FaxDMトップ > 会社案内 > 成功者の知恵 > 書籍『まんが 超訳「論語と算盤」』(渋沢 栄一 著、漫画構成・今谷 鉄柱 著、解説・渋澤 健 著、守屋 淳 監修、新津タカヒト イラスト、シナリオ・山本 時嗣、光文社 刊)より

書籍『まんが 超訳「論語と算盤」』(渋沢 栄一 著、漫画構成・今谷 鉄柱 著、解説・渋澤 健 著、守屋 淳 監修、新津タカヒト イラスト、シナリオ・山本 時嗣、光文社 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『まんが 超訳「論語と算盤」』(渋沢 栄一 著、漫画構成・今谷 鉄柱 著、解説・渋澤 健 著、守屋 淳 監修、新津タカヒト イラスト、シナリオ・山本 時嗣、光文社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・逆境こそ立派な人間が進化を試される機会なんですよ。「自己の本分」だと覚悟を決めることです。


・大きな志を持つ方法は……

その1。まず頭を冷やして自分の長所短所を比較考察すること。

その2。考察の結果もっとも得意なことで志を定めること。

その3。同時に自分がその志をやり遂げる境遇にいるのかを深く考慮すること。

その4。経済的に見てもこれなら一生を貫いてやることができるという確かな見込みが立てられること。

考慮なく、ちょっとした世間の景気に乗じてうかうか志を立てるようでは到底最後までやり遂げることができないでしょう。


・根幹となる大きな志はブレませんが小さな志は時代の変化とともに常に移り変わっていくものです。


・他人は私をどのような志を持っているかよりも日頃、どういう振る舞いをしているのか? そこを見て評価します。


・変化していかないと、人でも会社でも世間でも年月が流れる間に長所が短所になったり利益が害悪になったりマイナス面が出てきますからね。


・「こうやればこうなる」そんな理論と行動してみてわかる現実とがあります。その両面が密接な関係を保ちながら進めていかねばなりません。理論と現実の調和が必要なわけです。


・武士道の要は次の5つです。

みな認めた正しさ「正義」。
心がきれいでまっすぐな「廉直(れんちょく)」。
弱気を助ける心意気「義侠(ぎきょう)」。
困難に負けない「敢為(かんい)」。
礼儀と譲り合い「礼譲(れいじょう)」。


・「親から子に対して『親孝行しなさい』と強制するのはかえって子供を親不孝に追い込んでしまうものだ」


・『論語』にある

物事を健やかに育む「仁」
皆のために考える「義」
礼儀を身につける「礼」
物事の内実を見通す「智」
信頼される「信」

この5つの道徳を押し広げていくことです。


・昔の人間は、自分を向上させるために学問をした。今の人間は、名前を売るために学問をする


・要は「学問」とは知識のためと同時に、自己を磨くためのものであるということです。これからの時代、知識はAIがすべて担ってくれる。だからこそ、精神を磨かねばならないのです。


・意識しようがしまいが天から下される《運命》とは全ての物事に降り注いでいる。それを人はまず悟らねばならない


・そもそも人生の運はその十分の一や二くらいなら、初めから定まっているのかもしれない(中略)私は、それを宿る命、《宿命》だと思っています。一方《運命》とは運ぶ命。これは自分たちで変えることができると思います。


・人に頼ってばかりだと自分の実力を錆びつかせ、真に大切な「自信」が育たなくなります。ためらってウジウジしないよう弱気は防ぐこと。細心さと大胆さの両面を兼ね備え溌溂(はつらつ)とした活動を行ってはじめて大事業は成し遂げられます。


・一時の成功や失敗は、長い人生や、価値の多い生涯における、泡のようなものなのだ。ところがこの泡に憧れて、目の前の成功や失敗しか論ぜられない者が多いようでは、国家の発達や成長が思いやられる。


・蟹は脱皮する生き物でもあります。自分の成長にあわせて古い殻を捨てて、新しい殻で分を守ります。つまり、分とは一定しているものではなく、常に成長するものなのです。

渋澤 健 氏談


・学問において、知識を知っている人間は勉強をすることが好きな人間には及ばず、勉強をすることが好きな人間は勉強を楽しんでいる人間には及ばない

渋澤 健 氏談


・渋沢 栄一(しぶさわ えいいち)

1840年~1931年。実業家。「道徳経済合一説」を説き続け、生涯に約500もの企業の創立・発展に貢献。経済団体を組織し、商業高校を創設するなど、実業界の社会的向上に務めた。同時に、約600の教育機関・社会公共事業の支援並びに民間外交に尽力した。


●書籍『まんが 超訳「論語と算盤」』より
渋沢 栄一 (著)
漫画構成・今谷 鉄柱 (著)
解説・渋澤 健 (著)
守屋 淳 (監修),
新津タカヒト (イラスト)
シナリオ・山本 時嗣 (その他)
出版社: 光文社 (2020年1月初版)
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