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[ 書店について ]

書店員に伝えなければいけない大切なこと

書籍をつくったあとに、書店員に伝えなくてはいけないこと。それは、編集の意図です。つまり、その本ができた経緯や背景、思いを伝えることで、はじめて「読者に伝えなくては」と共感するものです。

書店向けに送る原稿を何百件と見ていると共通している点。それは、商品説明になっていることです。すなわち、原稿には、本のタイトル、サブタイトル、著者プロフィール、目次などが書かれています。

それより伝えなくてはいけないことは、

「なぜこの本ができたのか?」、
「こんな課題や問題を抱える人がいるから本ができた。」
「その書籍を通じて読者に何を伝えたいのか?」

こんなことのほうが、書店員が読者に伝えたいと感じるものです。

幻冬舎の石原正康氏が出演したNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の中で、登場する「リブロ吉祥寺店」の店長が言っている言葉があります。

 「編集の意図が伝わらないと、お客様にも伝わらない。」
   
次から次へと新刊が出る供給過多の中、書店員もどれをお客様にオススメしていいのかわからないのです。だから、その書籍の説明より、どうしてその書籍ができたか?を伝えることが重要なこととなります。また、そんな意図がわかると、その書籍を読みたくなるものです。そんなきっかけをつくることが、大切です。  
                  
    
●プロフェッショナル 仕事の流儀
編集者 石原正康の仕事 ベストセラーはこうして生まれる
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発売日:2007/4/27
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●リブロ吉祥寺店
〒180-8520 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-5-1 吉祥寺パルコ B2F
Tel:0422-21-8122  
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