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吉原 珠央 氏 書籍『その言い方は「失礼」です!』(幻冬舎 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『その言い方は「失礼」です!』(吉原 珠央 著、幻冬舎 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・失礼な言動は、自分がされたときは気づきやすく、自分が誰かにしてしまったときは気づきにくいものなのです。


・失礼な人ほど「自分は正しい」と思っている


・「疲れて見える」と本人に伝えるな(中略)

病気で退院したばかりの70代の男性は、「『やつれている』といわれたら『病人みたいに見えますよ』といわれているのと同じだから傷つきます」(中略)と憤っていた(中略)


・「疲れて見える」と本人に伝えるな(中略)

疲れていること自体、自分が一番よくわかっているので、「○○したほうがいい」といわれることに辟易(へきえき)してしまいます。


・「運動したほうがいいですよ」などという言葉は、相手の健康を心配しているように聞こえるかもしれませんが、実は、目の前の相手の心理状態や生活面のリサーチ不足による短絡的なコメントにすぎません。


・「かわいそう」は上から目線(中略)

「かわいそう」という言葉には「残念ながら今のあなたは、とても哀れで不幸です」という烙印を勝手に相手の未来に押しつけており、余計なお世話であると私は常々感じています。


・「かわいそう」は上から目線(中略)

「かわいそう」という言葉には、相手に共感、寄り添うような温かさが感じられないのです。


・「質問をされる=答える」ではなく、「質問をされる=感謝+答え+相手を巻き込む質問・提案」という流れを定着させていきましょう。


・メールが長いと、人は離れていく(中略)

質問されても調子に乗って喋りすぎるな


・相手の「失礼」は自分を磨くヒントになる


・「うちの旦那」とはいわないほうがいい(中略)

「敬語の使い方は大丈夫かな?」と気になることもあります。


・「句読点(くとうてん)」を「くどくてん」といったり、「『情けは人の為ならず』だから、部下を甘やかしてはいけない」などと意味を履き違えてる場合も見受けられます(「情けは人の為ならず」=人に親切にすれば、いつかよい報いが自分に返ってくるという意味)。


・言葉には、どこかしら、その人の本性がにじみ出るものです。


・「氏より育ち」とは、人は家柄や身分ではなく、育った環境やしつけのほうに強い影響を受けるという意味です。


・「だから」は不快感を与える言葉


・「だから」は不快感を与える言葉(中略)

例えば、「だから」「っていうか」などの言葉を連発している場合です。これらの言葉には、自分の意見は絶対的に正しく、また自分が発言する時間を人に邪魔されたくないといった傲慢さを感じます。


・肝心なのは、相手の時間を奪わないという意識なのだと考えています。


・「やっぱり」「やはり」という言葉を連発していると、「自分のこだわりが強い人」「頑固な人」「勢いで話す人」といった印象を強めてしまいます。


・「やっぱり」という言葉を使うとき、私たちは確信に満ちた「そんなの当然」「私にとっては当たり前」「相手をどうしても説得したい」といった気持ちがあることは否めません。(中略)

「やっぱり」を多用している人


・講演や研修、地域や学校の保護者の集まりなどで、質問の時間であるにもかかわらず、自分のことを延々と話すのは避けたほうが無難です。


・「能ある鷹は爪を隠す」といいますが、まさに知的な人ほど人前で多くを語らないという共通点があるように思います。


・私が質問するときは常に「自分だけが知りたい情報か」、あるいは「自分以外にも、この質問の答えを知りたいと思う人がいるか」という視点を持つようにしています。


・「遅くなりました」は謝罪ではない(中略)

「遅くなりました!」は謝罪ではなく、単に状況報告をしているにすぎません。申し訳ないという気持ちはないに等しく、謝罪の気持ちは一切感じられないのです。遅れるというミスは、遅れた当事者が軽く流してしまうと、その後、不誠実な印象がついてまわることになります。


・「偉いですね」は要注意(中略)人を見下したようなものの言い方


・「偉いですね」は要注意(中略)

小さい子どもに「お手伝いができて偉いね」というのとは違って、自分よりも目上の人に対して使うと、なんとなく小馬鹿にしたように聞こえてしまいます。(中略)

「それはなかなかできないことです(中略)」「素敵なことですね」「尊敬します」というほうが、懐の深さや素直さがより伝わると思うのです。


・「後ろの人」に気を遣えるか(中略)

出入りする際、(中略)「後ろの人」のためにドアを押さえて開けた状態にしている人には、年齢を問わず、「なんて素敵なのでしょう!」と思わず声が出てしまいそうになります


・「後ろの人」に気を遣えるか(中略)

化粧室(中略)次の人が気持ちよく洗面台を使えるように、日頃から洗面台に髪の毛やファンデーションの粉などがついていると、手をすすぐときの水をかけて洗面台をきれいにしておく


・副詞をプラスした言い換え(中略)

①さらに
「ご活躍を願っています」→「今後も、さらに活躍されること願っています」

②ずっと
「応援しています」→「ずっと応援しています」


③より
「この部分を修正していただけると、説得力が増します」→「この部分を修正していただけると、より説得力が増します」


・副詞をプラスした言い換え(中略)

「どうか」「ずっと」「より」「ぜひ」「ぜひとも」なども同様に活用した言葉です。


・「せっかく」は共感力ナンバーワンの言葉(中略)

「せっかく○○してくださったのに・・・・・・」といわれて、気分が明るくなった


・気が利く人というのは、「あれもこれも、今しなくては!」と思いつきで動くのでなく、「今はやめておこう」という、「引く行為」もできる人のことをいうのです。


・他人には求めない(中略)

私は恩着せがましく「次の人のためにドアを開けてあげたのに、会釈もないのが残念だ」と感じることもあります。客観的に見ると、相手に頼まれたわけでもなく自分で勝手にしたことであり、相手にしてみたら必要がなかったことかもしれません。


●書籍『その言い方は「失礼」です!』より
吉原 珠央 (よしはら たまお)  (著)
出版社 : 幻冬舎 (2020年9月初版)
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