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河本 敏浩 著 書籍『河本の合格「面接」実戦塾~はじめから仕上がりまでの』(学研 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『河本の合格「面接」実戦塾~はじめから仕上がりまでの』(河本 敏浩 著、学研 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・「どうしてうちの大学なの、他にもいい大学があるでしょ。」
「卒業したらどうしたいの?」
「大学に入学したら特にどんな問題に取り込みたいの? なるべく具体的に答えてね。」


・3大質問+2=多いパターン

1 なぜその大学なのか
2 なぜその学部なのか
3 卒業後どうしたいか
4 高校時代がんばったことは何か
5 最近読んで印象に残っている本は何か


・ 今日はどういうルートでこの大学にきましたか?


・英文学の勉強をしたいと思ったきっかけは何ですか?


・ 面接時に注意すること

1 返事は大きな声で、なるべくはきはきと
2 相手の目を見るか、目のやや下あたりを見て答えよう


・高校時代がんばったことはなんですか?


・大学に入ってどういうことを学びたいと思いますか?


・ 大学に入って勉強以外に力を入れたいと思っていることは何ですか?


・まずお名前を聞かせてください。

山K高校から来ました、住谷(仮名)です。


・高校時代に特にがんばったことがないときは? (中略)


「要領が悪くてなかなか勉強がうまく進まなかったのですが、自分なりに一生懸命取り組んできました。」と答えてみよう。ただし、このことが入学後ウソにならないように、勉強にまじめに取り組むように。ウソはばれる。


・考え抜かれた「正しい回答」ではなく、次のような「いい加減な回答」が、実際の面接の際でうまくつながることもあるんです。

Q.どうしてあなたはこの〇〇を学びたいの?

A.いつからそんな風に思い始めたのか、覚えていません。

これは個性的なマニア(半分専門家)にだけ許された、特権的な回答です。

面接とは、気持ちの強さを表現する場です。ならば、自らが目指す分野のマニアであるということはたいへんなアドバンテージです。マニアでありさえあれば、面接対策など笑い話程度のものにしかなりません。


・なんでマニアが求められる?

高校まで幅広い内容を学んでいくが、大学ではある特定の内容に的を絞って学んでいく。また、学ぶ内容は学年が進むにつれて狭く、深くなっていく。つまり、大学ではある分野の「マニア」になることが求められているのだ。

推薦入試で面接を受ける際、その分野の「マニア」である、また「マニア」になる素質があることが面接官に伝わると、当然合格の可能性も高くなるのである。


・マニアはマニアを求めている……


・すべての大学は“マニア”を待っている


・大学に入ったらどんな勉強したいですか? (中略)

なるべく大学の講義名にそった言い方がいいからね。


・無理に答えてはダメなんだね。答えは何回かの面接の練習を重ねて作っていくものだから。(中略)無理やりがんばろうとすると、絶対失敗するから。


・大学では勉強以外にどんなことをやってみたいですか?

勉強以外に、サークルなどの活動を通して、人との関係を築いていきたいと思います。(中略)


サークルについては要注意。大学のサークルはレジャー系、体育会系、学術系、資格系がある。自分の高校時代の経験を活かす体育系、自分の専門分野をより深く知るための学術系、自分の進学学部と関連する資格を取得するための資格系。

これらのサークル参加は積極的に語っていいが、単に遊びのサークルに入りたいと言う事はひかえよう。


・質問に答えられなかったときは、「地雷」をふんだと思って、さっさと「勉強不足でした」と言って謝ってしまおう。


・印象に残っている本は何?

『霧の中のゴリラ』です。(中略)

「だれだれの著作で、なになにです」と答える(中略)

どんな本ですか? (中略)

フィールドワークでゴリラを研究した女性研究者の伝記です。こんな感じでね。どんなところが印象に残りましたか?


・環境保護の具体的な取り組みについてインパクトのあるものを紹介してください。

こういうマニア的な話題に面接官がつっこんできたら怖がることはないです。むしろ話に花が咲くきっかけです。自分でできるところまで詳しい話ができるようにし、さらにその話題に対して感動をもって話すことができれば、大いに評価される。


・何度も何度も録音を聞いて、メモを見た、というだけでなく、自分の言葉になるように消化したという点が非常に重要。そして私が、調べていくうちに自分の進むフィールドのありように詳しくなり、マニア度がどんどん上がっている点にも注目。


・自分のやりたいことが、志望する大学のゼミにないと、非常に優秀でも落とされることがある。例えば、虐待された子供の心理を考察、研究するために心理学を学んだと決意をしっかり伝えたにもかかわらず、そういった児童心理学について学ぶゼミがその大学にはない。


「こんなしっかりとした考え方を持つ受験生が当校に入っても、学ぶべきゼミがないのではかわいそうだ」という理由で落とされることがある


・具体的の教授の名前は出すのは控えるべき。○○教授に教えを受けたい、などと言って、その面接官が○○教授と仲が悪かったりすると、一気に面接官の好感度が下がる。つまらない理由ですが、本来あってはならないことだけれど、ないとは言えない……。


