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ジェイソン・マーコスキー 氏 電子書籍『本は死なない~Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」 Kindle版』(浅川 佳秀 翻訳、出版社: 講談社)より

このウェブサイトにおけるページは、電子書籍『本は死なない~Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」 Kindle版』(ジェイソン・マーコスキー 著、浅川 佳秀 翻訳、出版社: 講談社)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・世界中のあらゆる言語のすべての本を60秒でダウンロードできる世界を作り上げ、読書という概念そのものを変える。それがキンドルプロジェクトの立ち上げ当初からの目標だった


・アメリカのIT企業の大半は、バーレイザー(Bar Raiser) という特殊な面接官を用意している。意図的に厳しい質問を投げかけて応募者を切り捨てるのが彼らの役目


・「Reading 2.0」と呼んでいる。本の著者と会話したり、バーチャルな読書クラブで意見を交換したり、友人からのコメントを受け取ったりすることができる世界


・かつて本は富と名声の象徴であり、金や上質な革で装丁されて立派な図書館や応接間のガラスケースに飾られていた。


・紙の本は生き残るだろう。だが紙の形で出版される本の大半は、おそらくメディアや広告で派手に宣伝される一部のベストセラーだけになっていくはずだ。あるいは、限定ハードカバーや古書など、コレクションとしての紙の本も人気を博し続けることが予想される。しかし、今後の主流になるのはやはり電子書籍だ。


・たとえば原子力発電所をターゲットにしたコンピューター・ウイルスがあるのだから、電子書籍の破壊を目的としたウイルスが生まれてもおかしくはない。


・Eインクは仕組みは複雑だが、消費電力は非常に低い。この方式の画面を採用した端末なら、1回の充電で1ヵ月の連続使用が可能だ。電子書籍革命に火を付けた革新的なテクノロジーと言えるだろう。


・電子書籍用のファイル形式の機能性を考慮する際は、紙の本に対する「忠実度」が高いかどうか、つまり「原書をいかに忠実に再現できるか」という点が重要になってくる。


・本を燃やす。それは権力を握る征服者が反乱分子を弾圧するために用いる手法であり、歴史上でも数々の事例が確認されている。


・歴史上、はじめて本の販売が始まったのは紀元前50年頃、共和制ローマの時代だったと言われている。


・ページ数は電子書籍ではあまり意味を持たない。紙の本と違い、文字の大きさや書体を自由に変えられる


・電子書籍には、紙の本のように素早く前後にページをめくることができないという欠点もある。


・読書には一つの答えがあるわけではない。さまざまな解釈が考えられる


・索引は本の一部だが、電子書籍の最大の苦手分野でもある。


・電子書籍の貸し借りは瞬時に済ませることができるが、どこか味気ない。現在では数社がこの機能を電子書籍リーダーに搭載している。バーンズ・アンド・ノーブルもその中の一つだが、他社に先駆けてこの機能を導入している。


・海賊版の配布は許されない行為ではあるが、私の中には、そんな彼らもまた、本を愛する人間の一人であると信じたい気持ちはある。


・電子書籍にも中古市場が必要だと考えている


・水洗トイレは冷蔵庫よりも後に開発されたが、初期多数派全体、つまり総世帯の半数に普及するまでに要した期間はたった43年だった


・普及速度の上昇は新しい技術になるほど顕著になっている。ラジオの場合はたった 19 年でアメリカの半数の世帯に普及しており、テレビは15年、インターネットはわずか10年となっている。


・紙の本にはない特長(中略)


作者が週に何度か加筆修正を施し、その内容が自動的に反映されるようになっているのだ。購入者は改訂版を無料で再ダウンロードできるため、常に最新の情報を把握できる。


・電子書籍革命で最も重要な役割を果たすのは、書店でもなければ作家でもない。ましてや出版社でもない。読者である。特に思い切って初代キンドルを購入したユーザーや、600ドルもの大金を支払って初代iPadを購入したユーザーがこの革命の成功の鍵を握っている。


・アメリカの教育研究機関・全米教育協会が複数の出版社と共同で実施した調査からは、アメリカ人の半分は本を読むが、残りの半分はまったく読まないことがわかっている。また、この調査からは、最終学歴が高卒のアメリカ人の33パーセントは卒業後一冊も本を読まず、大卒の場合はそれが42パーセントに達することもわかっている。


・高機能な電子書籍のアプリケーションを作るには、平均で5万ドルほどのコストがかかる。


・すべての本がリンクでつながり巨大な一冊の本となる。


・そのためには、滑らかに本と本の間を行き来できる機会を最大限組み込む必要がある。


・出版社のブランドというのはほとんど意味を持っていない。書店に行って「今日はあの出版社の作品を読みたい」と思って本を探す読者などいない。


・グーグルブックス・プロジェクトの一環としてさらに1200万冊分の書籍データをすでにデジタル化している事実が明らかになっている。しかもこの書籍データは1日に500冊のペースで増え続けているという。


・有名な本にはたくさんの批評コメントが付くが、古い本やあまり宣伝されていない本には批評コメントがほとんど付かないため、古い、あるいは有名でないという理由だけで見過ごされる良著が出てきてしまう


●電子書籍『本は死なない~Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」 Kindle版』より
ジェイソン・マーコスキー 著
浅川 佳秀 翻訳
出版社: 講談社 (2014/6/20)
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