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ジェーン・スー 氏 書籍『おつかれ、今日の私。』(マガジンハウス 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『おつかれ、今日の私。』(ジェーン・スー 著、マガジンハウス 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・自分で自分をなぐさめる方法をいくつか持っていよう。どうやったら自分が癒されるのか、いろいろ実験してみよう。ベストのやり方が編み出せたら、次はもっとうまく凌(しの)げるはずだから。


・気の強さだって、口の悪さだって、破天荒なエピソードだって、男ばかりが偉くなっていく会社で負けないための、ケイミ先輩なりの武装だったかもしれない。(中略)

ケイミ先輩にとってなにがしあわせかを私がジャッジするなんて、いちばん不遜なことなのだ。


・矮小化。最近よく耳にする言葉だ。本質とは異なる部分をクローズアップして、取るに足らない些細な問題にすり変えてしまうこと。人の気持ちに対してやると、致命的になる行為。


・上手に休むのも能力だ


・上手に休むのも能力だ(中略)

頑張り屋さんのスイッチは非常に固いから、思い切って力ずくでオフにするしかない。後ろめたくなる必要もない。非難されても耳をかさないで。だって、あなたはいま休むことを頑張っているのだから。


・「おつかれさま」は本当に便利な言葉。外国語にはそれに相当する言葉がないと言われるが、ザッと調べたところ、確かに韓国語以外にはそれに近しい言葉が見つからなかった。


・思わしくない結果を受け取った人にも「おつかれさま」と声をかけたくなるのは、「あなたがよくやったことを、私は知っている」と伝えたいからだ。(中略)

つまり、「頑張り」と「報われ」が正比例するとは限らないことが、少なからずあるってこと。結果なんて、自分の努力次第ではどうにもならないことばかり。だからといって、頑張りたくないとは思わない。誰にだって、やらなきゃいけないときってあるものあるもの。しかも、何度も!


・お金はあくまで、欲しいものを手に入れるためのツールだ。なのに、「支払う」という行為に快感を覚えてしまう。


・なにを考えているかわからない相手はたいていなにも考えていない


・自分のことをいちばんわかっていないのは自分自身、なんて言葉をよく聞く。この場合の「自分のこと」って、性格や行動のクセを指すのだろう。(中略)

もっと難しいのは、体と心が一体になったネガティブ状態をリアルタイムで把握すること。疲れているかは、ギリギリ自分でもわかる。でも、弱っているか否かの認知はとても難しい。


・あとは顔さえ洗えば寝られるのに、それが面倒で何時間も無駄に夜更かしをしてしまうことがある。あれ、なんなんだろう?


・「じゃぁ、本当に必要とされているってどういうことなんですか?」とあの子が言う。それはね、こちらから与えたときに、自分の持っているものが増えたような気持ちになることだと思う。与えれば与えただけ削られるような気持ちになるなら、相手から求められていないものを与え続けているか、自覚的か無自覚かは別として、相手があなたを利用しているかのどちらかだ。


・誰かと仲良くなりたかったら、嫌われないように気を使って本心を隠すんじゃなくて、本音で話すしかないんだよ


・悪口を言い続けると、「私はさみしい」と言い続けているようにしか聞こえない(中略)

彼の印象はひたすら悪くなっただけだし、その上に傷ついた心の持ち主で、さみしくて仕方がないんだというメッセージしか伝わってこなかった。


・誰かにしあわせにしてほしかったら、相手のしあわせを真剣に願うしかない。だから、私は私のしあわせを真剣に願っている人のことをしあわせにできない(中略)

友人、親子、恋人、配偶者。関係が密になればなるほど、愛をもってかかわる相手には、いつしか必ず不満が募る。どうしてこうしてくれないの、どうしてそういうことをするの、と。


●書籍『おつかれ、今日の私。』より
ジェーン・スー (著)
出版社 ‏ : ‎ マガジンハウス
発売日 ‏ : ‎ 2022/12/8
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