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高橋 誠 氏 書籍『ケタ違いに売上げを伸ばすベストラセーネーネングの技術~商品名・ブランド名、社名をどうつけるか』(中経出版 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『ケタ違いに売上げを伸ばすベストラセーネーネングの技術~商品名・ブランド名、社名をどうつけるか』(高橋 誠 著、中経出版 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・「ゴキブラー」から「ゴキブリホイホイ」へ(中略)

実はこの商品、本当は「ゴキブラー」という名前で出す予定だったのそうです。ゴキブリを殺すゴキブリキラーの意味もあり、強そうなイメージもあるとのことで社内でゴーが出たのですが、商標登録を調べてみると、他の人がすでに登録してありました。(中略)

大塚会長に相談すると、会長も考えて「ホイホイ」ではどうかと言ったというのです。会長が言うのは「ゴキブリもホイホイ捕れ、会社もホイホイ儲かるから」。社内の評判は決してよくなかったそうです。しかし、結果的には大ヒットしました。


・商標権が製造権を生んだ「タフマン」(中略)

高田製薬の社長は(中略)『ウチの社長はタフだから“タフマン”という商標をとっておくとよい』というのがありました。(中略)


ヤクルトから、一千万円で売ってくれと申し込まれました。聞くと、ヤクルトで健康飲料を製造するとき、その名前を使いたいということです。そこで私は「タフマン」の名前は無料でさしあげます。そのかわり、その飲料は、わが社でつくらせてください、と申し込ました。ところが意外にも、あっさり許可されました。(中略)そして昨年は三十億円も製造しました。


・味の素の「クックドウ」は“まずネーミングありき”からスタートした


・消費者の高級志向が顕著になってくると、高級化を狙った商品に「X」や「EX」が使われるようになりました。この「X」や「EX」は単に高級感のみならず「X」の持つ無限性イメージが人気を呼びました。


・桃屋のネーミング戦略(中略)

①商品の特性を、一言でうったえるものであること
②時代の変化、社会のニーズをぴったりとらえること
③最終的には、必ずトップが決定すること


・社名を短くする傾向も顕著です。京都セラミックが京セラ、東京芝浦電気が東芝、花王石鹸が花王、東洋曹達工業が東ソー、揖斐川電力工業がイビデンといった具合です。


・食品のネーミングには、時代の流れに敏感なものが多く、テレビで「武田信玄」が放送されれば「風林火山」、「甲州田舎」(宮坂醸造)というみそが売り出され、レトロブームとなれば、昔の流行語「らうめん」(日清食品)のネーミングが出ます。


・食品のネーミングには、面白味・遊び・強烈な印象を与える要素も強いようです。サンヨー食品の「とっぱちからくさやんつきラーメン」は昔の方言で「(朝も)はやくから やみつきだぁ」という意味(中略)湖池屋の「カラムーチョ」などもその例でしょう。


・食品は一年に二万点以上出て翌年まで残るのはわずか一%だそうです。それだからこそ強力で、注目を引くネーミングがバッコしている


・カメラのミノルタは「実る田」のカナ書きから、チノンは社長の茅野弘の姓チノにンをつけたものです。


・社名変更のポイント(中略)

①発音しやすいこと
②電話で聞き取りしやすいこと
③レターヘッドにして見ばえがよいこと
④企業の特質を明解に表現していること
⑤覚えやすいこと


・ネーミングを考える方法の一つに、公募という方法があります。これには、社内公募型と社外公募型がある


●書籍『ケタ違いに売上げを伸ばすベストラセーネーネングの技術~商品名・ブランド名、社名をどうつけるか』より
高橋 誠 (著
中経出版 (刊 (1988年10月初版)
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