんですよ。近いでしょう」と強調するのです。


・回避型の人には、「9,800円ですよ」と言うのではなく、「10,000円しないんですよ」というと効果的かもしれません。


・NLPは、そもそも優秀な人の卓越性を研究するところから始まりました。ロバート・ディルツ氏は、レオナルド・ダ・ヴィンチやアインシュタインなどをモデルにして、「天才たちはどのような共通の要素があるのか」「彼らが違いをつくり出すのはなぜか」を研究しました。


・ウォルト・ディズニーの成功パターン

ディズニー・ストラテジーでは、三つのポジションを使って考えたり、戦略を立てたり、現状を分析しています。三つのポジションとは、ドリーマー、リアリスト、クルスティックです。(中略)


ドリーマー(夢想家)(中略)夢のようなことばかり言っていた(中略)


リアリスト(現実家)
夢や目的を達成しようとする方向に歩いていく、現実的な人です。(中略)


クルスティック(批評家)
建設的な観点からの批評家です。(中略)きちんとできているかどうかを分析し、チェックする人です。


・バックトラッキングとは、相手の話を伝え返すことです。これには三つの方法があります。

●相手の直前の語尾をそのまま返す
●話が長い場合は、まとめて返す
●相手の使ったキーワードを返す


・感情的になった相手を冷静にガイドする「ペース&リード」(中略)

感情的になっている相手には、冷静に対応したほうがいい、と思っている人がほとんどでしょう。相手が怒鳴り散らしていると、「まあまあまあ」とつい抑えようとしてしまいます。すると、さらに「何言っているんだ!」とお客さんは怒ってしまいます。(中略)


こういうときには、まず相手のペースに合わせるのが有効です。(中略)


客 「二,三日前に孫に買ったおもちゃが、もう壊れてしまったんだ。どうしてくれるんだ!」

店員 「ええっ! どんなにすぐに壊れてしまったんですか!? それはひどい!」

と、相手の同じペースで答えます。


・上手に反論する技術

「そして」でつなげる

◆◆受けとめ、流れを変える(中略)


「あなたはこう思っているんですね。そして、私はこう思います」という具合に使います。「でも」「だけど」と言った瞬間(中略)否定することになります。


・「時間を守る」といっても、「遅刻してはいけません」とはいっていないのがキーポイントです。なぜなら、目的は遅刻をしないことではなく、時間を守ることなのです。「遅刻をしてはいけない」と言ったときには、(中略)必ず「遅刻」という絵が目の前にぶら下がっていて、そうならないように行動をとるのです。(中略)


気持ちの上ではまったく違う効果を生むのです。


・行動を止めている言葉(中略)

「時間がない」、「難しい」、「大変だ」この三つの言葉は今の状態を表現しています。そして行動しないいいわけにも聞こえます。(中略)


未来へ意識を向けさせる問いかけ(中略)

「もし~したら?」、または「もし、できたとしたら?」


・リフレームとは「フレーム(枠組み)を変える」という意味から発展して、「見方を変える」「物事のとらえ方を変える」という意味合いで使われます。


・苦手な人と付き合う法(中略)

上司の何が嫌なのかを詳しく聞いてみました。

「そもそも話を聞いてくれない」
「一挙手一投足をチェックされているようでイヤ」
「何を期待されているかわからない」(中略)


上司の立場、そして第三のポジションに立ってもらうと、「私がきちんと報告をしないから、心配になっていろいろと口出ししてくるのもかもしれない」「上司の期待も聞いてみよう」ということに思い至りました。


・「自分は何ができるか」と考えずに、「あいつが悪い」で考えが止まってしまうと、問題は解決しません。目の前に横たわっている問題は、自分自身の問題でもあることを認識しなければならないのです。


・「私のせいです」と言っている人は、他人のせいにするかわりに自分を責めています。他人のせいにしろ、自分のせいにしろ、責めているときは、責任は誰も負っていないのです。(中略)


「自分は本当はどうしたかったんだろう」「次回同じ状況になったらどうすればいいんだろう」と自分に問いかけて、答えを引き出すことで未来に意識が向かいます。


・右上の視線・左上の視線

自分にとって「右上」は未来の映像をつくり、「左上」は過去の映像をストックしておく場所だといわれています。(中略)


「確かにあのときはこうでした」と、左上を見て、過去の映像を思い出しながら答えていれば、内容も信用できるでしょう。これは、FBIの犯罪捜査などでも使われているようです。


・右上の視線・左上の視線(中略)


自分にとって右上
構成されたイメージを見ている
未来のこと、つくりごとをイメージしている


自分にとっての右横
構成された音を聞いている
これから聞く音をイメージしている


自分にとって右下
体感覚を感じている
感覚を再現している


自分にとって左上
記憶されたイメージを思い出している
過去の絵を思い出している


自分にとっての左横
記憶された音を聞いている


自分にとって左下
自分との会話をしている(内的会話)


●書籍『心の動きが手にとるようにわかるNLP理論』より
千葉 英介 著
明日香出版社 (2003年10月初版)
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