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近藤 勝重 氏 書籍『人の心を虜にする“つかみ”の大研究』(新潮社 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『人の心を虜にする“つかみ”の大研究』(近藤 勝重 著、新潮社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・田中角栄(中略)

「愚者は語る、賢者は聞く。オレはこれから賢者になって、みんなの言うことを聞くよ」


・子どもはほめられると、もっと頑張ろうと意欲を出すものだ。ところが世の中には一〇〇点をとって喜び勇んで帰ってきた子どもに「一〇〇点は何人いたの?」と聞くと親がいたりする。「頑張ったんだねぇ」とどうして子どもの努力をたたえてやれないのだろう。


・話はこう聞けば広がる(中略)

子どもを相手にして(中略)

「夏休み、どこに行ったの?」
「海」
「楽しかった?」
この場合「楽しかった?」」とは聞かないで、
「誰と行ったの?」
「どこの海?」
「何して遊んだの?」
と聞けば、子どもからできるだけたくさんの言葉を引き出すことができる。


・精神科医の斉藤茂太さん(中略)

私の「策略」は、まず結論をいってしまって、
「それではきょうの話はこれで終わりにして帰ります、あれ、まだ五分しかたっていないですな」
これでまず九〇%の聴衆は笑う。聴衆が笑ってくれるとしめたものだ。おおげさにいえばあとはスラスラといく。


・披露宴のスピーチは決まり文句や類型的な表現が多い。たとえば大切にしたい五つの袋を「おふくろ」「胃袋」「知恵袋」「月給袋」「堪忍袋」といったたぐいの話だ。すでに聞きあきたネタなのに、「どうだ! いい話だろう」といった調子でやられると、宴席も白々としてくる。


・日本の政治家が誤用しがちな言葉のひとつに「遺憾」がある。「遺憾」は「憾みを遺す(うらみをのこす)」、すなわち「思い通りにいかず、心残りである」という意味であって、陳謝の意味合いはない。


・テレビ欄は「大」好き

テレビ欄では「!」「!!」のほかに、
秘 超 VS 生 衝撃 絶叫 号泣 激白 密着 史上最強 実録……
それと「大」の字を何にでもつけたがる傾向が大だ。
大暴走 大泣き 大騒動 大集合……


・売れた週の週刊誌には共通することがある。少し紹介しておくと、まずネタとしては次の三つが最上のようだった。

①誰もが知ってる有名人の誰も知らない話
②わが身にふりかかってくる「危険」や「損得」とその対策
③それ、それが知りたかった最新情報


・小説はなぜ小説であって大説ではないのか、という問いに、人間なんてたかがしれたものだし、そういう人間にこだわった小なる説だから小説だ、といったことを何人もの小説家がいっている。


・ベストセラーの三大要素(中略)

本自体が声を上げるようなタイトルと装丁と帯のコピーが重要な三大要素になってきます。「お見合い」にたとえれば、タイトルは名前、装丁は写真、帯は履歴書のようなものです。


●書籍『人の心を虜にする“つかみ”の大研究』より
近藤 勝重 (著)
出版社: 新潮社 (2000年12月初版)
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