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[ FAX DM 原稿作成のコツ ] 

FaxDM原稿の作成にあたって

FaxDM原稿の作成にあたり押さえるべき8つのポイントをご説明します。


1、FaxDM原稿の大きさは?(用紙のサイズについて)

通常、原稿サイズが大きければ書く情報量も増えるし、目立つので有利といったことを考える方がいますが、こと、この書店業にはあまり当てはまりません。なぜなら、受け取る書店側に配慮しないといけないからです。つまり、受け取る書店には電話兼用のFaxを使っているところがあり受信環境がA4サイズがあるからです。

つまり、受信環境に合わせた大きさ「A4」サイズをを選択するのがもっともオススメです。また、ある程度の規模の大きい書店だとしても、よく企業にあるような大きなレーザープリンターを使っている書店さんは少ないのが現況です。

例えばB4サイズで送ったFaxDMが受信側の環境の理由でA4サイズのみしか受信できない場合、どうなるのでしょうか?

この場合、どのように届くかといえばA4サイズに縮小されて届くのです。ですので、B4サイズは情報量は多く書けますが書店には読みづらい案内になるわけです。

ですので重複しますが、受け取る書店側に配慮した大きさ「A4」サイズがもっともオススメです。もしくは大きくても「B4」サイズまでとするといいでしょう。


2、FaxDM原稿のドキュメントは何で作るの?

結論からいうと、どんなもので作成しても問題ありません。参考までに出版社が作られる場合でもっとも多いのが、イラストレータ(Adobe Illustrator)が多いです。他のドキュメントとしてPDF、マイクロソフトのワード、パワーポイント、エクセルなどが一般的です。

もちろん、これはあくまで参考例ですので、あなたが日頃よく使われるドキュメントで作られると良いかと思います。但し、当社でお受けできるドキュメントはwindows環境下のものとなります。また、ごくまれに、パソコンの環境違いから特殊のフォントなどは似かよったフォントに置き換えられるケースがありますので推奨はPDFファイルでの受け取りです。


3、FaxDM原稿の字体(フォント)は?

最近は手書きで作るということは少なくなってきましたが、FaxDM原稿を見ると以外に多いのが「明朝体」での原稿です。確かに読みやすく多く使われている字体(フォント)です。
   
ただ、この「明朝体」での原稿はFaxで送る場合は向きません。なぜなら、「明朝体」は字体が細いためFaxだと読みづらくなるからです。特に大きさや受信側に依存しますが、最悪字の線が消えてしまい読めなくなることもあります。

オススメの字体(フォント)はゴシック体です。ただ、より強調したい点などは違う字体(フォント)を使われると思いますが、私がよく使うのが「創英角ゴシックUB」です。この字体(フォント)はFaxで送ると見やすく目立つ字体(フォント)です。

また、字体の大きさ(フォントサイズ)は10以上を使いましょう。 書店さんは前にも述べましたが、電話兼用のFaxを利用しているところがあり、この場合の受信後の原稿クオリティは劣化することが考えられますので極力大きな読みやすい字体(フォント)を心がけましょう。せっかく作った原稿が読まれなくては意味がありませんので。


4、FaxDM原稿の余白は?

以外に多いのが、この余白ギリギリに作られるFaxDM原稿です。余白は、左右および下部には最低1cm以上、上部は宛名印字しますので最低1.5cm空けるように心がけましょう。なぜなら受信環境によって左右上下の余白環境が異なり届いた原稿が切れることがあるからです。

つまり、あまり余白がないと受信側のFax機によって原稿が切れて届くケースもあり、その場合肝心なところが切れて読めないといったことがあるからです。これは過去あった例ですが、FaxDM原稿の下部には注文返信先となる先となるFax番号を明記するところが多いですが、肝心の注文をしたくてもFax番号が切れていたということがあるからです。

もちろん、この場合わざわざ書店さんはFax番号を調べて注文をすることは少ないと思います。


5、FaxDM原稿に写真は?

通常の広告には写真や本の背表紙は欠かせないものだと思います。しかし、このFaxDM。ご存知のように届くものは白黒です。(最近はカラーFaxというものがありますが書店業には先ず稀と思って下さい。)ですので、写真や背表紙を使う場合は、送った場合にカラーが黒く潰れて見えなくなるものなのかを判断する必要があります。

但し、掲載の大きさを変えることや、濃さを薄くするなどで潰れるのを防ぐこともできるかと思いますのでご自身でテストをお試し下さい。ちなみに、出版社が書店に送る場合、この本の背表紙を使うケースが大半です。また、原稿が濃い(黒が多い)と受信側のトナーを多く使うためクレームが来たといったケースが過去あったそうです。


6、メリハリのあるFaxDM原稿を作るには

特に訴えたい箇所は、太字にしたり、文字サイズを大きくして目立つようにしましょう。 最近の本の傾向も字体が大きく改行が多かったりします。これは読みやすさを追求した結果です。

また、線や枠、罫線もうまく活用しましょう。特に枠の部分から見る傾向もあります。但し あまり多く使うと見づらくなります。強調したい3つくらいに絞りましょう。


7、注文欄を設ける

この業界は書籍の情報をFaxでもらい、注文もFaxで行う習慣があります。注文欄には書店の番線印と呼ばれる書店個別ごとの簡単に言うとゴム印があり、そのゴム印を押しますので注文枠を大きく取りましょう。 また、この書店業は1冊だけでなく何冊かまとめて注文することも多くあるので注文冊数の項目を設けましょう。実際の注文方法について知りたい方はコチラ


8、FaxDM原稿が完成後に確認すること。

FaxDM原稿が「シンプルになっているか?」を心がけて下さい。書店さんはFaxで届いた書籍情報を仕入れるのか数秒で判断していることが多いものです。誰が見てもわかりやすいという配慮を心がけましょう。