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今井 一彰 氏 書籍『正しく鼻呼吸すれば病気にならない』(河出書房新社 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『正しく鼻呼吸すれば病気にならない』(今井 一彰 著、河出書房新社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・足の指をきちんと使わない歩き方。これが内臓の働きを低下させ、血液循環を阻害し、膝の痛み、腰痛、肩こり、頭痛などの症状の発症に関係します。


・「誤った体の使い方」が、体を不調にする(中略)

その理由は、体の機能を正常に発揮できなくなるからです。(中略)いちばんの問題は免疫に異常を起こすことです。


・人間にとって本来、呼気、吸気ともに鼻で行うのが正しい呼吸法です。ところが、鼻と口の両方で呼吸する人、あるいは常に口で呼吸するのが癖になってる人がたくさんいます。その間違った呼吸法が、さまざまな病気の症状を引き起こします。


・たとえば、関節リウマチの人では、なんと3割以上の人が虫垂炎の既往があります。一般の人の割合と比べると約5倍です。このことから、関節リウマチの人は背景に炎症を起こしやすい体質があることがわかります。


・口を閉じれば、命を長らえる


・鼻呼吸は私たちの体にメリットを与えるし、一方、口呼吸は体にデメリットは与えます。


・鼻呼吸のメリット、口呼吸のデメリット

<鼻呼吸の場合>

①繊毛と粘膜によって、異物がブロックされる
②副鼻腔で取り組んだ空気の湿度や温度が調整される
③鼻腔でブロックされなかった異物が、上咽頭で補足される


<口呼吸の場合>

●冷たく乾いた空気が、咽頭や喉頭を通り、粘膜を痛める
●口の中が乾燥するため、悪玉菌が繁殖しやすくなる


・口を閉じて噛むことによって、体の機能が正常に働くようにできています。なぜなら、口を閉じて噛むから、噛むさいに舌をじゅうぶんに使い、それによってまた、唾液の分泌が促されます。


・口呼吸の習慣を直す3つの方法(中略)

①夜寝るとき、サージカルテープを口に貼ってもらう。縦に貼るので、口を全部おおうわけではなく、鼻と通じてる耳に悪い影響はありません。
②片噛み(片側のあごだけで食べ物を噛むこと)をやめ、左右のあご(奥歯)を均等に使って食べる。
③ガムやグミを噛んで、咀嚼筋(ものを噛むときに使う筋肉)を鍛える。


・さて、あなたの舌の位置は?

<正常な位置>
舌が硬口蓋にぴたりとついている

<口呼吸が癖の人の位置>
舌先が上前歯の裏側についている。あるいは、それよりも下についてる場合も


・糖尿病については、歯周病があると糖尿病が悪化します。それが、口呼吸の癖を直すと、歯周病が改善してきますが、それにともって糖尿病もよくなってきます。歯周病と糖尿病の関係には、唾液の分泌が介在しています。


・うつ病(中略)姿勢が悪いのも特徴です。


・ため息をつくだけで病気になります。ため息は、口呼吸が癖になるきっかけになるからです。


・やれやれといった感じで、鼻からフーッと呼気することがありますが、それはため息とはいいません。ため息は、口を開け、長く吐き出すものをいいます。


・ため息をつきそう、と思ったらすかさず、その息を鼻から出すのです。名づけて「鼻ため息」です。


・“寝乳”は母子の顔をゆがめる(中略)

いつもこの体勢で母乳を飲ませていると、どうなるでしょうか。母親は顔の右半分のかたちに変化があらわれてきます。たとえば、右目がむくんだり、つぶれ気味になってきます。一方、赤ちゃんは、左目がつぶれ気味になってきます。それぞれ、圧迫する側に変化があらわれてきます。実際、こういう母子の例があります。

患者さんを診ていると、わずか半年でそういった変化が現れてきます。


・何を食べるかよりも、よく噛んで食べることの方が大事


・ものを噛んで食べなくなったといわれますが、それは統計でも明らかです。現在、1食あたりの噛む回数は平均で620回です。戦前は1400回、江戸時代を1500回、鎌倉時代は2500回、弥生時代は現代の6倍以上の4000回程度でした。ちなみに、食事に要する時間は、現代の平均が11分で、弥生時代の51分でした。


・片側で噛む癖は、さまざまな障害やトラブルを引き起こす原因になります。


・食べるときは口をしっかり閉じる


・口呼吸を改善する「あいうべ体操」とは(中略)

①「あー」といって、口を大きく縦に開く
②「いー」といって、口を大きく横に開く
③「うー」といって、口を強く前に突き出す
④「べー」と、舌を出して、精いっぱい下に伸ばす(中略)

この①から④までの4つの動きを、順番にゆっくりと行ない、それを1セットとします。1日に30~60セットを目安に、毎日続けて行うことが大事です。


・下肢静脈瘤の三大要因は、長時間の立ち仕事と遺伝的体質、そして妊娠や出産が挙げられます。


・5本指の靴下をはくと、はいているだけで外反母趾が矯正され、指を使って歩くことができます。外反母趾が改善されると、がに股は自然に治ってきて、美しい歩き方に変わります。


・アトピー性皮膚炎と潰瘍性大腸炎は、ともに口呼吸が関係する病気の代表です。


・アトピー性皮膚炎は、「あいうべ体操」の効果が非常によくあらわれる典型的な病気のひとつです。


・耳や乳房といった場所に湿疹ができる場合が非常にあります。これはアレルギーで、しかも原因として口呼吸が関係しています。ですから、一般の皮膚科にかかって塗り薬を処方されても一時期的な改善しか得られません。


・うつ病(中略)口呼吸が影響してる場合があることです。うつの人は、姿勢が悪く、視線が低く、下唇が厚いなどの特徴があります。口呼吸を改善すると、数年越しのうつが着実に改善していきます。


●書籍『正しく鼻呼吸すれば病気にならない』より
今井 一彰 (著)
出版社: 河出書房新社 (2012年7月初版)
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