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佐藤 可士和 氏 書籍『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』(日本経済新聞出版 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』(佐藤 可士和 著、日本経済新聞出版 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・本書で僕がおすすめしたいクリエイティブとは、アーティスティックな感性や表現方法のことではありません。「創造的な考え方で、問題を解決していくこと」、すなわち“クリエイティブシンキング”です。


・「クリエイティブシンキング=創造的な考え方で、問題を解決していくこと」という思考法は、大いに必要とされるスキルのひとつだと思います。


・クリエイティブマインドを磨くための方法は、(中略)

その中でも僕が最も重要だと思うのは、「そもそも、これでいいのか?」という疑問を抱くことです。つまり、過去の慣習や業界の常識といった“前提”を疑う気持ちがないと、物事はダイナミックには変化していかないだろうと思います。


・クリエイティブシンキングの原点は、さまざまな角度の視点から観察、検証すること。

たとえば、円錐形を見てその形を理解しようとしたとき、Aの視点からは「円」に見え、Bの視点からは「三角形」に見えたりと、見る角度によって同じものでも全く違ったものに見えることがある。さまざまな角度から観察しないと正確な形が把握できない。


・頭の中の考えを言語化する


・うまく本音を引き出そうと思ったら、“仮説をぶつけてみる”ことが一番でしょう。「あなたが一番強調したいことは、こういうことですよね」「こんなことを目指しているんですよね」など


・ビジネスパーソンにとっては、表やグラフを使って説明することはあっても、“絵”を使うことはほとんどないのではないでしょうか。


・プレゼンテーション------説得より共感を(中略)

プレゼンテーションは説得の場ではありません。仕事を一緒にやっていく人たちの共感を得る場だと思っています。


・リサーチよりリアリティ(中略)

このリアリティをつかむために大切だと思うことのひとつは、「人間の根源的な部分に訴える」ということです。


・リサーチよりリアリティ(中略)

時代に左右されない人間の根っこの部分を掘り起こし、本質的な価値を中心に置く戦略を組み立てることにより、新たな突破口が見えてくる可能性は大きくなるのではないかと思うのです。


・デザインとはビジョンを形にする仕事です。そして、そのビジョン自体は皆さんが作り出すものなのです。


・コラボレーションを“対等に能力を引き立て合う”と広義に捉えれば、会社内での通常のビジネスシーンでもコラボレーションの生まれる可能性が高くなります。これは、チームワークの考え方の原形とも言えると思います。


・企業スローガンは、会社の理念や目的を集約した言葉であり、社会に対して自分たちのビジョンを明確にして発信していくためのものです。


・デザインとは、問題を解決するために思考や情報を整理して、コンセプトやビジョンを導き出し、最適な形にしてわかりやすくその価値を伝えていく行為です。「デザイン=表層的な形や美しさを作ること」と思われがちですが、デザインを“ソリューション”として捉えるべきだと思います。


・子どもたちは「遊び」という行為を通してすべてを学んでいくのだということです。


・さまざまな分野で活躍するトップランナーの方々ですが、どんなにお会いしても必ず共通しているところがあります。それは、非常に深く本質的なところに到達しているということです。“何か”を追求し続けて極めると、どこかである一線を突き抜けることができ、今まで見えなかった本質の世界が見えてくるのだと思います。


・フィッシングブランドのダイワの方に誘われ、相模湾にカツオの一本釣りに出かけたことも、非常にリアリティを感じる体験でした。(中略)

釣りというよりは、どちらかと言えばハンティングに近い非常にラディカルな感覚で、普段の生活では絶対に体験できない、まさに地球や生命の営みを身体で感じるダイナミズムを体感することができたのです。


●書籍『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』より
佐藤 可士和 (著)
出版社: 日本経済新聞出版 (2010年6月初版)
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