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森岡 毅 氏 電子書籍『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? Kindle版』(出版社: KADOKAWA / 角川書店)より

このウェブサイトにおけるページは、電子書籍『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? Kindle版』(森岡 毅 著、出版社: KADOKAWA / 角川書店)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・消費しなかったとしても命に別状がないのがエンターテイメントです。食品や生活用品のように安定的な需要はありません。景気が悪ければ真っ先に家計からカットされるのが、テーマパークのような娯楽ビジネスです。


・彼は私に向き合うと開口一番、こんな質問をしました。 「人はなぜテーマパークに行くのだと思いますか?」  私はその質問に一瞬驚き、数秒後にこう答えました。 「私にはまだよくわかりません」  そしてもう数秒後に、ゆっくりと付け加えました。 「しかし、私はその核心的質問の答えにどうやって辿りつくかを知っています」


・私はマーケットの需要を数学的に読み解くのは専門で、多くの場数を踏んできました


・会社を成長させるという「3段ロケット」構想でした。

1段目のロケットは、テーマパーク事業の最大のボリュームゾーンでありながらUSJの長年の弱点だった「家族連れ顧客(ファミリー)」を取り込むこと。

そこから生み出したキャッシュをテコにして打ち上げる2段目のロケットは、遠方からゲストを集客できる「ものすごい何か」を作って関西依存の集客構造から脱却すること。

そして更に大きなキャッシュをテコにしてより高く打ち上げる3段目のロケットは、科学的経営管理法に基づいてパークを効率的に運営するこの会社のノウハウを複数の場所に展開して、会社を大きく飛躍させてゆくこと。


・そもそも、USJとTDR(東京ディズニーリゾート)の間には激しい集客競合がほとんどないのです。その証拠に、この数年間で急激な2桁成長を続けるUSJですが、TDRはその煽りを受けるどころか、ちゃんと集客を伸ばしていますよね?


・アトモスの強化は、設備投資用の金がないことから帰結する当然の結論でした。固定費支出ができないなら、変動費支出(人件費)で生き残る作戦です。


・トリックアートも、当時はまだそんなに知られていませんでした。実際に見たことのある人の割合は非常に少ないという市場分析から出てきたアイデアです。


・パーク内の撮影ポイント)になる!」と思ったのです。日本人は特に写真を撮るのが大好きなので、パークを歩いていると、こういう驚きの写真を撮れるポイントがあちこちにあったら、その都度「ハッピー・サプライズ!」を実感してもらえるなーと考えたのです。


・ワンピースのストーリーや世界観だけではなく、ファンの皆さんがワンピースの何に惹かれて何を大切に感じているのか、というファンの心の奥底です。私がワンピースをファンの視点で理解しないと話にならないのです。


・自粛ムードの潮目を変えることができること。大震災の衝撃で心を痛める繊細な日本人の心に、「関西から日本を元気に!」というメッセージを「なるほど」と肯定的に受け入れてもらえるやり方で、反感を買って逆効果に陥らないこと。


・大人一人につき子供一人を無料にするという大胆な施策だった


・私はアイデアを考えるとき(中略)宝を探すときに、その土地を隅から隅まで手当たり次第に掘り起こすのではなくて、まずはじっくりと宝が埋まっている場所を徹底的に推理して、ある程度の当たりをつけてから初めてスコップを動かすのと同じ手順です。


●電子書籍『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? Kindle版』より
森岡 毅 (著
出版社: KADOKAWA / 角川書店 (2016/4/23)
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