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武藤 清栄 (むとう・せいえい)氏 書籍『なぜ、あなたの話は伝わらないのか』(大和書房 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『なぜ、あなたの話は伝わらないのか』(武藤 清栄 著、大和書房 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・緊張さえほぐせば「もじもじ」しなくなる(中略)

緊張しているときは、逆に方をいからせ、思いっきり力を入れてみてください。5〜6秒続けたあとで、「ふっと」力を抜いてください。瞬間的に緊張から解放され、弛緩状態になります。そして、この感覚を覚えておいてください。


・イヤな記憶を消し去ることができる眼球運動(中略)

じつは過去の不快な体験に基づいた記憶を消す方法があるのです。(中略)

眼球運動によって脳の前頭前野を刺激することで、「いまここで」体験を強化し、過去の不快な記憶を遮断するというものです。(中略)

やり方はとてもシンプル。まず、目をつぶってあなた自身の過去の体験で、つらかった体験を思い出してください。とくに「話を上手に伝えられなかった体験」を思い出してみましょう。


・人間はだれでも、自分で思ったことを外に向かって「言いたい」という強い欲求があります。


・安心させる3つのサイン「うなずき、相槌、伝え返し」


・場をしらけさせてしまう7つのリアクション(中略)

話を聴く場合にこんな態度はよくないという典型的な例をご紹介します。(中略)

①他人の言葉を借りる(中略)
②話の腰を折る(中略)
③無反応(中略)
④決めつけ(中略)
⑤ダブル・バインド(中略)「すごいね」とほめながら不機嫌な顔したり(中略)
⑥安易にはげます(中略)
⑦KY(中略)
空気を読めない人


・「ウソをついてはいけない」「セックスや不倫について考えてはいけない」といった固定概念をちょっとはずして、自分の心の奥をのぞいてみましょう。見たくないところや汚い部分、葛藤やみにくい感情があって当然なのです。それが人間なのですから。


・言いたいことをさわやかに伝える2つのコツ(中略)

①「私は」を主語にして話す

たとえば、「部長は仕事の振り分け方が不公平です」というと、主語が部長、つまり「あなた」です。(中略)

「私はいまの仕事の振り分け方を不公平だと感じています」(中略)

②自分の葛藤も伝える(中略)

「部長、こんなことを私の立場で申し上げるのは生意気かな、と悩みました。ただ、私はいまの仕事の振り分け方を不公平だと感じています。同じ部内に、1ヵ月ものあいだ1日も休みがとれない者と、午後5時になったら毎日すぐに帰れる者がいるのは、仕事量に違いがあり過ぎるのではないでしょうか」と、この言い方だったらどうでしょう。


・相手について知るのに有効なやり方に「ゆりかえし話法」というものがあります。魚を釣るときの撒き餌のように、いろんな話題を投げかけ、相手の反応がよかったものに絞って話を発展させていくのです。


・お礼〜具体的なほめ言葉をそえよう(中略)

相手の顔も見ないマニアル的なお礼は、銀行のATMが「ありがとうございました」と言っているのと同じで、まったく心に響くことはありません。(中略)

「武藤さんの素晴らしいお話はよかったです。この話をぜひ毎日の仕事に役立てたいと思います」


・たとえば、会議の中で同じ部署の社員同士が激しく言い争いをしたとします。会議は一気に険悪なムード。そんなときこそ、司会者の力量のみせどころです。

「いまのお二人のやりとりで、問題点が明確になってきましたね。ありがとうございます」とか「ケンカできるほど、本音で言い合いましたね」などと肯定的に評価し、会議を発展させていきます。


・緊張して頭が真っ白になった(中略)

「あれ? 歌詞が出てこない。何だっけな……」と正直に言えばよかったのですが、ごまかしてしまったのです。(中略)

みなさんも、話をしてる最中に頭が真っ白になったときはありませんか? そういうときは周囲に助けを求めたり、そういう自分を認めたほうがうまくいく


・「片手落ち」という表現は差別用語(中略)

もしミスしたり、気づかずにエラーしたら、その時点で素直に認め、教訓にしましょう。


●書籍『なぜ、あなたの話は伝わらないのか』より
武藤 清栄 (著)
出版社: 大和書房 (2010年10月初版)
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