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I.A.リチャーズ 氏 書籍『文芸批評の原理〈上巻〉』(岩崎 宗治 翻訳、垂水書房 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『文芸批評の原理〈上巻〉』(I.A.リチャーズ 著, 岩崎 宗治 翻訳、垂水書房 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・批評理論を支える二つの柱は、価値論と伝達論である。われわれは、自分たちの経験のうち、いかに大きい部分が、あるきまった形をとって現れてくるようになっているのか、充分に気づいてはいない。


・よい批評家としての条件が三つある。批評家は、まず、自分が判断しようとしている作品に対して適切な精神状態を経験することに熟練していなくてはならない。この場合、奇矯に陥ってはならない。第二に、批評家は、個々の経験を識別し、それらの特徴を、表面的でないものについてもはっきり見分けることができなくてはならない。第三に、批評家は、いろいろな価値について、しっかりした判断力を持っていなくてはならない。


●書籍『文芸批評の原理〈上巻〉』より
I.A.リチャーズ 著
岩崎 宗治 翻訳
垂水書房 (1961年初版)
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