FaxDMトップ > FAX DMの豆知識 > FAX DM全般について > 今さらFaxDM?

[ FAX DM全般について ] 

今さらFaxDM?

よく、FaxDMについて 「今さらFax?!」 「最近はどうなの?!」と言う声を聞きます。しかし、私の考えはこうです。

結論からいうと書店向けで言えば多少は減ることはあっても今後も受注のツールとして大いに費用対効果の高い活躍するものだと考えています。

理由は大きく3つあります。

出版業の流通である書店にはパソコン等のインフラの環境がまだまだこれからで最近は少しづつ環境が整いつつありますが、それでも忙しい書店がWebやメールから本の注文を毎回するということを想像できますでしょうか?

では、具体的にご説明しますね。確かに最近のインターネット環境には本当に便利で私自身、本やCD以外で食品なんかも買ったりすることもありインターネットの利便性には心から感謝しているひとりです。

しかも、買物だけでなくビジネスの集客でも、インターネット・マーケティングを利用していてかかせないものになっていますし、今後もこのネット業界の産業は大きく伸びていくことでしょう。

書店向けにFaxでDMを送るのは費用対効果の高いツールです。その理由は?

それでも、書店向けにFaxDMに向いてるという理由のひとつにこんな理由があります。

以前、勤めていたFax同報の会社で見込客を探すためにどうしたら効率よく集客できるか?という課題が常にあり、一日に何百件もテレアポをしていました(苦笑)。

そんな中、先ずは業界を絞ることにし出版業界が書店向けに新刊案内を送るニーズがあるということがわかり見込客のリストを作ろうと考えた結果、Faxが送られてくる書店に版元から届いた原稿をもらいに訪問し、原稿を見ればどこの版元で担当が誰か、そして電話番号まで書いてあるリストができあがるのです。そのために何件も書店に飛込みをしました。

そんな中、仲が良くなった書店さんに一日どのくらい出版社からFaxDMがくるのか聞いて見るとなんと、平日ですが100枚くらい届くとのことだったのです。ということは1ヵ月に営業日だけで考えると約2200枚になるということです。それだけ一日に新刊が出てるということは、その本の情報をわざわざパソコンを立ち上げインターネットで検索したりメールの情報を見たりということが想像できますでしょうか?

しかも、数ヶ月も届いた原稿をもらうとよくわかりますが、Faxがくる版元とまったくこない版元がはっきりとわかれますので実際には新刊の数はもっと多いということです。

ちなみにその書店の注文比率はFaxDMや郵送DMで注文を決めるのが7割を超えると言っていました。また、紙代やトナー代の維持費が大変だと嘆いていました(笑)。

書店向けにFaxでDMを送るのが有効な2つめの理由

続いて、FaxDMが書店に向いてると二つ目の理由が、非常に簡単に本の注文ができることにあります。

本の注文方法はどのようにやってるかご存知ですか?多分、こんなふうに想像しますでしょうか。出版社に本のタイトル、著者名、値段、注文冊数、ISBNコード(簡単にいうと商品コードのようなものです。)を注文書みたいなものに記入して、捺印して郵送するみたいなイメージありませんか??

実はもっと簡単に注文ができるのです。

本の流通は少し他業界と比べ異なります。出版業界は返品が自由な「委託制度」という取引形態を取っているために基本的に出版社が出した本は「取次」と呼ばれるところを経由して書店に届くようになっています。そのため取次は全国の多くの書店を把握するために書店に「書店コード」というものを割り振っています。よく企業である顧客番号みたいなのものですね。

具体的にどのように簡単かというと出版社から届いたFaxに注文印や番線印という項目があって、書店がその本を注文する場合には番線印と呼ばれる書店ごとのコードや都道府県名、市区名などが入った簡単にいうゴム印があり、それを押して注文冊数を記入するだけなのです。

だから注文する書店にとって忙しい業務の中で、しかも次から次へと新刊が出る注文を簡潔にできるというのは願ったりなのです。参考までに下記がよく使われる注文欄のサンプルです。

注文欄サンプル


書店が欲しい情報とは?~3つめの有効な理由~

また、実際に弊社でこんな質問アンケートを書店に対して行いました。

▼一番必要としている情報は何か?
その回答ランキングは
1位:売れ筋書籍情報をFaxや郵送で欲しい。   ・・・・・  64%
2位:新刊案内をFaxや郵送で欲しい。    ・・・・・  58%

多くの出版社がFax以外で販促をしたいと思っていますが変えたくても変えられないという理由がここにあります。

参考までに、以前私が勤務していたFax同報会社で営業をしていた際にはこんな業界が多くの売上を締めてました。

業界
配信先
出版
書店向け
医薬品メーカー
薬局向け
市場
魚屋向け
新聞社
新聞配達店舗向け
音楽メーカー
レコード・CD販売店向け
不動産協会
不動産向け

いわゆる「どこの街にもあるお店 」には情報頻度は高く伝える数も多いが、受けて側にはパソコンのようなインフラ環境がこれからのため伝達手段の多くはFaxに依存せざるを得ないケースが多かったのです。

また、書店意外でもあなたが前に述べた業界に販促したい場合には名簿があるかどうかですが、FaxDMをお試しすると他の媒体と比べても費用対効果の高い結果がでるかも知れませんね。