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[ 書店について ]

語りかける看板 (アメリカにある書店開店時の事例)

※「書籍販売の手引」 より

書店を開店するにあたり、その場所を借りたその日から、道路に面したところに、巨大な文字で、毎週、宣伝文句をかえていったのである。たとえば最初は、

  「あなたはここに、本屋があったらと思いになりませんか?」

つぎの週には、

  「では、ここに本屋を作りましょう」

さらに、

  「あと二週間でお目見栄します」

  「あと、二、三日で開店します」

  「お待たせしました。十月二十日午前九時、開店!!」


ほんとの話、店のドアが開かれる前に、ドアがこわれてしまった。まったくうまいやり方である。
       
           
※「書籍販売の手引」 より
米国書店組合連合会 編集
豊島 宗七 翻訳
日貿出版社 (1982年11月初版)
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