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田坂 広志 氏 電子書籍『ダボス会議に見る 世界のトップリーダーの話術 Kindle版』(出版社: 東洋経済新報社)より

このウェブサイトにおけるページは、電子書籍『ダボス会議に見る 世界のトップリーダーの話術 Kindle版』(田坂 広志 著、出版社: 東洋経済新報社)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・なぜ、このダボス会議に、世界のトップリーダーが集まるのか?  それは、この ダボス会議が開かれるわずか五日間に、様々な「トップ会合」を持つことができるからだ。


・ダボス会議とは、世界のトップリーダー二五〇〇名の前で、国家リーダーが値踏みされ、品定めされる「品評会」でもある


・ダボス会議において、あるトップリーダーがスピーチをするとき、発言をするとき、聴衆が見ているのは、実は、その「スピーチ内容」や「発言内容」ではない。(中略)


リーダーとしての信念はあるか。覚悟は定まっているか。決断力はあるか。説得力はどうか。思想を持っているか。ビジョンは明確か。志や使命感を抱いているか。一人の人間として、人柄や人間性はどうか。そういったことを、聴衆は見ている。(中略)


例えば、「信念」「覚悟」「決断力」「説得力」「思想」「ビジョン」「志」「使命感」「人柄」「人間性」 といったものである。


・スピーチや討論においては、「姿勢」「表情」「眼差し」「身振り」「仕草」「声の質」「リズム」「間」「余韻」など、「言葉を超えたメッセージ」によって伝わるものが、かなりの比重を占めるのである。


・「会場からの拍手が少ない」という反応になったとき、彼は、全く動じることもなく、「おや、拍手が少ないですな!」と、逆に聴衆に対して挑発的に語ったのである。

・世界のトップリーダーの話術において重要なことの一つは、「位取り」。「位取り」とは、 どのような立場で語っているか。どのような目線で語っているか。


・ダボス会議の理念は、「Committed to improving the state of the world」、すなわち、この会議は、「より良き世界を実現していく道」を論じる場である。従って、この場において国家リーダーがスピーチをするとき、本来、「より良き世界をどう実現するか」という姿勢が求められる。


・ロシアの若き大統領、メドベージェフは失敗した。(中略)いわんや、ロシアのようなG8の主要国であれば、「一国のリーダー」としてではなく、「世界のリーダー」として語ることが求められる。


・ロシアの若き大統領、メドベージェフは失敗した。(中略)「何を語るか」の前に、「いかなる立場で語るか」を明確にする。彼は、その「位取り」の戦略を誤ったと言わざるを得ない。


・自分の個性を知ること。そして、その個性を活かすことである。


●電子書籍『ダボス会議に見る 世界のトップリーダーの話術 Kindle版』より
田坂 広志 (著
出版社:東洋経済新報社 (2014/5/1)
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