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[ 出版業界の専門用語 ]

返本とは

返本とは、書店が仕入れた本を出版社や取次を通して返すことです。簡単にいえば書店が売れ残った本を出版社に返す、いわば売れ残ってしまった本。返品ともいう。
   
出版社は「思い」だけでは本を出しません。数百万円のお金ををかけ、ベストセラー、ロングセラーを狙って本を作ります。残念なことに例外もあるようが、最低でも初版は無くなるように出版します。

しかし、現実はそんなに結果にはならず、2004年は36.7%の返本率になっています。この返本になった場合は、出版社がお金を出して破棄します。しかも、返本されてきた送料までも出版社負担だそうです。すごいリスクですよね。また、ここ数年の返本率を見ると

・2000年 39.4%
・2001年 39.1%
・2002年 37.7%
・2003年 38.8%
・2004年 36.7%
・2005年 38.7% となっている。

出版年鑑より