FaxDMトップ > 会社案内 > 成功者の知恵 > 川原 弘久 氏 書籍『血管年齢が若返る「炭酸浴」』(山田 哲也 監修、森山 善文 監修、幻冬舎 刊)より

川原 弘久 氏 書籍『血管年齢が若返る「炭酸浴」』(山田 哲也 監修、森山 善文 監修、幻冬舎 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『血管年齢が若返る「炭酸浴」』(川原 弘久 著、山田 哲也 監修、森山 善文 監修、幻冬舎 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・自分の「血管年齢」を知るには?


・血管の老化させる習慣①……喫煙の習慣がある……060
血管の老化させる習慣②……高脂肪・ 高糖分が好き、肥満……062
血管の老化させる習慣③……塩分取り過ぎなどで、高血圧がある……065
血管の老化させる習慣④……運動不足である……068
血管の老化させる習慣⑤……冷えやストレスを強く感じる……070
血管の老化させる習慣⑥……口腔ケアをあまりしない……072


・炭酸泉の効果① 血管拡張の効果 (中略)
炭酸泉の効果② 血流を改善する (中略)
炭酸泉の効果③ 酸素濃度が上がる (中略)
炭酸泉の効果④ 自律神経への作用 (中略)
炭酸泉の効果⑤ 美肌・整肌作用


・カナダの医学者であり、医学教育の基礎を築いたともいわれるウィリアム・オスラー博士(1849~1919)は、「人は血管とともに老いる」という言葉を残しています。


・血管の老化とは何でしょうか。端的にいえば、皆さんもご存知の「動脈硬化」です。動脈硬化とは文字通り、血管が健康なしなやかさを失い、硬くなることです。動脈硬化は誰でも加齢とともに少しずつ進行していきますが、その老化のスピードを一気に早めてしまうのが、高血圧や糖尿病、肥満、脂質異常症といった生活習慣病です。


・血管が硬化=「しなやかさを失い、硬くなる」「血管壁が厚くなる」「血管の通り道が狭くなる」といった状態になり、ある日突然に血管が詰まったり破れたりすることで、重篤な疾患を発症します。


・血管はさらに動脈と静脈、毛細血管という、大きく3種類に分けられます。


・血管の老化はこうして進む(中略)

動脈硬化には次のふたつの要素があります。

①血管がしなやかさを失い、硬く、もろくなること。
②血管の内部に脂肪などがたまり、内腔が狭くなって詰まりやすくなること。


・自分の「血管年齢」を知るには? (中略)

血圧から動脈硬化を推測する方法はふたつありますまず、太い血管の硬化が進んでいるかどうかの計算式は「上の血圧から、下の血圧を引く」というものです。この数値は「脈圧」といって、心臓が血液を送り出すときの圧力を表します。(中略)

この数値が60を超えてる人は、動脈硬化が進んでいる可能性があります。(中略)


ふたつ目は「平均血圧」を割り出すものです。末梢の細い血管での動脈硬化の程度の目安になるもので、式は「下の血圧+{(上の血圧-下の血圧)÷3}」です。この計算で出た数値が90を超えている場合、要注意と考えてください。


・最近は医療機関でも、手軽に「血管年齢」の測定ができるところが増えているので利用してみてください。


・血管年齢を測る

自宅でできる測定法

●脈圧を計算する
「最高血圧-最低血圧」を計算する
60を超えてる場合、動脈硬化が進んでいる可能性も

●平均血圧を知る
最低血圧+{(最高血圧-最低血圧)÷3}
90を超える場合、動脈硬化のサイン。

ほかにも、血圧脈波(CAVI)検査
頸動脈エコーや心臓CTなどで検査をすることも


・血管の老化させる習慣⑥……口腔ケアをあまりしない(中略)

歯周病と動脈硬化や心筋梗塞などの心疾患には、強い関連があるということです。


・血管を強くする基本は「食事」と「運動」(中略)

積極的に取りたい食品は何かといえば、野菜類や海藻類、豆類、キノコ類、雑穀などです。これらは食物繊維を豊富に含んでおり、食事で取り過ぎた脂肪を腸でからめとって体外に排出してくれます。糖質と食物繊維の多い食品を一緒に取ると、食後血糖値の上昇がゆるやかになることも知られています。

また野菜類には抗酸化ビタミンが豊富なため、血管を傷める活性酸素を無害化する働きもあります。ほかに、たんぱく質もしっかりとってほしい食品です。たんぱく質は血管や筋肉の材料になる成分で、たんぱく質が不足した低栄養の状態が続くと血管が弱くなり、脳出血などのリスクになります。たんぱく源として理想的なのは、魚です。


・日本にも天然の炭酸泉は存在します。その代表ともいえるのが、大分県竹田氏の長湯温泉でしょう。長湯温泉は、温泉地として1000年以上の歴史があります。(中略)

長湯温泉のほか、同じ竹田市内の七里田温泉も、濃度の高い炭酸泉として知られています。

そのほかの地域の天然炭酸泉としては、山形県小国町の泡の湯温泉、長野県南牧村の海ノ口温泉、福岡県筑後市の船小屋温泉などがあります。


・日本の温泉では、源泉で25℃以上、お湯1リットルに炭酸ガスが250mg(250ppm)溶けたものが炭酸泉と決められています。さらに高濃度炭酸泉というのは、炭酸ガス濃度が1000ppm以上のことを指します。高濃度炭酸泉は、医学的に明らかな生理作用が認められており「療養泉」とも呼ばれます。


