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[ 出版業界のトピックス ]

新書の活況 (紀伊国屋書店大手町ビル店 店長)

2006年12月16日、日本経済新聞に「新書の活況」について、紀伊国屋書店大手町ビル店長、野口敦郎氏のコメントがありましたのでご紹介いたします。

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今年の紀伊国屋書店全店の書籍売上(単行本・新書)ベスト10は、「国家の品格」を筆頭に新書が4冊ランクインしました。今や新書は、最近相次ぎ創刊された「朝日新書」「幻冬舎新書」などを含めて20社を超え、当店の売り場スペースも1年前の約1.5倍に拡大しています。

毎月各社から5冊前後の新刊が出版され、内容も従来の教養書的なものより時代のキーワードや社会的なトピックスなどを解説したものが増え、雑誌感覚で読まれるようになっていることを実感しています。

特に当店は、場所から常に新しい情報を求めるお客さまが多く、新書もそうした方々の目に触れやすいよう、平積みを多くしたり売れ筋をワゴン販売するといった工夫を凝らしています。

当分は続くと思われるこの新書ブームがけん引となり、さらに出版全体が活気を増していくことを願っています。

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〒100-0004
千代田区大手町1-6-1 大手町ビル1F
TEL  03-3201-5084
FAX  03-3213-8481
営業時間 10:00~20:00
定休日  毎週土・日曜日及び祭日


ここ数年、部数を伸ばしている新書。紀伊国屋書店、店長のコメントから読者の傾向が伺えます。というのは、新書は荷物にもならず、かさばらず、金額も安い。そんなことから、社会の風潮に合わせたもので、雑誌感覚で読まれているようです。