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[ 出版業界について ]

各出版社が発行するPR誌

各出版社が発行するPR誌とは、出版物の書評やインタビューなどを主に掲載したもので、書店で無料配布されているものです。大きさはA5判。


有名なのは、新潮社の『波』や文藝春秋の『本の話』、講談社『本』など。もっとも古いものは1897年(明治30年)創刊の丸善『学の燈』(1902年に『学燈』に改題)。


その他には、岩波書店の『図書』、集英社『青春と読書』、有斐閣『書斎の窓』、光文社『本が好き!』、毎日新聞社の『本の時間』、東京大学出版会の『UP』、みすず書房の『みすず』、筑摩書房の『ちくま』があります。
  

一冊でひとつの出版社のものしか読めないのが残念ですが、各出版社のファンには自分では気づかなかった本が見つかったり、普段あまり目立つことなくこっそりと売れ続けている本に出会うことができるのが特長です。


中には、そのPR誌でしか読めない著者インタビューや対談記事などが掲載されており見る価値ありのPR誌です。また、出版社だけでなく書店で発行しているケースもあります。ジュンク堂の『書標』(ほんのしるべ)や、有隣堂の『有隣』などが有名です。