・「現在」「過去」「未来」、すべての質問が出たね。

1「過去」は高校時代打ち込んだこと
2「現在」はどうしてこの大学、学部を志望したのかということ。
3「未来」は卒業後どうしたいのかという具体的なイメージ……。
4 あとは、最近読んだ本、愛読書、あるいは今まで読んできた中で感動した本の紹介ね。
5 最後に、大学の研究、講義以外で何かやりたいと思っていることがあるか。


・やりたいことが複数ある場合は、あれかこれかではなく、まずAを極めて次にBへ行くという言い方をするとよい。


・いわゆる「夢」は、それをかなえるための道が見えていない状態。それに対して「目標」は、それをかなえるための困難さや苦しさを含めた、過程を踏まえたうえで追求されるもの。高校3年生にもなってただ夢だけ語ってはダメ。


・意地悪面接=圧迫面接(中略)

いじわるな質問をうまくかわし、その場の雰囲気を険悪にしないようにするのが圧迫面接を受ける際の基本です。


・受験番号は後ろであると、面接官が疲れていて、それだけでソン、ということがしばしばあります。


・高校時代に一番力を入れたことの「正しい答え」は「勉強」である。部活などの実績や校内外での目立つ活動を誇って受ける場合は別だが、そうでない場合は、やはり「勉強」であるべき。


・国家試験に関わる学科を受ける人は、大学に入って何をしたいかと問われたら、まずは資格取得、と答えるのは筋。サークルや学外活動は、二番目に語るべきこと。


また、資格取得系統の学科ではなくても、一般的に、サークルやクラブ活動に参加したいと言うのは二番目の返答。まず勉強、研究、これをするための大学に入ると言うことを忘れないように。


・目が泳ぐのは、自分の言葉になっていない場合の大きな特徴。面接官は、これで一発で、丸暗記なのか、自分の言葉なのかを見抜かれてしまう。


・なんで推薦入試を受けようと思ったの?

一般入試の勉強はちゃんとしているつもりですが、チャンスが広がるということと自分の考えや意見をしっかりと試験の場で言えるということが魅力で受験することに決めました。


・未来像について問われた場合は、熱く語ろう。大人しく、いい子で、あたり障さわりのない返答しているだけでは、面接官に訴えかけるものがない。


・どんな薬剤師になりたいですか?


・覚えて、忘れて、自分の言葉にして


・最近読んだ本で印象に残っているものはなんですか?

レイチェル・カーソルの『沈黙の春』です。

どんな本だった?

環境問題についての本です。

うん、その答えはまずいね(笑)。短すぎ。面接の尋問じゃないんだから。対話にもっていかなきゃね。環境問題を体系的に初めて世の中に対して告発した本です。


・メインの質問とサブの質問があって、サブの質問はあんまりつっこんでこないから。


・メインの質問とサブの質問

メインの質問は、大学に入って学びたいこと、なぜこの大学か、なぜこの学部・学科か、あるいはなぜこの職業か、卒業後どうしたいか、高校時代がんばってきたこと、など。これは過去、現在、未来を聞いているということである。

これに対し、具体的な、感動した方、在籍する高校はどんな高校か、大学の勉強以外で何をしたかか、などはそれほど深刻でないサブの質問だ。


一般的に、倍率が高いと前者がシビアに問われ、指定校や倍率が低い試験、あるいは学科試験の点数が優先される試験では、後者の質問穏やかに行われる。

また、明らかに力が劣る者、志望理由書が下手で仕方ない場合なども後者の質問を中心に行って、さっさと終わらせると言うことがある。


・箇条書き調に整理して言うのは、緊張するタイプの人には有効。箇条書きそのまま言うのは問題ですが、あれを言って、これを言って、と覚えておくと、なんとか緊張を乗り越えることができる。


・倍率が高い大学ほど気持ちを込こめて話さないとダメ。単に覚えたことと考えてることの違いははっきりと面接官に伝わる。普段の思考の厚さや情熱が問われていると考えてよい。


・こうやって面接のトレーニングをしてるときに、改めて自分が選択した進路の意味がわかる人は、間違いなく合格する。


・箇条書き調で覚えよう。けっして流暢に言えなくてもいいんだからね。大切なのは気持ち、情熱を伝えること。


・覚えようとするからダメなんだよ。完全に覚えて忘れる……。覚えている、覚えていないのレベルで考えていると、失敗するよ。


自然にこう部屋で何やってるのってお母さんに聞かれてそれに答えるような(笑)、そんな感じで答えるようにね。


・集団面接をするところは、そもそもそれほど面接を重視していないと言えます。


・私はそういった批判の意見については、まだあまり詳しくないので、悪い点、批判すべき点についても大学に入ったら、積極的に学んでいきたいと思います、こんな感じ。(中略)


圧迫面接(いじわる面接)


・一番いけないのは、あたふたあたふたすること。思ったことをぽーんと言っちゃえばいいわけだから、まず変な質問しないで下さい、と笑って言うとか……。


●書籍『河本の合格「面接」実戦塾~はじめから仕上がりまでの』より
河本 敏浩 (著)
出版社: 学研 (2006年3月初版)
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