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和仁 達也 氏 書籍『夢現力~あなたの中の無限の可能性を引き出し、夢をかなえる5つの力』(ゴマブックス 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『夢現力~あなたの中の無限の可能性を引き出し、夢をかなえる5つの力』(和仁 達也 著、ゴマブックス 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・このお話は、私がある偉大なプロデューサーとの対話をもとに書き下ろしたものです。そのプロデューサーとは、堀貞一郎先生といいます。

「プロデューサーは黒子に徹するべし」との信念のもと、今ではマスコミにほとんど姿を現しませんが、これまでの軌跡を聞けば、その偉業は誰もが知っている、まさに日本が世界に誇る大プロデューサーであり、ビジネスリーダーであると信じています。

・堀貞一郎先生の驚くべき多面的な人生(中略)

●東京ディズニーランドの総合プロデューサー

東京ディズニーランドの総合プロデューサーとして、国外初となるディズニーランドの日本誘致に成功。徹底したデータ調査とプレゼンテーション、交渉術により、周囲の反対を全て跳ね返し、奇跡の大逆転劇を実現させた。

●大阪万国博覧会のプロデュース

大阪万博で民間人気投票1位、2位となった住友館と電力館を企画した。各パビリオンは開催期間中、毎日長蛇の列となるほど好評を博した。


・堀先生の成功の秘訣をひもといていったところ、主に「5つの力」が夢の実現に寄与していたことがわかりました。(中略)

「①ビジョン構想力」(中略)
「②人間関係力」(中略)
「③アイディア創造力」(中略)
「④自己管理力」(中略)
「⑤国際対応力」


・〈私が堀さんから受け取ったメッセージ〉

①たった一度の人生、やりたいことは楽しみながら全部やろう
②日本の常識論にしばられず、ボーダレス社会に適応していこう
③変化が速い今だからこそ、時代背景とデータを読んで企画を考えていこう
④既成概念や過去の成功体験に頼らず、自ら根拠を積み上げて考えよう
⑤誰もがその成功を認めるような実績を出していこう
⑥マイナスを埋めるのではなく、プラスを引き伸ばす発想を持とう
⑦夢と勇気と希望を周りの人に与えていこう


・肩書は自分でつくる(中略)

今の肩書「ビジョナリーパートナー」を命名しました。「ワクワクするビジョンに向かって突き進む人を、横に並んで後押しするパートナー」という意味です。


・夢現力とは

食べていくためだけの仕事ならいくらでもある。だからこそ仕事とは、人間としての創造性を充足し、満足させる場である。「自分を輝かせるために仕事をどう使うか」という目で見つめ直してみてはどうだろうか。


・自分よりも成果を出してる人をモデルにして、自分とのギャップに焦点を当て、それを埋めようとした(中略)

自分ができないときは、それができる人を探して、「やり方を学べば本当はできる」と知る。


・当たり前のところから、当たり前のことが生まれる


・ 10年、20年、あるいはそれ以上先を予測するにはコツがありました。

「まず、客観性を持って自分の仕事自身を見る。それから次にその仕事の周辺、世界の情勢、ほかの商売の情勢、そういうものを客観的に見る。俯瞰した目、鳥瞰図的な目が必要です。夢を見るというのは未来を予測することです。予測して、未来の予測の中に一つのターゲット置くことですよ、夢を見るというのは」


・自分を高く買わせるためには、自分で自分を売り込んではいけない。自己主張の強い人だとか、自分のことばっかり言っているとか、自分をひけらかす人だとか、そういうふうに思われます。大事なことは、周りが声をかけてくれるような雰囲気をつくっておく、実績をつくっておくということでしょうね


・リーダーは「部下に何をしてあげられるか」をまず考える。


・リーダーは「理屈」で人を動かさない。「徳」で動かす(中略)

「何を知っているか、できるか」は尊敬の理由にはなりません。それよりも「どういうスタンスか」という「あり方」に対して尊敬の対象が移っていきます。


・コミュニケーション社会では、人を動かすのは「徳」なんです。人柄であり徳です。人がついて来てくれるように、自分の行動を厳しくするというのが上の人の仕事なんです。


・リーダーは「笑顔」を研究する


・明るい人柄が経営者には必要なんです。暗いと人は集まりません。話しやすい雰囲気をつくる。


・上司の仕事は、君は何ができるかではなくて、君に何をしてやれるかということを、まず自分で考えること


・リーダーは部下を育てるのではなく、才能を発掘して伸ばしてあげること(中略)

いち早くその人の素質を見抜いて、合ったところに持っていくことが大切ですね。


・見抜くとはその人の才能を探すことです。そうしないと、その人に苦痛を与えて、ますます持っている才能まで殺してしまうんです。だから経営者というのは、従業員を使うときに大切なことは才能を探すことであって、教育することじゃない


・最も身近な部下の才能を、いくつ褒めることができますか?

