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斎藤 茂太 氏 書籍『「なぜか人に好かれる人」の共通点』(PHP研究所 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『「なぜか人に好かれる人」の共通点』(斎藤 茂太 著、PHP研究所 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・親切を頭から拒んでかかるこの手の頑固な人は、周囲を気まずくさせる。逆に親切を素直に受け入れる人は、周囲にあたたかい空気を吹き込んでくれる。


・何かにこだわること、大いに結けっこう。かたくななこだわり、どうぞご自由に。ただし、頑固にこだわった結果、気持ちよくつきあえる人を失ってもしかたがないという覚悟があるのならば、の話である。


・うれしい、おいしい、気に入った、楽しい、そういう感情を素直に表現できる人は、好感度も高い。


・自分がしてもらってうれしいことを、人にもしてあげよう……というのが信条の人がいる。まあ……ケチをつけるつもりはないが、これには落とし穴もあることを書く。(中略)

見舞いに来てもらえば誰でも喜ぶものだと考えていて、そうでない場合があるかもしれないとことには思いが至らなかったのである。


・人のつらさ、ほんとうにわかりますか(中略)

「私にはあなたの痛みが全回復するすべてわかるわけではないけれど、わかろうとする気持ちはある」ということでしか、誠意を示さない。


・人に合わせるより、意見を伝えて歩み寄ろう(中略)

Aさんの好感度がいまひとつ上がらないのは、自分を押し殺しているからだけではない。ほんとうは、だれかが自分に同調したときに、「この人、本心はどうなのかしら」と疑ってしまう習癖が身についていることにある。要するに、自分がいつも無理に人に合わせて、本心を隠しているから、人の言葉にも裏があると考えてしまうのだ。


・むしゃくしゃしたときの発散法……(中略)

とにかく紙に書く。そして箱に放り投げておく。ゴミ箱ではない。保存用の箱である。「いつかこれを本のネタにしてやろう……」という企みなのである。


・人のために何かをすることを厭わないので、ふだんの好感度はもちろん低くはない。しかし同時に、つきあいにくい……と、身近な人たちはいう。なぜかといえば、早い話、やり過ぎてしまうからだ。


・「善意」というのは「過剰なおすすめ魔」にもなる。


・聞いてくれる人には安らぎ、忠告する人には疲れる(中略)

「ああ、そりゃ、疲れるわ」とか「それは頭に来るよね」とか合いの手を入れながら聞いているだけだ。ああせい、こうせい、とよけいなことを一切いわない。下手な同情もしない。聞き手に回って、グチや怒りの「ゴミ箱役」に徹してくれる。


・好かれる人は「待たされる」という無駄とも思える時間を「楽しみ」に変える。


・先回りの助言が、やる気を削いでいく(中略)

人というのは「自主的」であることが大切で、それがやる気につながり、活発な行動となって表れる。先回りされて、だれかに「命令」されては、やる気が生まれない。


・人の意見に耳を傾けることは大切だが、それは人の意見に引きずられることとは違う。(中略)

これでは満足感が得られないばかりか、人間的な成長もない。


・自分をほめられる人は幸福である。そして、自分をほめられる人を見ている人もまた十分に幸福なのではないだろうか。


・「ふとんに入っても、いろいろ考えてしまって、なかなか寝つけないんです」(中略)

人の心がなぜ不安になるかといえば、対処法が用意できないからである。備えがないから不安になり、夜も眠れなくなる。「よくないこと」が起きても、状況を見ながら、ああいう手も打てるし、こういう手も打てる……という心の準備さえできていれば、ほとんどの不安というものは消えてしまうはずだ。


・毎日のように顔を合わせて親しくしている人が、「じつはね……秘密の話だけど……宝くじ当たったのよ、一等が」(中略)

人と人との関係が壊れていく要因には、どちらかの心に芽生えた「妬み」というケースは多いのではないだろうか。


・ポジティブ、ポジティブ……と口にする人には、ネガティブな面を見たくない、見るのが怖い、という気持ちが強い場合が多い。


・「ポジティブ」な人は、立ち直りは早い。そのかわり、学習していないので何度も転ぶ。


・ 発明王エジソンの、もうひとつの逸話(中略)

エジソンは「残りはあと二千五百だけ」と考えたのだろうか。どうも違うように思えるのだ。「世の中にはまだ二千五百もの可能性がある」そう気分を切り替え、だからこそ、あきめずに進めたのではないか。


・お酒(中略)

やめる必要があるならやめなさい、その必要がなければお飲みなさい。飲むなら危険な飲み方より、楽しい飲み方の方がいいでしょう。度を越せば毒になるが、適正な量なら薬になりますよ


・口うるさい人ほど、いざというとき頼りにならない(中略)

簡単なことは命じられるが、自分が手に負えないことは部下にまかせる。それがあの上司なのだ


・ 人の長所を見つける才能を育てていこう(中略)

「目立ちたがり屋の見栄っぱり」なら「ものおじしなくて華やかな人」。「石頭の堅物」なら「謹厳実直な人」。「高飛車な威張り屋」なら「堂々として威厳がある」。これでよい。


・「好かれること」を目的にすると、自分の魅力が消えていく(中略)

ほんとうは、好まれる理由は好まれる部分は、人の数だけある。だから「これが上手な好かれ方」などというマニュアルなどないと思っていたほうがいい。万人で好かれる特効薬などない。だからこそ、誰もが幸福になれる可能性があるということも忘れてはならない。


・物理的な距離が遠いときは、コミュ二ケーションを密に。いつも身近にいるなら、密になり過ぎないように。こういう距離のはかり方でわが家はうまくいってる。


・自分を好きな人は、なぜか人からも好かれる(中略)

自分は自分を嫌いなのに、人からは好きになってほしいというのは、あまりに都合がよ過ぎはしまいか。そんな横着な人が、人から好かれるだろうか。


●書籍『「なぜか人に好かれる人」の共通点』より
斎藤 茂太 (著)
出版社: PHP研究所 (2004年4月初版)
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