FaxDMトップ > 会社案内 > 成功者の知恵 > 乙武 洋匡 氏 書籍『オトことば。』(文藝春秋 刊)より

乙武 洋匡 氏 書籍『オトことば。』(文藝春秋 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『オトことば。』(乙武 洋匡 著、文藝春秋 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・人にお世話にならないと何も自分でできないことに関して思う事はありますか?

▶︎▶︎▶︎

「おたがいさま」の精神。僕は僕にできることで、周りに恩返ししていけばいい。


・乙武さんは頭のかたい、やわらかいの違いって何やと思いますか? そして、やわらかくするためにはどうすればいいと思いますか?

▶︎▶︎▶︎

せまい世界に閉じこもっていないで、様々な場所へ出かけ、様々な人と出会い、様々な価値観に触れること、かな。


・テレビに出ることで、何を視聴者に伝えたいと思っていますか?

▶︎▶︎▶︎

「みんなちがって、みんないい」というメッセージです。


・初対面の人に会う時、心がまえみたいなものはありますか?

▶︎▶︎▶︎

自分を隠さないこと。


・相手が欲しい答えを与えるのがツイッターじゃないと思う。見ず知らずの方の人生に責任持てません。


・突然ですが、死にたいと言って出ていく息子に母親としてなんとと言ってあげればいいのでしょう……。

▶︎▶︎▶︎

全身全霊で、愛を伝えてあげてください。息子さんが生まれてきたときに、どんなうれしかったかを。


・生きるってどういうことでしょうか?

▶︎▶︎▶︎

この先、他人から得た答えで生きていくの?


・平等ということ(中略)

“平等“を図ることが教育? 僕は、そうは思わない。社会に出れば、傷つくこともある。挫折することもある。そんなとき、どう立ち上がり、ふたたび歩いていけばよいのか。

そんな経験をさせておくことのほうが、よほど教育的だと思うのだ。絶対的に存在する“違い“に布をおおいかぶせ、「みんな平等だよ」とうそぶくことが教育だとは、僕は思わない。


・障害児の親は、愛ゆえに、生まれたばかりのわが子に「不幸」の烙印を押してしまっていないだろうか。障害者として生きていくことは、本当に不幸なことなのか。はたまた障害と幸福には、何の相関関係もないのか。それは親ではなく、本人が生きていくなかで判断していくべきことだと思うのだ。(中略)

生まれた時点で「この子は不幸だ」と決めつけてしまうのは、あまり もったいない気がしてしまうのだ。


・あまりに「安全」を優先させると、「成長」が奪われてしまいますよね。


・「発達障害だから、こうすべき」という考え、あまり賛同できないな。弟さんにとってのベストを!


・面と向かって聞けないことが、Twitterでは気軽に聞けてしまうこと。そこに、「顔が見えないからいいか」という意識が働いていないか。気軽さが魅力のTwitterというメディアだからこそ、相手との距離感には心を配っておこう。


・声高に「差別用語は良くない」と叫ぶ人ほど、「私は差別していないです」というポーズを取りたいだけだったりする。無意味だよ。


・僕は自身の障害をただの“特徴“に過ぎないと考えている。だから、自分を貶めているという感覚はまったくない。ただ、自分の特徴をネタに、笑いを取ろうとしている。そういう感覚なのです。


・「カタワ」と言われても何とも思わない人もいれば、「障がい者」という表記でも、傷つく人がいる。結局は、目の前の相手がどう思うかを想像し、言葉を選んでいくしかないのに、「カタワ」はNGで、「障がい者」はOKと誰が決めたのか。誰の感情に合わせた線引きなのか。まったくわからない。


・相手を傷つける言葉を言っちゃダメ。そんなの当たり前。小学校で習ったでしょ。でも、相手がどんな言葉に傷つくかは千差万別。その関係性から探っていくしかない。そこに思いやりが生まれ、ひょったとしたら愛が生まれる。でも、対障害者には、初めからオールNG。「探っていく」が飛ばされている。

障害者だって、一律じゃない。言葉に無頓着な人もいれば、傷つきやすい人もいる。差別用語って、そんな当たり前の前提を無視した決め事があるごとのような気がして、僕は好きじゃない。一人ひとり、目の前の相手を見て、感じて、言葉を選ぼうよ。そんなの、相手は健常者だって、障害者だって、同じだよ。


・メッセで馬鹿とか死ねとか平気で発言するのは上から目線の人の多い感じがしますね。

▶︎▶︎▶︎

そうかな。僕は自分に自信がなく、ビクビクしている人に多い気がする。


・人の悪口ばっか言ってる人、どう思いますか?

▶︎▶︎▶︎

満たされていないのだなあ、と。


・“自虐“と感じるのは、障害を“負“と捉えているから。だから、「これ、笑っていいのかな」とためらいが生じてしまう。障害をネタにしたギャグに「あはは」と笑えるようになる社会。それこそが究極のバリアフリーだと思っている。だから、これからもつぶやかせてください。くだらない140文字を。


・乙武さんに手足が生えますように。

▶︎▶︎▶︎

そ、その願いが叶っては、俺が困る…(中略)

何で困るんですか?

▶︎▶︎▶︎

誰にも歩むことのできない、希有な人生を満喫中だからだよ


●書籍『オトことば。』より
乙武 洋匡 (おとたけ ひろただ) (著)
出版社: 文藝春秋 (2011年11月初版)
※amazonで詳細を見る