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樋渡 啓祐 氏 電子書籍『沸騰!図書館 100万人が訪れた驚きのハコモノ Kindle版』(出版社: KADOKAWA / 角川書店)より

このウェブサイトにおけるページは、電子書籍『沸騰!図書館 100万人が訪れた驚きのハコモノ Kindle版』(樋渡 啓祐 著、出版社: KADOKAWA / 角川書店)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・多くの人が使えない図書館が嫌いだった。本は人生を豊かにする。その本が集まる図書館は多くの人が利用できるようにするべきだ。


・複本とは図書館の専門用語で同じ本を2冊以上、図書館が所蔵することだ。


・確かに利用者、つまり市民のリクエストに応えるのも利用者サービスの一環だろう。だけど、それが図書館の果たす役割かどうか、僕は当時から疑問だった。


・複本は短期的には予約リクエストに応える市民サービスになり、長期的にはハリポタ級の名作を書ける文才ある若者を潰すことになる。豊かな才能を育てるのではなく潰すことが図書館の果たす使命なのだろうか。


・本を傷めた状態で返却する利用者なんてそうそう多くないはず。それをご大層に「大事な仕事」と強調するあたり、費用対効果を理解できない人たちなんだと思った


・当時は他の公共図書館と同じく図書館の日本十進分類法で分けていた。 図書館業界では当たり前の話なのだろうけど、これがまた使いづらい。たとえば、釣り。趣味かスポーツ関連だろうと一般の方は思うはず。ところが、十進分類法では何と「芸術」。(中略)


他にもペットは「産業」でペットの服の作り方は「技術」。使いにくいこと、この上ない。


・図書館業界の関係者はよく、図書館が知的インフラとして重要である、と話す。それはその通り。しかし、重要な知的インフラであれば、もっと多くの市民に使ってもらうようにするべきだ。


・自信を持つのはいいことだけど、裏を返せば慢心にもなる。


・図書館は教育委員会に属している。


・「今うまく行っているのにどうして変えなきゃならないのですか?」 「僕らは頑張っているんです!」


・サンクチュアリ(聖域)をブッ飛ばせ


・「本を燻蒸する

※補足:燻蒸(くんじょう)とは、Wikipediaによると、主に害虫駆除や防カビ・殺菌の目的で、気体の薬剤を対象に浸透させる方法のこと。


・九州は湿度が高い土地柄。僕の実家でも本に虫が湧いたことがある。


・指定管理者制度で民間企業導入を考えるようになっていた。このとき考えていたのがTSUTAYAを運営するCCC……ではない。地元書店、それも書店組合だ。


・それに、もともと、図書館の本は地元の書店から購入している。購入時には数%の委託費が支払われている。指定管理者となれば、それ以上の金額を支払うのは言うまでもない。


・最後には、「余計なことをこれ以上言うな」とまで言われてしまった。


・もう少し、書店組合ともうまく関係維持ができなかったか、と思うが後の祭り。それが僕の一番ダメなところ


●電子書籍『沸騰!図書館 100万人が訪れた驚きのハコモノ Kindle版』より
樋渡 啓祐 (ひわたし けいすけ) (著)
出版社: KADOKAWA / 角川書店 (2014/5/10)
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