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[ 出版業界の専門用語 ]

重版とは

既刊の書籍を、同じ版で増刷することを重版と言います。出版業界では2刷りとも呼ばれ、新聞広告でも見かける3刷り、4刷りといったのも刷り部数が増えたもので同じです。


「増刷」との違いは、「版」を改めることがないのが前提になります。つまり、誤字や脱字など修正をせずにしたものが重版。たとえば、本の奥付に「第2版 第5刷」と書いてある場合、「第2版」とは「初版」が発行されてから版を1回改め、その「第2版」を使って5回目に印刷した本、という意味です。


また、「再版」とは前に出版した本を同一の紙型や原版を用いて、再び出版することになります。ちなみに、「重版出来」は、「じゅうはんでき」と読むのではなく、「じゅうはんしゅったい」と読むのが正しい読み方です。