・炭酸ガス自体には色もにおいもありません。炭酸泉は炭酸ガスが溶け込んでいるため、人の皮膚に近い、弱酸性のお湯になっています。


・炭酸泉には冷たさを感じさせる知覚を麻痺させる作用もあります。実際のお湯の温度より2~3℃高く感じるため、普通のお湯ではぬるいと感じる38℃前後の温度でも、炭酸泉では十分に暖かく感じます。このように、炭酸泉はほかの温泉にはない、明らかな生理作用があることがわかっています。


・炭酸泉の効果① 血管拡張の効果

炭酸ガスが毛細血管に入り、血管を拡張

人工炭酸泉のもっとも特徴的な効果は、血管を拡張させることです。


・炭酸泉の効① 血管拡張の効果(中略)

血流の抵抗が少なくなり、血圧や心拍が安定(中略)血管が柔軟になって血管年齢が若返る


・つまり、血管をやわらかくすることと、動脈硬化のプラークをできにくくし、血管が詰まるのを予防してくれるのが、炭酸浴の効用といえます。


・国際医療福祉大学の前田教授は、41℃の人口炭酸に15分ほど浸かることで、関節リウマチの疼痛や腰痛などが、有意に軽減することを確認しています。実は私自身も、炭酸浴の痛みの緩和効果を実際に体験しています。


・最近注目を集めているのが、炭酸浴によって「ヒートショック・プロテイン」がより増えるということです。ヒートショック・プロテインとは、熱などの刺激によって増えるたんぱく質のことです。ウィルス感染や活性酸素などで傷ついた細胞を排出し、新陳代謝を促進して修復する、いわば細胞の「修理屋」として機能します。また、このたんぱく質はNK細胞などの免疫細胞の働きをサポートすることもわかっています。


・炭酸泉の効果④ 自律神経への作用(中略)

自律神経のバランスを整える効果が大(中略)

自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。

交感神経は、活動時に活発になります。交感神経が働くと血管が収縮して血圧が上がり、心拍や呼吸も多くなります。バリバリと仕事をしているときや緊張しているとき、すごいストレスを感じるときは、交感神経が強く作用しています。

一方の副交感神経は休息、リラックスの神経です。副交感神経の働きが高まると、血管が拡張して血圧が下がり、心拍の拍動や呼吸はゆるやかになります。睡眠中や休息時、ゆったりとリラックスしているときは、副交感神経が活発になっています。体では通常、朝から日中は交感神経が活発になり、夕方から夜にかけて副交感神経の働きが高くなります。


・自宅でもできるようになってきた炭酸浴(中略)

大手メーカーの炭酸ガス入り入浴剤は、タブレット一錠を浴槽に溶かした場合、炭酸ガス濃度は100ppmほどに留まります。温泉法では炭酸泉と呼べるのは、250ppm以上ですから、人口炭酸泉と呼ぶには濃度が足りません。ただ、100ppmでも血流改善などの作用はある程度あります。病気の治療というわけにはいきませんが、健康な人が日々の疲労を癒やし、リフレッシュする目的で用いる分には一定の意味があります。


・濃度が低いというと、「入浴剤を何錠も入れれば濃度が上がるのではないか」と考える人もいるかもしれませんが、必ずしもそういうわけではありません。一度に2錠も3錠も使うと、入浴剤に含まれる香料などのほかの成分も濃度が濃くなるため、メーカーでも規定上に使用しないよう注意を促しています。市販の製品は基本的に、メーカーの定める使用法を守って使うことです。


・効果を得るカギは、炭酸浴を毎日続けること(中略)

特に高血圧や高血糖といった生活習慣病の予防・改善を目指すのであれば、少なくとも週に2~3回、できれば毎日、炭酸浴を続けてほしいと思います。


・温泉施設やスポーツ施設の炭酸泉は、濃度に注意(中略)

せっかく利用するのであれば、炭酸ガス濃度が1000ppm以上の高濃度の炭酸浴ができるところを選びたいものです。またもともとは高濃度でも、抜けてしまっている可能性もあります。


・温泉施設やスポーツ施設の炭酸泉は、濃度に注意(中略)

高濃度炭酸泉の特徴は、入ったときに肌表面に細かい泡がつくことと、入って数分ほどで、浸かった部分の皮膚がはっきりと赤くなることです。こうした点も確認しながら、効果的に炭酸浴が行えるかどうかを判断してください。


・炭酸ガスが溶け込んだお湯に浸かる「炭酸浴」は、恐ろしい血管事故を遠ざけ、血管を健やかに保ちます。


・何歳からでも炭酸浴はできますし、炭酸浴を半年、1年、2年と続けていけば、確実に血管は若返ります。


●書籍『血管年齢が若返る「炭酸浴」』より
川原 弘久 (著)
山田 哲也 (監修)
森山 善文 (監修)
出版社: 幻冬舎 (2015年12月初版)
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