上司が部下の力を引き上げるときに、「承認してあげることが大切だ」と言われています。


・多くの上司は、部下の欠点は見つけるんですけど、いいところを見つけられないんですね


・いい点を指摘されるからこそ、そこをますます強くしようと思うのです。


・悪いところを削るのではなくて、いいところを伸ばすために、相手の長所をまず見いだす最初のきっかけをつかむ。そのためには、あいつはどこがいいか、いつも見続けることなんです。大概の場合、悪いところを見ちゃうんです


・自分のよさを認識してもらいながら改善点を指摘されるのと、ただ改善ばかり促されるのと、どちらがいいか? 言われる立場になって考えたいものです。


・「うちの社員は育たないんだよな〜」(中略)

その社長は、「社員にこうなってほしい」という明確な期待像を持っていなかったのです。部下にどう育ってほしいかのイメージがない。ということは、放っておいても勝手に勉強して成長していくような、主体性と成長意欲の高い社員以外は、その会社では育たないことになります。


・社長のように考えて動く社員が欲しいと望むのであれば、まず「社長がどのように考えているのか」を社員にきちんと伝えることが前提条件です。


・アイデアと情報は、出せば出すほどはいってくる(中略)

アイデアを豊富に出す人の特徴の1つに、周りの人に惜しみなくアイデアを出していくことがあります。


・前例のないアイデアをつくる考え方は、①自ら創り出すこと、②組み合わせること、③意外性を追求する。


・時代を読むにはどういう【データ】が必要か、ということをいつも注意してパトロールする必要がある。特に、本屋と政府刊行物出版センターの二つ。いつも時代を読み解く【データ】が頭に入っている状態を維持する。すると、それに必要なアイデアが出てくる。


・今思いついたアイデアを、もうこれしかないみたいに必死に思わないことです。一つのアイデアを出したら、次は必ずそれを超えるアイデアを考えると覚悟する。


・足りないところを穴埋めしようとするのではなくて、生かそうという思考


・失敗したところ、マイナスなところも利用してみる。補うのではない。生かそうと考えてみる。「マイナスは補うもの」という思い込みを捨てよう。


・浅草の三社祭。バババッと花火が上がります。あれは光でしょう、音でしょう、動くでしょう。その動きを求めて人が集まるじゃないですか。光と動きと音が人を集める要素なんです


・堀さんの仕事の中でも有名なものの一つに、「手を上げて横断歩道を渡ろうよ」というキャンペーンがあります。


・開始時刻に遅れてくるお客さんが多かったらどうしますか? (中略)

「それは、一つ工夫がいりますね。ちゃんと定刻に来た人が得したと思い、遅れた人が損したと思うことを用意するんです」

たとえば定刻に来た人に、「開始時間を5分延期しますが、定刻通り来た方のために、特別なお話をします」というようなことでしょうか。


・やっていて生きがいを感じないことは仕事とは言わない。それは労働と言う。コミュニケーション社会は楽しく仕事をする時代なのだ。


・アイデアとは、思いつきや勘で生み出すのだと思ってる人は多いと思います。そうなると、生まれつきの素質がなければアイデア創造ができないということになってしまう


・常に一定の水準で自分の意欲や元気を維持するためには、感情や体調を自ら調整する工夫が必要だ。


・「書いている時間がもったいないから、動いたほうが早いんだよ」と言いますが、私はこれは逆だと思います。立ち止まってスケジューリングするからこそ、優先順位を考えて無駄なく動けるのです。


・ 一つは15分だけならいやなことでも、取りかかれる気になれる無理のない時間だということ。もう一つは、実際に15分集中して取り組むと、そのまま調子がついて、最後までやりたくなることもあるのです。


・人に相談する人がいます。それ自体はいいのですが、その結果が期待したものでなかった場合に、どういう態度に出るかが問題です。それが相談した人のせいだと考えて、その人を責める人もいます。

しかし、これは自己責任という発想のない人です。「人の意見を参考にするが、最終的には自分で責任をとって決断するのだ」という姿勢がないと、周りのせいにばかりにして自分自身はそこから学ぶことができません。したがって、成長もありません。


・人に相談したとき(中略)

「なぜそのような結論に至ったのですか?」とワンクッション置いて聞いてみる。


・いつも的確な判断を下す人たちには、共通する特徴があることに気がつきます。

それは、迷わないですむように、あらかじめ自分の中に基準を持っている


・“のんびり“は、きちんとスケジュールに入れておかないと、ノイローゼになっちゃいます


・【カンパニー・スピリッツ】について詳しく理解されたい方は、堀先生の著書、『楽しくなければ会社じゃない』(プレジデント社)を、テキストとして何度もお読みになることをおすすめします。


●書籍『夢現力~あなたの中の無限の可能性を引き出し、夢をかなえる5つの力』より
和仁 達也 (著)
出版社: ゴマブックス (2004年5月初版)
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